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【UKおんなひとり旅】 Smith / Kotzen UKツアー 1日目
出発まで
2021年12月13日、Smith/Kotzenのツアーが告知された。
Smith/Kotzenは、Iron MaidenのギタリストAdrian Smith(以下エイドリアン)と、元Poisonや Mr.Big、現在はThe Winery Dogs、ソロ活動をしているRichie Kotzen(以下リチコ)の一見異色な?プロジェクト。
最初にこの二人のコラボのことを知った時は驚いたけど、2021年1月に先行リリースされたシングルTaking My Chancesで「あれ、この二人めっちゃ良くね?」と思い、3月にリリースされたデビューアルバムで二人の相性の良さと言うかケミストリーにハマり、Spotifyの年間まとめで良く聞いた曲の1位から5位までを占めるほど聞きまくりました。
そのSmith/Kotzenがツアーをやる!
アメリカとイギリスのみだが、「行かねばならぬ!」と勝手な使命感を覚え、UKに行くことを決心。
検討の結果、2月27日のマンチェスター公演、28日のリーズ公演が日程的に都合がよく、両都市間の移動がしやすいのでその2公演のチケットを購入。
折しもオミクロン株が猛威を奮うなか、本当に行けるのか?いや、そもそもツアー自体やれるのか?という懸念は出発直前までありましたが、エイドリアンとリチコがインタビューで「このプロジェクトは一過性のもので終わらせたくない。アルバムの楽曲にライヴで命を吹き込みたい。」と語っていたのを見届けたい一心で、日々変わりゆく状況を見守っておりました。
2022年2月26日 出発
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マンチェスターまでは1時間40分のフライト。
昔は短時間でもスナックとソフトドリンクぐらいは出たけど今は有料。でも小さな水のボトルとチョコレートは配ってくれた。
インターネットが使えるそうなので繋ごうとしたらクレカが弾かれる。たかだか実質1時間ちょいのフライトぐらい我慢しろよと言われそうだけど、ネット&文字中毒の私、読みかけの単行本ぐらい持ってくればよかったわ。
そうこうする内にマンチェスター空港に到着。
降機して速足でイミグレへ。イギリスの入国審査には時間がかかる(特にロンドン、ヒースロー空港)というのが定石だが、マンチェスターはどうだろうか。
EU、UK国民で自動化ゲート対応のパスポートを持っている人々がスイスイとイミグレを通り抜けていくのを横目に、「その他のパスポート」国民である私は大人しく行列に並ぶ。ざっと見た感じ、アジア系の若い男女が多かったけど留学生かな。
入国審査のオフィサーが4人ほどいるが、その内3人はEU、UK国民かつ自動化ゲート未対応のパスポート所持者を審査していた。そっちは10人も並んでるかなという程度なのに、残る1人のオフィサーが数十人は並んでいる「その他のパスポート」所持者を審査していた。
学生っぽい若者が多く、一人一人の書類を丹念に見ながら指紋を取ったりしているので時間がかかる。この国に入るのはた易いことではないぞと示されているようだ。実際、イギリスから出国する際のイミグレ審査はない。イギリスから出て行く分には「ご自由にどうぞ」らしい。
20分ぐらい並んで私の番になった。いつから入国カードが無くなったのかわからないが、あれ書くの結構面倒だったので良かったわ。その代わり、事前にPassenger Locator Formというのを用意することになっていて、しっかり作成&印刷までしてきたのに、見てくれなかった。折角書いたんだから見てよ~。
「ドイツのレジデンス・パーミットはありますか?」と訊かれ、滞在許可証を提示し、マスクを下げて目視で本人確認、滞在目的と滞在日数を訊かれたので答えたら、オフィサー氏がフム、と大きく頷いて入国許可が出た。ここで入国拒否→帰れと言われることはないと思いつつも、この瞬間は緊張する💦
晴れて入国が許されたのでターンテーブルで荷物を引き取り、到着ロビーに出た。ターミナルから空港駅は直結なので歩いて移動し、券売機でホテル最寄駅までの切符を購入。5ポンドちょいだったかな?
出発ホームがわからなかったので駅員に尋ねたら次の電車の時間も調べてくれて、1番ホームからですよと教えてくれた。
ホテル最寄り駅のマンチェスター・オックスフォード駅までは約20分。ロンドンに比べて中心地に出るのに時間がかからないのはいい。
マンチェスター・オックスフォード駅から予約したホテルまでは駅前ロータリーを出て大通りを真っすぐ一直線なので助かった。私はドがつく方向音痴で、真っすぐの道でも反対方向に歩きだすのが常なのですが今回は迷わずに済んだぞ!
今回宿泊したのは、Motel One Manchester St. Peters Square
リーズナブル、駅や中心地からも近くてお勧めです!!
