【業界人が語る】中古車は量販中古車店で買ってはいけない。【収益構造に欠陥】
「中古車は中古車店で買うんじゃないの?」
「じゃあどこで買えばいいの?」
あなたはそんな疑問を感じたかと思います。
ご安心ください。
この記事を読めば、
中古車をどこで買うべきか
量販中古車店で買ってはいけない理由
中古車購入で損をしない方法
あなたの車を安心して長く乗る方法
など、快適で無理のないカーライフの手助けになるかと思います。
生活する環境によっては、まだまだ車は必要不可欠。
その購入コスト、維持コストはなるべく安く抑えたいですよね。
ご安心ください!
業界歴15年の僕が、気合いを入れて解説いたします。
中古車店の構造は手数料だらけだ。
量販中古車店の店長さんゴメンナサイ。
しかしこれが事実なので、事実ベースで解説していきます。
そもそも、量販中古車店がどこから中古車を仕入れているかご存じですか?
不用品回収のようにトラックで集めている?
顧客の下取り車だけでやりくりしている?
ディーラーと直接契約して下取り車を売ってもらっている?
その方法で数百~数万の中古車を店頭に並べられるでしょうか。
あなたの頭の中にはもう答えが浮かんでいるかと思います…はい、無理です。
答えを言ってしまうと、
中古車店は「業者オークション」から仕入れをしています。
業者オークション。
中古車の仕入れを専門に行う業者です。
主にはディーラーの下取り車が多いですが、
「不要車を集めて業者オークションに売って稼ぐ」企業も多数あります。
量販中古車店は、業者オークションから車を買って販売します。
※例外もあります
さて、これのどこが問題でしょう?
何度も言うけど、中古車店は手数料だらけだ。
答えがわかった方も多いんじゃないでしょうか?
サブタイトルでネタバレしてますしね(笑)
さて、中古車があなたの手元に届くまで、どれほどの(何回の)手数料が発生しているでしょうか?
オーナーが不要になった車を売る
回収業者が車を業者オークションに売る
業者オークションが中古車店に車を売る
量販中古車店が中古車サイトに掲載する(掲載料)
量販中古車店があなたに車を売る
消費税
最低でもこれだけの手数料が発生しています。
うーん、これってすっごく無駄が多い?
業者オークション、昔は必要なシステムでした。
「でも中古車屋が今の主流なんだから、やっぱり必要なんじゃない?」
そう考えたあなたは鋭い!
おっしゃる通り、ちょっと前までは必要なシステムでした。
なぜなら、個人が車を売買する術がなかったからです。
知り合いに売ったり買ったりは昔もあったでしょうけどね。
軽トラなんかは知り合いから買った話をよく聞きます。
「新車買ったから俺の軽トラ10万円で売ってやるよ!3000キロでオイル交換してるから調子いいぜ!」
みたいな感じですね(僕は現在田舎暮らしです)
はい、ここです。
「軽トラが欲しくて、買える軽トラがある」なら中古車店じゃなくていいんです。
手数料がかからないため、安く程度のいいものを手に入れられます。
欲しい車が近くにあれば、車を買うのは中古車店じゃなくていい。
それでもなぜ、あなたは量販中古車店で車を探すのか。
その理由のひとつが「欲しい車が見つかるから」ですよね。
その問題さえ解決できれば、あなたは良い中古車を損せずに買うことができます。
※理由は他にもあるでしょうけど、後述しますのでご安心ください。
ではどこで中古車を買うべきか?
