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📚息を呑むほどに美しい…大人が味わう極上の絵本
【書籍の情報】
タイトル:月夜の森で
アントワーヌ・ギヨペ:作
青木恵都:訳
出版社:タムラ堂
発売日:2018/7/1
仕様:日本語/大型本/36ページ
ISBN-978-4990628741
寸法:30×33cm
【内容の紹介】
モノクロの大型絵本『月夜の森で』は、そのページを開いたとたんに、あまりに見事な、そして美しい場面に思わず息を飲むほどです。
いわゆる仕掛け絵本という範疇を超えた、驚くべき作品です。
満月の夜、森の奥で、オオカミが目を開ける。
草むらのなかでキツネがびくっとする。
おや、何かが聞こえる。
森の動物たちが次々と目をさます。
月夜の森で一体何か…。
月の光と夜の闇。月夜の森の神秘的な、謎に満ちた世界。
モノクロで描かれた森の動物たちの生き生きした姿。
それらが、レーザーカットにより精緻をきわめた「切り絵」で表現されています。
信じられないほど繊細で、うっとりするほど美しい。
こんな絵本もあったのだ。
(出版社より)
【おすすめポイント】
ため息が出るほどに美しい「切り絵」の絵本。
原作のタイトルは“Pleine Lune(満月)”
2010年にフランスで出版されました。
タムラ堂の田村実さんが渡仏された際に出会い、
何度もフランスの出版社に掛け合い、日本での発刊が実現したのだとか。
絵本と言えば色鮮やかなイメージですが、この作品は全編白と黒のみで表現されています。
モノクロのページをめくる度に切り絵の下に影ができ、その影が動くことで、まるで動物達の息づかいが伝わってくるよう。
ワクワク
ドキドキ
ゾクゾク
思わず、何度もページを行き来してしまう。
この感動はなかなか言葉で表すのが難しい。
とにかく、手にとって見てほしい絵本です。