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論争をなくし、よい結果だけ得る4か条

こんにちは、1/8192です。

アメリカのトランプ大統領、中国の習近平主席、ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領・・

強烈な個性を持ったリーダーは時に他国との衝突も辞さない覚悟をもって外交にあたります(中にはパフォーマンスだけの人間もいますが)。

今回は論争を友好的なものに変化させる方法を具体的に書いてみようと思います。夫婦喧嘩や友人同士の言い合いの時にも転用できる内容ですし、きっと円滑に話を進めていくことができるはずです。

1.落ち着いて、ゆったりとしたペースで話す

決して腹を立ててはいけない

子どものヒステリーには取り合わず、ゆったりとしたペースで話す。

大声でわめいている子どもに対して、腹を立てたり、理詰めで論破してやろうなどとは思ってはいけない。

怒鳴り返したりして助長させなければ、相手の怒りは時間とともに収まるものである。ことを急げば相手にプレッシャーになり、理性的な意思決定ではなく、感情的な意思決定になってしまうので注意が必要である。

2.傾聴する

傾聴とは相手の話にしっかりと耳を傾け、また、そうしていることを相手に知らせることでもある。ただ注意しなければいけないのは、くれぐれもあなたの意見を差し挟まないようにすることである。さらに、こちらから質問をする場合でも、YES/NOで答えられるものだけでなく、「何(What)」や「どのように(How)」で始まる質問を投げかけ、相手に自由回答を求めるようにしたほうがよい。

また、相手の言うことを批判してはいけない。ひたすら耳を傾け、受け入れることが大切である。時折、相手から聞いた内容を、わかりやすく言い換えて問い返していくのも効果的である。

ここでのあなたの目標は、相手から「その通り」という返事を引き出すことにある。相手が言いたい主旨をくり返して言えば、「話にならない」とか「あなたは何もわかっていない」という罵声を浴びせられることはない。むしろ、相手を気持ちよく話させることだけに徹するゲームのような感覚でいるほうが話はうまくいく

このゲームは簡単ではない。賛同できないことを相手が言ったとき、思わず口を挟みたくなる衝動を抑えるのは容易ではない。それに、こちらの注意が散漫になる危険性もある。人間は1分間で約700語を聞いて理解できるが、人が話すのはせいぜい100語なので、その差が原因になって気が散る。集中は常にしておく必要がある。

人は話を聴かない生き物であると共に、話を聞いてもらいたい生き物でもある。人びとが離職する一番の理由は、「上司が自分の言うことを聞いてくれないと感じたから」だ。無理してでも話を聞かなければならない

3.相手の気持ちにラベルを貼る

相手の気分に焦点を合わせることを忘れてはいけない。

「それは辛いですね」とか、「怒るのも無理ないよ」などと言いつつ、相手の気持ちに反応するようにする。交渉人も、犯人の気持ちに理解を示しながら、相手の興奮をなだめている。さらに感情に名前を付け、感情の激しさを軽減させながら、冷静な判断が可能なように手を打つものである。

4.相手に考えさせる

相手の頭の中の怒れる怪物を沈静化させ、思考する領域を再活性化させることは重要である。ここでも言えることは、あなたの意見を言わずに、質問をすることである。「私に何をしてもらいたいですか?」という質問は効果的で、相手は感情を爆発させることはなく、選択肢を検討し、考えることを余儀なくさせるからである。

間違っても相手の問題を自分で解決し、何をすべきかを相手に指示してはいけない。それでは「戦争のメタファー(説明する=戦争を仕掛ける)」になってしまいます。〈※戦争のメタファーに関しては別の記事で書いたので、最後にURL貼っておきます〉

相手に質問を投げかけることによって、自分自身で問題を解決できるように手助けをする。相手の返答をフィードバックし、彼らの言っていることが理にかなっているかどうか、それとなく考えさせたほうがいいのである。

相手が自分で解決策を思いついたら、それをやり通す可能性が高くなる。あなたに敗北を認めて、「仰せの通りです」と言わされる屈辱感もない。自分自身で問題を解決することで、相手は抗戦の構えを緩めることができる


建物に占拠する逃亡犯。それを取り囲む警察。

交渉人はまず何をするか?

警察に犯人を銃撃させることは第一選択肢ではない。

まず、犯人の家族を連れてきて、犯人に話をさせる。

共感。コミュニケーション。これが最善の策。


論争をなくし、良い結果だけを得る4か条。如何でしたか?

セルフコントロールは難しく、相手が親密な関係であればあるほど、自分の考えを話して、相手を自分の最良だと思う方向に導いてあげようと思いがちです。

『導いてあげよう』

この考え自体が、相手を不快に思わせ、感情論からの対立への坩堝(るつぼ)にはまらせる一番の要因です。

相手が抱える問題に対して、最善の解決策は相手の頭の中にだけあります。

相手を尊重し、相手が冷静な判断をくだせるようサポートするゲームくらいに思っている方が案外全てうまくいったりするのかもしれませんね。


読んでいただきありがとうございます。

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※文章内で紹介した「戦争のメタファー」記事です。


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