あなたもおそらく、そのサービスを使ったことがあるはず。
ズバリ、フリマサイトで買うことをおすすめします。
中古車はフリマサイトで買うべき。
昔は個人が車を売買する術がありませんでした。
しかし今は、誰でも車を売ったり買ったりできます。
近い将来、量販中古車店は必要なくなるでしょうね。
実際に、先進国の多くは個人売買で車を購入しています。
アメリカでは70%
ドイツでは80%
韓国では40%
個人売買が主流となっている理由は「個人と個人を結ぶサービス」が日本より早く普及したからです。
今や当たり前になったUber Eatsもアメリカ発ですよね。
ちなみに、アメリカのフリマサイトのCraigslist や eBayは1995年、
日本のメルカリは2013年にサービス開始されています。
少し違いますが、オークションサイトのヤフオクですら1999年開始です。
日本はアメリカの10年遅れでサービスが普及すると言われています。
(アメリカで普及したサービスを持ち込む”タイムマシン商法”というのがありますね)
今後間違いなく、日本でも個人売買が主流となるでしょう。
少し話が逸れましたね。
ここからは、フリマサイトで中古車を買うメリットとデメリットを解説します。
フリマサイトで中古車を買うメリット①手数料が安い
オーナーが不要になった車を売る
回収業者が車を業者オークションに売る
業者オークションが中古車店に車を売る
中古車店が中古車サイトに掲載する(掲載料)
中古車店があなたに車を売る
消費税
まず、この手数料が大幅に削減できます。
消費税が節税できるのも大きなメリットですね。(増税やめてー)
…実は”私財の売買”であれば、消費税はかからないんですよ。
(知ってました?)
フリマサイトの場合はこんな感じです。
オーナーが不要になった車を出品する(無料)
あなたが車を買う
一目瞭然ですよね。
圧倒的にフリマサイトが有利です。
※手数料がかかるフリマサイトもあります(後述)
フリマサイトで中古車を買うメリット②中古車店の整備は最低限です。
ちょっと意外ですよね?
でも、量販中古車店の構造を考えたら「なるほど!」となりますよ。
僕は中古車店で働いていたこともありますが、上からの整備指示は正直「本当にこれでいいの?」というような内容ばかりでした。
というのも、量販中古車店の広告媒体は中古車サイトです。
実際に来店されるお客様の8割は中古車サイトからでしたね。
するとどうなると思いますか?
お客様目線では、価格だけが中古車選びの基準になるのです。
車種と走行距離で相場は決まります。
だからどの量販中古車店も価格競争に参加します。
(参加せざるを得ません)
用語でレッドオーシャンというやつです(競争相手が多すぎる状態)
「しっかり点検整備して長く乗れる車に仕上げるぞ!」
…なんて悠長なことは言っていられないわけですよ。
コストがかかって価格競争に負けてしまいます。
「なるべくコストを抑えて安く出す!」
残念ながら、これが量販中古車店のセオリーなんです。
多くの場合、最低限しか整備されてないよ。ということです。
あとはその車を営業担当に任せておけば、良い車っぽく見せられます。
整備は手を抜いていても、営業担当は接客のプロですからね。
「この車良さそうですね!」
相手はこう言わせるためのプロフェッショナルです。
フリマサイトで中古車を買うメリット③騙される可能性が低い
圧倒的にフリマサイト(個人売買)のほうが騙されにくいです。
その理由はいたって単純。
「売る人と接客する人が同じ人だから」です。
これなら、車のオーナーの人柄を直接観察できますよね。
なんか胡散臭いな…と思えば辞めればいいし、
この人は大丈夫そう!と思えばその車に決めたら良いのです。
人間の観察力、特に第一印象で判断する能力は凄いです。
「最初は怖い人だと思ったけど、しばらく過ごしたら良い人だった!」
⇒「数か月経ってみたらやっぱり怖い人だった…」
こういう話を聞いたことはありませんか?
これ、実は統計が取られています。
じっくりプロフィールを吟味したグループよりも、
第一印象だけで判断したグループが正しい判断をしたそうです。
そりゃそうです。
人間は元々野生で生きていて、秒で危険を察知できなくては大きな動物に襲われてしまいますからね。
その能力は、現代に生きるあなたにも備わっています。
長くなってしまいました。
結論、あなたが車に詳しくなくても、人を見て買えば良いのです。
相手が誠実な人であれば、たくさん質問してその車のことを知ればいいですから。
オイル交換はどれくらいの頻度でしていたか?
