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ドラゴンズドグマ2-鼓動は廻り荒野は続く-

■1人用
■PS5,steam
■オープンワールドアクション
■30~60時間

待ちに待ったドグマの新作。
ドグマは一通りプレイ済み、初プレイ・思い入れがあるのはドグマオンライン。今もやりたい。いや、今だからこそやりたい。

steamでいまだと賛否両論になってるけど、声が大きい人が文句を言ってるのを鵜呑みにした人がオススメしない、にしているだけだとおもうので、後ほど記載しますが
スカイリム系のごりごり渋いゲームすきなら絶対楽しめる
オープンワールドのサブクエスト好きはやったほうがいい

だとおもってます


全体的にネタバレなしの感想
他のドグマタイトルと比べて、というよりゲームとして、みたいな感想のつもりです。



わたしはね、めちゃくちゃ楽しんだよ



最初に言っておきたいこと

このゲーム私はめちゃめちゃ好き
剣と魔法とドラゴンのごりごりの西洋ファンタジー。
今のエフェクトもりもりでも、スマートな戦闘でもない
巨大な敵の背をよじ登り、重たい一撃を避けて、そして相手の弱点を狙う

本当にものすごく泥臭い。

私はこのゲームを「硬派」なゲームだと思っている
地道に地を歩いて、地図にない洞窟をみつけてもぐりこんだり、遺跡の跡地の宝箱を開けたり、咆哮と共に森の奥から現るサイクロプス、ふらりと立ち寄った先にいる絶対に勝てないだろ!!って叫びたくなる竜…
とにかく足で歩んで発見をして、まだいけるって無茶して死んで…みたいな旅を楽しむゲームだなとおもう
そういう意味でスカイリムとかそういう硬派なゲームだなっておもうわけです。

洞窟の中で大暴れするオーガ
狭いのに飛び回るな!!!

サブクエストの発生アイコンなんてものはもちろんないし、便利なワープなんてものも基本的にはない。

でも敵から命からがら逃げきれた時、ポーン(おとも)がおとりになってくれたとき、なんとか休める焚火跡を見つけた時…なんかそういういつだってなんだか余裕がない旅をする、そういう体験ができるいいゲームだなって思うので、そういう硬派なゲームを遊びたい人、そういうので遊んできた人にはめちゃめちゃ刺さると思う。

一応ストーリー気になるよ勢に伝えておくと
サブクエストの選択内容やクリア方法でサブクエが派生したり変化があるタイプです
牢屋にいる人を
助けるor助けない
鍵を盗むor手に入れるor壊す
牢屋番を倒すor買収するor変装する

みたいな感じで解決手段がいくつもあって(思いつくことを試せる)それによってパターンが用意されてる…みたいな
面白そうだよね…?正解、めちゃくちゃ面白いです。


戦闘

これはmy覚者のHiroshi

なんといってもドグマといえばよじ登り。
サイクロプスや、ドラゴン、巨大蛇、そういった巨大生物の体にしがみついて、よじ登るとより効率的に弱点を攻めることができる。
もちろん地面で戦うこともできるし、遠隔ジョブもある。

基本的な
ファイター・アーチャー・シーフ・メイジ
のなかから好きなジョブを選ぶけど、大きな町のギルドや宿屋でいつでも変更できる。

それとは別にまたサブクエの達成でジョブが解放されるのでトータルでみると10ジョブくらいあるので、旅をしながらいろんなジョブを触ってレベルを上げていく。
またジョブごとにパッシブとセットスキルがあるので、それも一度解放すると他のジョブでも付けられるようになったりする。

個人的にはアーチャーが好き
火力がめちゃくちゃ出るのと夜闇にまぎれたゴブリンを倒すのにいい。
まあでも当たり前だけどPS5だとちょっとエイムがしにくい。
ので、ボタン一つで火力が低いけどオートエイムもできる。便利!

HENTAIになってしまったHiroshi


嗚呼無常


とにかく敵が容赦ない。
例えばよくある「敵に見つかってもある程度離れるとあきらめる」みたいなのがほぼない。
それこそ敵の描画距離の限界で消えるとかしない限り無限に追ってくる
夜になれば通常の敵に加えて骸骨やゾンビがわいてくる。
夜にはゴースト系のボスがわく。
ちょっと進めば敵が出てくるので、とにかく夜の移動は連戦になる。そうこうしているうちに摩耗していって押され負けする…なんてことがざらにある。

大型の敵が、好き勝手暴れていて絶望してる図
(このあとグリフォンも来る)

昼間もゴンドラに乗ってればハーピーやグリフォンが襲ってくるし、洞窟の壁に擬態するリザードマンが落ちてくる。
なんなら拠点の町の中にも敵が沸くしNPCは重要かどうかにかかわらず全員死ぬ。

