優勝候補筆頭・青山学院大学
今日はタイトルのの通り、青山学院大学(以下、青学で統一)のエントリーについて考察していく。
ご存知の方も多いかと思うが、青学は91回からの7大会中5大会で優勝している超強豪校。
今回は駒澤大学との一騎打ちが予想される。
そんな青学の区間エントリーは以下の通り。
学年や記号は駒澤大学の時と統一するので、今回は説明を割愛する。
1区湯原(4)○
2区近藤(3)☆
3区太田(1)○
4区関口(3)△
5区若林(1)☆
6区髙橋(4)☆
7区宮坂(3)△
8区西久保(3)◎
9区中村(3)○
10区中倉(3)◎
補欠:飯田(4)☆、岸本(3)☆、横田(3)○、
佐藤(2)◎、田中(1)◎、志貴(2)△
往路当日変更の予想
個人的に往路変更のポイントは以下のように感じている。
・1区湯原の意図はいかに
・岸本の起用区間
・若林は8区ではなく5区の理由
1区湯原は出走も見据えた交代要因と予想。
他大学のエントリー次第では出走もありえたが、主力級が集まるため回避。
岸本、もしくは田中に交代ではないか。
岸本は単独走もできるクレバーな選手。
1区でもよいがおそらく3区だろう。
前々回大会の2区のような活躍をすると、優勝はグッと近づいてくる。
さて、最大のポイントは5区若林だ。
若林は登り適正があると評判の選手。
また、原監督は5区当日変更の采配は(少なくとも近年は)とっていない。
そのまま出走する可能性は極めて高い
ただ、なぜ経験のあるキャプテン・飯田を山から外すのだろう。
飯田自身がそうであったように、1年次は8区で経験を積ませる選択もあるはず。
飯田は登りと長距離に適正のある選手であり、1区や3区ではないはず。
5区以外なら、経験のある8、9区への起用がベターと考えられる。
ただ、8区は関東インカレ・ハーフマラソン優勝の西久保、9区は昨年2区を経験した中村がいる。
仮に中村に不安があろうとも、同じく長距離に特徴がある横田の起用ができる。
とすると飯田はどこを走るのか。
私は4区と予想する。
4区は細かいアップダウンが続くコース、かつここ数年の往路を決定づける区間。
飯田を起用して、若林に余裕を持たせる作戦ではないか。
そうすると、本来往路を予定したメンバーが欠場することになる。
それはズバリ、佐藤一世と予想する。
もしそうでないなら岸本が欠場かと思われるが、確率は低いはず。
元々、今年の青学は復路要員が厚く、往路要員は比較的余裕がないように見えた。
そこに往路要員の佐藤が欠場となったため、5区・8区を任せる予定だった飯田・若林を共に往路起用する方針なのではないか。
復路当日変更の予想
青学のメンバー選考で重要視されるレースがある。
11月に行われる世田谷ハーフマラソンだ。
過去に7区の区間記録を作った林もこのレースで結果を残し、箱根駅伝へ出走した。
今年の世田谷ハーフで優勝・準優勝の田中、中倉は出走確実だろう。
特に田中は1区でない場合、7区が確実と見る。
その他のメンバーで言えば、9区の中村が変更の可能性ありといったところか。
前回2区に選ばれたことから、ポテンシャルは評価されているはずだが、箱根・全日本共にパッとしない成績に終わっている。
一方横田は11月こそ不調と報じられたものの、出雲駅伝6区ではヴィンセント、田澤に次ぐ区間3位
と結果を残している。
横田の方が序列が高いと見るのが妥当かと思う。
まとめ
これらをふまえたメンバー予想はこうだ。
1区湯原(4)
2区近藤(3)
3区岸本(3)
4区飯田(4)
5区若林(1)
6区髙橋(4)
7区田中(1)
8区西久保(3)
9区横田(3)
10区中倉(3)
こうしてみると、駒澤大学に分がありそうにも見える(個人的にはあってほしい)
ただ青学の一番の強さは、不調と思われていた選手、出走すると見られていなかった選手の大活躍である。
1区佐藤(2)
2区近藤(3)
3区太田(1)
4区岸本(3)
5区若林(1)
6区髙橋(4)
7区田中(1)
8区西久保(3)
9区横田(3)
10区中倉(3)
のようになって、往路優勝を掴めば復路は独走の可能性もある。
何はともあれ、当日は目が離せないレースとなりそうだ。