事故歴はあるか?
タバコは吸っていたか?
今までにどんな修理をした?
不具合はあるか?
などですね。
「オーナー=接客担当」であれば、あなたはその車を正確に知ることができます。
中古車を買う時のチェックリストは、また別の記事で紹介いたします。
(執筆中…)
餅は餅屋。中古車の整備は整備工場。
「車選びの方法はわかりました。
でも壊れた時の修理や、日常のメンテナンスはどうすればいい?」
「任意保険はどこで入ればいいの?」
「名義変更ってやったことないし難しそう…」
あなたは、こんな不安を抱えているかもしれません。
ご安心ください、それ専用のサービスがあるんですよ。
ズバリ「自動車整備工場」です。
中古車店と混同されがちですが、まったくの別物。
整備工場の役割はざっくりこんな感じです。
オイル交換などのメンテナンス
点検・整備
壊れた車の修理
カーナビなどの用品取り付け
名義変更や登録などの代行(=車をあなたの名義にする)
任意保険への加入、変更
(新規顧客に中古車を売ることはまれ)
これらすべてが整備工場の役割です。
あなたが抱えている不安のすべてが、整備工場に行けば解決できます。
よそから買った中古車でも点検・整備してくれるの?
もちろんです。
この勘違いってなぜか多いんですよね。(その理由は後述)
整備工場は、どんな車もきっちり点検・整備してくれますよ。
それがメイン業務ですからね。
中古車店は、車を売るのが仕事。(整備は畑違い)
整備工場は、車を整備するのが仕事。(中古車販売は畑違い)
嫌がられる心配はまったく要らないです。
整備が仕事の整備工場にとって、その車をどこで買ったかは関係ありません。
主な収益が「車検」なので、新規顧客は大歓迎なんです。
車検は2年ごとなので、リピーターの獲得=定期案件です。
お金が手に入る、いわば逆サブスクサービスみたいなものですね。
なので、安心してあなたの愛車を見てもらってください。
電話などで予約するとなお良いですね。
(基本的に毎日車検予約が入っているためです)
中古車店にとって、修理依頼はクレーマー。
「買ったばかりなのに壊れたんですけど…」
あなたはこんな感じで、買ったお店にマイカーを持ち込んだことはありませんか?
いえいえ、全然悪いことではありませんのでご安心ください。
ただ、量販中古車店目線で見るとどうでしょうか?
「げっ、またかよ…忙しいのに参ったな…」
ぶっちゃけ、内心こんな感じです。
私も量販中古車店に勤めていた頃はそうでした。
中古車店にとって、修理依頼のほとんどはクレーマーなんです。
(不当要求ではないので正確にはクレーマーではないですが)
反射的に「げっ」となってしまうのは仕方ありません。
しかも、整備士は壊れた車を直すことはできますが、
次にいつ壊れるのか?を予知することはできません。
「タイミング悪く納車直後に壊れてしまった」ということがほとんどなんですよ。
中古車店にとって修理依頼は、
「自分は悪くないのになぜか責められ、自腹を切らされる」
…という最悪のイベントなのです。
※中古車店向け保険もありますが、とても高額で期間は半年程度です。
ここでも手数料がかかって価格が上がります。
あと保険担当者の態度が悪いです。
「修理代安く抑えろよ」としつこく言われます。←これは愚痴
中古車店は修理を嫌がる。
「よそから買った中古車でも点検・整備してくれるの?」
この勘違いの原因がこれです。
量販中古車店は修理を嫌がります。
中古車店はその性質上、"回転率"が大事です。
「土地の広さに対して月間何台売ったか」が基本的な指標。
ラーメン屋さんに例えるとわかりやすいです。
今居る客をさっさと捌かないと、次の客が入れられない。
今ある車はさっさと捌かないと、次の車の置き場がない。
「客は車の買い替えまで二度と来てほしくない」というのが量販中古車店の本音ですし、一台一台じっくり丁寧に整備している時間はありません。
価格競争に負けてしまいますからね。
そもそも量販中古車店は、車を売るのが仕事。