とにかく無常
敵がやりたい放題
私たちは蹂躙される側

そういう世界観だとは言えシステム的にも「敵に絡まれて油断してるとめちゃくちゃ消耗する」ように設計されている。
というか敵の攻撃を受けるとこっちもノックバックするので囲まれると兎に角ぼこぼこにされる。
結構理不尽に感じるシーンも多々あるけど、そもそも囲まれないように立ち回るべき+ポーンたちの編成とかを変える必要がある。

そういう試行錯誤したり、消耗品だけど魔法が使えるやつとかをつかったりしてきりぬけることができる
ギャーッ死んだ!くそが…みたいな気持ちでやれるいいゲームだなとおもう。

この顔めっちゃ好き(なんかいつも肌面積が多い)


あと、個人的に「取り逃し要素」「見逃し要素」って言われるゲームの要素がたくさんあったり、竜憑きっていうものがあってNPCが全滅するイベントみたいなのもあったりする(蘇生は可能だし、重要NPC以外は数日で生えてくるのでまあイベントレベル)あたりもすごい硬派なゲームだなってかんじがします。
令和のゲームじゃなくていいかんじ。めちゃくちゃ好き。世界が理不尽でこっちを淘汰しに来てる。


ポーンたち


←新しい服も変態になった覚者
おさがりを与えられてしまったポーン→

ドグマのコンセプトの一つに「1人プレイだけどみんなで旅をしている感じがある」という点をカバーしてくれる存在。
相棒ではあるけどちょっとポンコツなところが愛しいね…


さすがにごめんってなったやつ
変態ショットばっかスクショ撮っててごめんね


もちろん彼らにもジョブを設定することができて、全部でたぶん7種類くらい。スキルもプレイヤー同様ジョブをまたいで共有できる。また、その専従ポーン以外にも野良ポーン(他のだれかのつくった専従ポーン)をオンライン経由でレンタルすることができ、計4人パーティで冒険に出られる。

パーティのロール構成や見た目の好み、それからポーンが覚えられる特殊スキル(例えばアイテムの自動合成や、アイテム使用して体力サポートをしたり、攻撃優先だったり)でどんどんパーティを変えていくのがいいと思う。

私は、敗北してやぶれかぶれで逃げた先の道にいたから雇ったポーンが強くて最終的に一番連れ立ったポーンになった。
他にもポーン返したときに私のポーンを借り換えしてくれた人がいたり、なんとなく他の人とつながってるなって感じがあっていい。

全員遠隔PTとかもやってみたけどなかなか面白かったのでどんどんいろんなポーンをレンタルして、どんどんいろんな編成をしてみてほしい


サブクエスト


スフィンクスと知恵比べができる
ちなみにこれはマジで全然関係ない石碑

このゲームの好きな所がこれ。サブクエストがいい。
ここでいう良いは「ストーリーがいい」って意味じゃなくて
「ちゃんと世界に根付いている人たち」だってところ。

前半でも書いたんだけれど、オープンワールドのサブクエストってネームドNPC(モブ)が何回か出てくる連続クエスト…だったり、なんなら1回限りの使い捨てってことも多いと思うんだけど、ドグマ2はサブクエストが他のNPCに影響を及ぼしたり、サブクエで選んだ内容が他のクエストに反映されていたり、逆に本編で選んだ内容がNPCに影響したりする。

それがなんだか「このキャラクターを変えたのは私なんだな」「彼らはこの世界で生きているんだな」みたいな感情が出てくるというか。
ただの寄り道コンテンツじゃないところがとてもいいなって思う。
ちゃんと世界のあちこちに行って、色んな人たちに会って、見つけて、探索して、それがサブクエスト(誰かの問題を解決したりする)につながるって、個人的にはサブクエストを完遂したい人たちが根本的に楽しんでるところなんじゃないかなっておもうので、ここは本当に無限に楽しめた。


お気に入りNPCのヒューゴ君
彼はクエストABCDをやっていると発生する…みたいな条件で
助けられた。これもすごいいい体験をできたなって思う。


最後に

個人的には「賛否両論」はちょっと嘘だと思う。
非常に好評が妥当。

CAPCONってネームバリューで買った人が肩透かしを食らってしまったのだろうと思うんだけど、だからこそちゃんと評価されてほしいなって思う。
賛否両論かあ、で迷ってる人がいるならぜひ買ってほしいし遊んでほしい。
一人一人違う冒険があってクエスト、サブクエストの物語があって…思わずプレイ済みの人と「え、あれどの選択肢選んだ?」「え!?なにそんなクエストあるの!?」みたいな会話で盛り上がれる、旅の体験としては本当に稀有なものを得られると思うので。

私は自分の旅を、迷いに迷って選んだ選択肢を、たまたま見つけた地下道でえたアイテムが生きた!って体験をすごく久しぶりにした。
めちゃくちゃいいゲームだと思うしこの時短スマート時代には珍しいゲームだと思うので、是非やってほしいと思う。

それでみんなもいっぱい死んでいっぱい蘇生しようね

えぐい死んだ
でもめちゃくちゃ面白かった。


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