6月19日株式相場市況
本日の朝方、トランプ大統領が中国の知的財産侵害に対する制裁関税を巡り、新たに2000億ドル相当の輸入品に10%の追加関税を検討するよう指示したということが伝わり、日経平均は400円以上、大きく下落しました。
このことで問題なのは関税の金額ではなく、これによって引き起こされる米中だけではない全世界の貿易減少とアメリカ国民にとっての事実的増税となり、今までやってきた減税政策効果が吹き飛んでしまうことにあります。
本日の個別銘柄の新安値数は200を超えており、今年6回目の出来事となりました。また、5日移動平均線の新安値数と新高値数の数が逆転し、新安値が多くなりました。ただ、この2つの現象は安値近辺で起こりやすい現象なので、来週中に今回の一連の下落相場の安値をつけにいく可能性は高いと思われます。今は、3カ月平均が上向きであり、22000円ラインは岩盤です。ただ上値23000円ラインもかなり上抜けが難しい局面なので、買い意欲は限定的だと思われます。
日経平均の5日線と20日線のゴールデンクロス状態が長期化(目安として2ヶ月間程)すれば、株価天井は高くなるのですが、今回の下げでゴールデンクロス状態が短期で終わるかたちになるので、相場は終わった可能性が高くなりました。ただ、週末にはデッドクロスとなり、これは往々にしてだましになることが多いので、すぐに直近安値をつけるかたちになると考えられます。下げは一旦止まりますが、次のゴールデンクロスがうまれる予感も乏しいので上値は期待薄です。トレーダーとしては、非常に悩ましい状態に突入したといわざるを得ません。
海外勢の買い越し期間も終了しているので、次の買いが発生するのは早くても9月頃と考えられるので、円安の後押しは起こりにくいと考えていい状態です。結果、今から停滞相場そして、夏枯れ相場へとながれていくと予想できます。今夏に23000円ライン突破の高値を目指すには1ドル111.39円の円安をトライしないとほぼ不可能であると考えると、やはり方向性としては108円トライの22000円割れのシナリオが濃厚かもしれません。
買い方は注意してトレードしましょう。
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