「顧客の車を修理する」はイレギュラーな事態なんですよ。
量販中古車店にとっての修理依頼は、クレーマー。
整備工場にとっての修理依頼は、常連候補の大事なお客様です。
餅は餅屋、中古車の整備は整備工場。(一旦まとめ)
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
量販中古車店を悪者にするような言い回しが多かったですが、
量販中古車店自体というより、システムが良くないんですよね。
量販中古車店は、かつての街角に建っていた小さな中古車店のような「店主と直接話せる、人と人が繋がるサービス」ではなくなってしまったんです。
車に詳しくない方にとって、人柄で判断するのが唯一の”品定め”の方法です。
目利きならぬ”人利き”ですね。
なのに接客担当はその車をよく知らない上に、良さそうに見せるプロ。
これでは量販中古車店は、あなたにとって「運ゲー」です。
それに合わせて、誰でも個人売買ができるフリマサイトの登場。
もはや価格競争も信用も勝ち目がありません。
Uber Eatsの登場により、専属の配達員を雇わなくなったように。
Amazonの登場により、ネットショップでの買い物が増えたように。
かつて主流だった中古車店は「専門店」を除いて淘汰されるでしょう。
どのフリマサイトで中古車を買えばいい?
お待たせしました!
結論まで長くてすみません。
さっさと行きましょう!
それぞれのおすすめ度や注意点なども解説します。
中古車を選ぶなら「ジモティー」が圧倒的おすすめ。
比較的新しいフリマサイトですが、中古車の売買なら圧倒的におすすめなのがジモティーです。
さっそく特徴を解説します。
手数料が無料である(!!)
積極的に警察と連携しているので安心
その名の通り地元特化型フリマサイト
近所の中古車を探しやすい設計なので、現車確認や試乗がしやすい
納車が済んでから支払われる「あんしん決済」が使える(手数料5%)
カード払いも可能
手数料無料なので安く購入できる
なんとこのフリマサイト、手数料無料なんです。
「運営会社はどうやって稼いでるの?」
と思わず聞きたくなります。
このジモティーというフリマサイト、広告収益モデルなんです。
YouTubeと同じで、広告が表示されると運営に収益が入るシステム。
だから手数料無料でも運営できるわけですね。
フリマサイトとしては新しいシステムです。
※課金アイテムありますが、僕はほとんど使ったことがありません。
オーナーが不要になった車を売る
回収業者が車を業者オークションに売る
業者オークションが中古車店に車を売る
中古車店が中古車サイトに掲載する(掲載料)
中古車店があなたに車を売る
消費税
「中古車店は手数料だらけだ。」 引用
でも解説しましたが、中古車店の販売システムは手数料だらけです。
この手数料が「0円」になるのは熱すぎます。
近所特化型なので、現車確認や試乗ができる
「この車興味あるけど、遠くて見に行けない~!!」
フリマサイトあるあるですね。
いくら安く買えるとはいえ、中古車はあなたの人生の中でもTOP10には入る高い買い物。
やっぱり現車(現物)確認はしておきたいですよね。
ジモティーなら現車確認も大丈夫です!
そもそも他のフリマサイトと違い、
「待ち合わせて現物を見て、良さそうなら購入する」
という前提の設計なんですよ。
中古車の売買にうってつけですよね。
最初に「表示する出品の地域」を設定すれば、トップページや検索であなたの地域の出品だけが表示されます。
※案件ではありません。念のため…
※でも案件待ってます(笑)
クレジットカード払いも可能!
もはや当たり前となっているカード払いももちろんOK。
クレジットカードの契約によりますが、分割払いもできます。
もちろんカードの限度額までという条件にはなりますが、
「プレミアつき高級車」でなければ自動車ローンも必要ないのかもしれません。
フリマサイトなら安い車もたくさん見つかりますしね。
ジモティのデメリット①、アプリが重い。
もちろんデメリットも紹介します!
