後手ゴキゲン中飛車対策金無双急戦・前編
こんにちは。
81SUPPORT運営の用品です。
本来私は運営側の立場ではありますが、かねてより講座を執筆したいとの想いがあり、今回筆を執らせていただきました。
ご一読いただけますと幸いです。
さて今回のテーマはゴキゲン中飛車対策になります。
現在流行しております対策は超速や一直線穴熊等が挙げられます。
しかし今回ご紹介するのは私が愛用しているオリジナルの対策になります。
日々実践で投入しつつ、奨励会員の方とも検討して指し手を加えていただきました。
※こちらの記事の対象棋力は3級~初段までの方になります。
それでは早速講座を始めていきます。
基本図までの指し手↓
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛
▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲3六歩 △4二銀
▲5八金右 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲6八金上(基本図)
序盤は超速と一直線穴熊の含みを残す駒組みになりますが、基本図となる
▲6八金上がゴキゲン中飛車に対しては見慣れない形です。
ノーマル振り飛車に対しては「金無双急戦」という名称がありますが、
ゴキゲン中飛車に対しても使用できないかと思い、検討を重ねました。
基本図以下の後手の指し手
(前編)
① △5三銀と5筋から銀を繰り出す手
② △4四歩と4筋から銀を繰り出す手
(後編)
③△8二玉と玉の囲いを優先する手
④△5六歩と飛車と角に活を入れる手の4通りです。
まずは①の候補手から見ていきます。
第1章△5三銀型
基本図以下の指し手↓
△5三銀 ▲3七桂 △5四銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲5六歩(第1図)
第1図の▲5六歩と仕掛けるのが見慣れない仕掛けです。
玉の囲いに近い歩を突くため勇気が必要ですが、角交換をした後の飛車先突破を目論んでいます。
第1図以下の指し手↓
△同 歩 ▲3三角成△同 桂 ▲2四飛 △2二歩 ▲5三歩
△同 飛 ▲2二飛成△5二金左▲3一角 △6二銀 ▲5三角成
△同 金 ▲1一龍(結果図)
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