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Netflix三昧『イントゥ・ザ・ファイヤー:失われた娘を探して』Part1

 ドキュメンタリー系が実はけっこう好きなのだ。事件、動物、自然、宇宙、なんでもござれ。子供の時に再放送していた『地球創世記』という番組が大好きだった。地球上の自然の姿や歴史を紹介していた。自分がいた場所では見れないような景色が映し出されるのに夢中になった。

 その頃の思い出は大人になってもまだ生きているらしく、その手の番組、動画に目がない。が、今回は事件系の番組を紹介してたい。事件ものも大好きだ。Netflixでは事件系が多くあるように思う。内容は面白いのだが、ただ自分は字幕より吹き替え派だ。吹き替え版が意外と少ない。Netflixさんには吹き替えに関してもっとちからを入れてほしいものだ。

 この作品は娘を養子に出した母親が後年、失踪した子供を探す戦いの物語のようだ。私好みの吹き替えでテンションも上がる。考察というよりは感想に近い文章になる。



👻まるでサスペンス・ホラーな事件

 不幸というものは突然襲いかかってくる。それは大体においては外部からの攻撃ということが多い。自分という人間は無意識のうちに縄張りを決めている。自身の主な活動範囲、これは地理的な縄張り。もうひとつは精神的な縄張り。自分の家族、親しい友人、恋人など、人間関係の縄張り。

 攻撃というものは縄張りの外から来ることが多い。家族、友人以外の見知らぬ第三者。よからぬ考えを持った人間が縄張りに侵入して攻撃してくる。普通の人間からしたら当然、怖い。

 だが、もし、自分の縄張りの中にいる人間が襲いかかって来たら?それはただの見知らぬ襲撃者よりも怖いだろう。本来なら守ってくれる人間が敵になっているのだ。しかも逃げ場がない。それが創作ではなく、現実の事件として起こり得るだ。幽霊や化け物が出てくるホラー映画なんかよりずっと怖い。まさに背筋が凍るというやつだ。

 何かのホラーゲームのキャッチコピーであった気がする。
《本当に怖いのは化け物でもウイルスでもない、人間だ》

 自分も子供の時はお化けが怖かった。得体のしれない何かが恐ろしかった。意味もなく暗闇が嫌だった。しかし、いつからか、その恐怖ははっきりとした対象に変化した。お化けや怪物のような架空の存在ではなく、生きて動いている人間に怖がるようになった。
 おそらく、今作のような番組を始め、YouTubeやニコ動にある未解決事件、怖い事件、不可思議事件を観てきたからだろう。過去の事件を知ることにより、人間という同種の生き物に恐怖と警戒心を抱くようになった。

人気がない自然の中は危険なのだ

 現実は小説より奇なり。現実の事件は小説よりホラー。
 これはアメリカの事件だが、日本でもあってもおかしくない事件だ。それっぽい事件を何かで見た気がする。おぞましい犯罪者はすぐ近くにいるかもしれない。用心である。

💻️現代ならではの捜査

 一昔前なら現場に行って情報を集める。付近の住民や通行人に聞き込みを行う。それが捜査というものだったが、今はネットとSNSのおかげで一般人でもかなりの捜査ができるようになった。Facebookを使って失踪人の情報を流す。すると失踪人の昔の友人や知り合いが名乗りを上げ始める。その人たちと接触をして情報を集める。
 有力な情報が集まれば、それを持って警察に捜査を促したりもできる。場合によっては警察もその情報を欲しがっているのだ。まさに官民合力で捜査をして失踪人を探し当てていく。
 まるで映画のそれだが、そういうことが今では可能となったことにちょっとした感動を覚える。日本のネットでもたまに驚くような出来事がある。まさに事実は小説よりも奇なりである。

地震の時にも活躍したSNS救出法

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