この記事は案件じゃないので遠慮なく書きます(笑)
「アプリが重い」
これが一番気になるジモティーのデメリットですね。
アプリがちょっと重いんです。
アプリのプログラムに「指先トラッキング」が使われているんでしょう。
(ユーザーがどこをタップ/スワイプしたかを記録するものです)
おそらくここからも収益を得ていると思われます。
※もちろんアプリを開いている間だけです
とはいえiPhone10以上だとほとんど感じません。
私はiPhone8(もはや化石)なのでちょっと動作が鈍く感じます。
ジモティのデメリット②、地域にとってはユーザーが少ない
ヤフオクは1999年にサービス開始
メルカリは2013年にサービス開始
ジモティーは2011年にサービス開始
ジモティーは比較的新しいフリマサイトなんです。
しかも「地元特化型フリマサイト」ということで、全国区を対象にしたメルカリよりも初動でユーザー数の伸びが鈍かったようですね。
そのため、田舎だとちょっとユーザー数の少なさが気になるかもしれません。
ユーザーが少ない=出品台数が少ない。
あなたの住居によっては、欲しい車がすぐには見つからないかも。
とはいえそこはかんたんに対策できます。
「欲しい車がないな~」と感じたら、”新着通知機能”を使うと良いですよ。
検索ワードや地域で絞り、出品されたらアプリ/メール通知してくれる機能がすごく便利です。
とはいえ僕の住む新潟県や、隣のド田舎イメージ(失礼)の山形県でもそこそこの台数がヒットしますけどね。
僕も昨日は長野県の車を一台買いました。
※「フリマサイトで中古車購入を実際にやってみた」シリーズとしてブログ執筆予定です!お楽しみに。
中古車台数の多さならメルカリ。
今や一番人気のフリマサイト、メルカリ。
やはり台数の多いので、好きな車を見つけやすいのがメリットですね。
僕も時々メルカリから買うことがあります。
特に使いやすいのが「コメントで質問できる」という点。
メッセージ機能や質問機能に比べると、気軽に質問しやすくて良いですよね。
ただちょっと、正直……
手放しにおすすめはできないです。
注意点メインで解説していきます!
出品ユーザー層が悪い(個人的主観)
おすすめできない理由の一番がこれです。
正直、治安が悪い。
その理由のひとつとして、車の取引はほとんどの場合「手渡し」になりますよね。
現車確認をして、出品者と直接話して購入を決める。
メルカリは手渡しを禁止していませんが、
「推奨はしていない」のです。
だから、治安維持のための対策が後回しになっている印象です。
(ユーザーの多いアプリの治安維持は大変なんですよ)
メルカリは手数料が10%かかる
メルカリで商品が購入された場合、出品者に10%の手数料がかかります。
30万円の車なら「3万円」がメルカリに支払われるわけですね。
そのため、ジモティーに比べると価格がお高い傾向です。
その代わりトラブル時にはメルカリに守ってもらえますが、その点はジモティーも同じです。
(ジモティーは警察と連携しています)
「どうしても欲しい車がメルカリにあるんだけど…」
こんな状況でなければ、あえてメルカリを使う理由は僕にはないです。
(一応、個人的主観です)
一応、メルカリで買う時のコツを解説。
とはいえメルカリを使い慣れている方も多いでしょう。
今やヤフオクを抜いてシェアNo.1ですからね。
(ちなみに"オークションサイト"のヤフオクはこの記事では紹介しません)
そこで、メルカリで中古車を買う時の注意点をさらっと解説します。
「手元」「手羽元」「て も と」の表記を見たら即逃げろ!
「メルカリを通さずに直接現金で払ってね!手数料払いたくないから。」
いずれも、こういう意味の表記です。
もちろんメルカリの規約違反です。
あなたに質問です。
堂々と規約違反する輩は、良識ある人間でしょうか?
