![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159378836/rectangle_large_type_2_fb1326bff40f8c5316457358c1c2c289.jpeg?width=1200)
ISO感度とノイズ管理の探求
ISOは低ければ低いほどノイズが少なくクリアな写真が得られるのは言わずもがなだと思います。カメラのベース感度で撮影すると、綺麗な写真が得られますが、実際の撮影シーンでは、常に低ISOでの撮影が可能とは限りません。暗い場所や速い動きを撮るためには、ISOを上げる必要があります。
ISOオートの上限設定で安心
ISOオート機能は、ISOの設定に悩まずに、画質とシャッタースピードのバランスを保つ便利なツールです。ISOオートを活用することで、カメラが自動的に適切なISOを設定してくれますが、ISOの上限を設定しておくことで、過剰に高感度にならないように管理できます。例えば、ISO3200やISO6400を上限に設定すると、ノイズがひどくなるのを防ぎながら、暗い場所や速い動きのシーンにも対応できます。上限設定でバランスを取りつつ、ISO設定のストレスを減らして撮影に集中できます。輝度差のある場所を移動する野鳥や野生動物などを撮影する際は積極的に活用しても良いかも。
アレやブレも楽しむ余裕を
「アレ」や「ブレ」も、表現の一部として楽しめるものです。完璧にクリアな写真が常にベストとは限りません。時には、ピンボケや動きのブレが作品に味わいを加えることがあります。例えば、動きのあるシーンでわざと少しブレを残すことで、スピード感やダイナミズムを強調することができます。偶然の要素を楽しむ気持ちを持つことで、より自由で独自の表現を追求できるかもしれません。偶然ではなく、意図して撮れるように心がけましょう。
シャッタースピードを優先しよう
ISOを低く保つことは理想ですが、決定的瞬間を捉えるためには、シャッタースピードを優先することが大切です。速い動きの被写体や薄暗い場所での撮影では、ISOを上げてでもシャッタースピードを確保することが必要です。ノイズは後から処理できますが、シャッターチャンスを逃してしまった瞬間は戻ってきません。特に速い動きやライブ感を捉えたい場合には、ISOを気にしすぎず、まずはシャッタースピードをしっかり確保しましょう。
写真管理ソフトでノイズを後から処理しよう
DxO PureRawやLightroomなどのソフトを使えば、ノイズ処理は簡単です。高感度で撮影した写真でも、後からノイズを減らしてクリアな画像に仕上げることができます。これにより、ISOを気にせず撮影に集中し、後からノイズを調整できるので、シャッターチャンスを逃すことなく自由に撮影が楽しめます。
やってみよう
ISOオートで上限設定を活用してみましょう
上限を設定することで、適切なISOで撮影しつつ、シャッタースピードを確保できるように調整してみましょう。自分的ISO値の限界を知っておきましょう
ISOを上げて撮影し、ノイズが気になり始めるISO値を確認して、自分なりの許容範囲を把握しておきましょう。ノイズ処理がどれだけ強力かを試してみましょう
PureRawなどを使って、高ISOで撮影した写真を処理し、ノイズがどれだけ軽減されるか試してみましょう。