合格してしまう
翌日は月曜日。早いもので発表は翌日のホームページに掲載される。たしか午前10時頃だったと記憶する。それでもひょっとしたら合格するかもとの期待と不合格ならそれなりにもう一回凹まないといけないという複雑な気持ちで、会社のパソコンから大学のホームページを見る。
「あっ」と心の声が漏れてしまったほど驚いて自分の番号を見つけた。表示を拡大し、スマホで撮影してきた受験票の番号と並べて確認。本当に間違いないのか何度も何度も確認。やっぱりある!喜びをかみしめるため、トイレの個室に入り洋式便器に座りながらスマホで再度ホームページを確認。間違いなくある、うれしい!ガッツポーズ!
少し冷静になって受験番号を見ると、所々抜けている番号もある。不合格の人もいるんだぁ、競争率はどれくらいだったのだろうか。一般的には通信制は入りやすく出にくいと言われるが、だからと言ってやる気だけで入学できるわけではないのだろう。それが証拠に本学でも学部は書類選考のみ。しかし、昨日の私のポンコツ回答で合格するというのはどういうことなのかとの思いも交錯しながらもこの喜びは隠せない。(つづく)