もちろんお分かりですよね。
ほぼ100%、マトモな人間ではありません。
少なくとも僕が出会った中では「ヤベー奴」しか居ませんでした。
…そんな輩から、中古車を買いたいですか?
手数料を払いたくないなら、ジモティーを使えばいいのです。
「手数料 無料 フリマサイト」
これで検索してジモティーに辿りつくくらい、小学生でもできます。
つまりですよ…
「手元 = 私は頭が悪く、良識のない人間です」
こういう意味だと覚えてください。
そして、絶対に近づかないでください。
税金の金額に注意!!
せっかくなので、実例も挙げて解説しましょう。
自賠責相当額:21,000円
重量税相当額:10,000円
このように説明されていますね。
しかしこれ、真っ赤な嘘。
正しい金額はこちら。
自賠責保険料(24ヶ月):21,000円→17,540円(+3,460円)
重量税(13年以上経過):10,000円→8,200円(+1,800円)
5,260円も盛られています。
"税金""保険"と言われると、つい「払わなきゃ…」と思ってしまいますよね。
その心理を突いた、詐欺まがいの実例でした。
…ちなみに「金額間違えてますよ!」と指摘したらブロックされました(笑)
とはいえ自動車に詳しくないと、
「買おうとしている車にいくらの税金がかかるのか」
これがわからないですよね。
大丈夫です!
「総額=〇〇〇円」と書かれている車を選べば良いのです。
そもそも中古車は「総額表示」が義務づけられています。
そもそも、2023年10月に「総額表示」が法律で義務づけられました。
「車両代の他に〇円かかります」という表記は、すべて違法なんですよ。
違反すると100万円以下の罰金です。
量販中古車店が来店数を増やすため、パッと見の金額を安く表示する
成約できそうな客を捕まえたら、”税金””手数料”などの名目でどんどん値段を吊り上げる
気づいたら断りにくくなって、そのまま購入してしまう
このような事例が相次いだために、国が動いたわけです。
これは中古車店でもフリマサイトでも同じです。
違法なことをする輩にマトモな人間は居ません。(当たり前ですよね)
トラブルを避けるために、「総額=〇〇〇円」と書かれている車から選びましょう。
もし明記されていなければ、
「総額はいくらですか?」とコメントしましょう。
その点でもやっぱりジモティーが最強。
「メルカリはちょっと怖そうだな…」
と思った方が多いことでしょう。
しかし、あなたに損して欲しくはないので正直に書きました。
「支払総額が明確である」という点でもジモティーはおすすめです。
システム上で総額表示されるようになっていますからね。
警察と連携しているので、そもそも詐欺を働こうとは考えにくいでしょうしね。
※繰り返しにはなりますが、案件ではありません(笑)
中古車は中古車店で買ってはいけない。まとめ
約一万文字の長文を読んでくださり、ありがとうございました。
中古車関係者には悪いですが、事実ベースで執筆させていただきました。
僕はもう業界人ではないので、怖いものなしです(笑)
ただ途中に挟んだように、「専門店」はこれからも生き残ります。
業者オークションや中古車サイトの下請けではなく、車種や特定のカスタムに強いお店。
これは根強く続いていくでしょう。
そのお店でしかサービスを受けられないのですから。
※軽自動車専門店…などは今言った「専門店」からは除外します。
軽自動車それ自体は他でも買えるので。
情報は隠すのではなく、シェアする時代です。
既得権益に隠された業界の事実も語っていきますよ。
このブログのテーマは「嘘の当たり前に気づき、真実を知って幸せになってほしい」です。
業界歴15年の想いを込め、一文字一文字魂を込めて執筆しております。
中古車だけでなく他にも知見がありますので、
実際にフリマサイトで車を買ってみた。
地球が終わるまで乗れる車たちの紹介
などの記事を執筆予定です。
更新は遅いですが、一記事一記事魂を込めて書いていきます。
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