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気に入ったのはベッド。私、薄っぺらいデュベが好きじゃないんですが、ここのはふわふわのお布団で寝心地最高。このベッドでずっとゴロゴロ寝てました❤(何しに来たんだ)
シャワーのみの部屋でしたがそこは気にならないのでOK。
コンセントも沢山あり、湯沸かしポット(無料のお茶、コーヒーあり)もあるのでライヴ後の夜食にカップラーメンも食べられる。
チェックインは15時だが12時に到着してしまったので荷物を預かってもらい、早速マンチェスターの市街地に繰り出してみた。
天気のいい土曜日、人通りもかなりある。ざっと見た感じ、9割以上はマスクしていない💦
何となく人の流れに沿って歩いていくと、大きなショッピングモールに出た。
Manchester Arndale
ショッピングモール大好きなので早速入る。
飲食店、衣料雑貨店、スーパー、ユニクロも入ってました。
コスプレ衣装を大量に売ってる店がありましたよ。
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「ケンジ」という名前の雑貨店があったので入ってみた。娘が好きそうなファンシーな雑貨があるが、どれも日本語が変である。
どう見てもおケツなキーホルダーがあったので娘に写真を送ってみたら「欲しい!」と言われたので買ってやった。おケツのくせに3,5ポンドもしやがる。
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そろそろお腹が空いてきたので何か食べたい…が、ハンバーガーやピザの気分じゃないのよね。事前に調べておいたラーメン屋さんに行ってみよう、ということでモールを出てGoogle Mapを見ながら歩きだす。
ちなみに、UKでのローミング料金はドイツ国内の料金と同じ(EU扱い)でした。これ凄く助かる!
少し迷ったけど(やっぱりか)Shoryu Ramenに到着。既に数人並んでいました。
20分ほど待って店内に案内される。案内の男性も現地の人だが、「らっしゃっせー!」「ありやとーじゃーっす!」みたいな威勢のいい日本語で挨拶してくれた。
担々麺風のとんこつラーメンと水を注文。「サイドに餃子や唐揚げはどう?」とおススメされたが丁重にお断りした。餃子は8ポンドぐらいだったかな?餃子に1200円も出せませんわ…。
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麺がちょっと柔らかめだったけど美味しくいただきました。
しかし隣に座ったカップルが変わっていた。ラーメンのスープだけをレンゲでちまちま飲みながら延々と喋っている。
何となく様子を伺うと、二人ともスープだけ飲んで麺や具材はそのまま残され、麺も具も可哀そうに、カピカピに干上がってしまっていた。
「あー私もうお腹いっぱい。」「僕もだよ。」って、何しに来たんだよ。
ドイツの日本食店でカップルの男性が「ここのミソズッペ最高なんだよ。」と彼女相手にツウぶって講釈たれながら味噌汁に醤油ドボドボ入れて飲んでたが、あの兄ちゃんの方がまだ可愛かったぞ。
お会計は、ラーメンとお水にサービス料がついて合計17ポンド(約2600円)ぐらいでした…日本だったらラーメン3杯食べられるのでは?
ここで夫にポンドの使い残しとしてもらっていた20ポンド札を出したら「それもう使えないんだよ」と言われた。
事前に「ポンドは入れ替わりが結構ある」と訊いてたけど…。良く分からんのでカードで支払いました。
この時点でほぼ3時だったので、ホテルに戻る道すがら大好きなマークス&スペンサーで晩酌用のミニキュウリやスナック菓子、お酒を買う。ワインもビールも高けぇ!!あ、ドイツが安いのか。
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ついでにテスコやセインズベリーなどを覗き、ホテルに戻った。
荷ほどきをし、シャワーを浴びてからBBCニュースをつけ、ベッドでゴロゴロ…。
ところでラーメン店で使えなかった旧紙幣ですが、調べてみたところイギリスは割と頻繁に紙幣が刷新されるらしく、新札が出ると半年程度の短いスパンで旧札が使えなくなるらしい。
この2,3年で5ポンドと20ポンドが新しくなったそうで、私が夫にもらった20ポンドは古い奴だったので使えなかったというのがわかった。
結構な頻度で新譜(新札)出てるんだな、その辺の寡作なバンドよりリリースしてるじゃないの、とすぐそっち方面に考えちゃうのは音楽ファンの性癖か。
友達とDMしたりTwitterしてるうちに夜になり、晩ご飯どうしようかと考えだす。そこまでお腹空いてるわけじゃないが、水のボトルも大きいのを買っておきたいので、もう一度外に出てテスコで水を買い、ついでに冷蔵品のお惣菜、ステーキパイなるものを手にしてみる。昔ロンドンで食べて気に入っていたコーニッシュパスティとどっちにしようかちょっと迷ったけど、後学のために食べておくのもよかろう。
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M&Sで買ったミニボトルのワインを開け、ステーキパイとミニキュウリを肴に晩酌。BBCニュースを横目に、友達とチャットしながら夜は更けていく…。
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〇で囲んだスイッチを入れないと通電しませんよ~。