NASAが明らかにした「昼寝」の重要性
こんにちは、1/8192です。
連日の暑さで、寝不足の方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな中、今回の話は、聴くと怖くて眠りたくなるようなそんな話です。
イギリスの研究者たちが、通常6~8時間睡眠を取っていて、その睡眠時間が減少したホワイトカラーの就労者について調べ、10年以上経ってから追跡調査をおこなった結果、驚愕の結果が出たそうです。それは、予想を上回る人数の被験者が亡くなっていたというのです。
研究報告にはこう書かれています。
睡眠時間が6~8時間を下回った被験者は、経時的に同じ睡眠時間を保った者に比べて、心臓血管疾患及びすべての原因による死亡率が高くなったという確かな証拠が得られた。
では、なぜ私たちは充分な睡眠時間を確保しようとしないのでしょうか?
その原因はもちろん「仕事」です。
アメリカの大学医学部の研究者は「睡眠を奪い去る最も重要な原因が仕事であることを示す証拠は圧倒的に多く、しかも、そうした証拠は社会人口的な属性及び調査でのアプローチ方法に関係なく一貫して見られる」と論文に記述しています。
勤務中に酔っている者がいたら、会社は躊躇なくクビにする。なのにどうして、従業員を睡眠不足にして、事実上酩酊状態にさせる環境をつくり出しても平気でいられるのだろうか。
本当にそうですよね。
人間は、24時間365日働き続けるコンピュータとは違い、休みが必要です!
ところが勤務中に居眠りをすれば罰せられる。
労働に殺されてしまうと感じたことがある方もきっといるはずです。
しかし!本当は、
仕事中に仮眠をとるのはすこぶる良い考えなのです。
仮眠で仕事の効率が上がることを裏付けた証拠も驚くほど多くあります。
たとえば、NASAの宇宙飛行士の話にこんなものがあります。
良い睡眠を取るには、自然のシグナルに従う必要があります。脳は、明るくなれば起きているべきだと判断して、暗くなればもう寝ようとシグナルを送ります。このことは、宇宙飛行士にとって大きな悩みになります。何故なら、宇宙空間ではこのシグナルは全く機能しないからです。地球では1日に1度、太陽が上りますが、それと同じ24時間で、宇宙飛行士は日の出を12回経験してしまうのです。
このことで、NASAは睡眠に関して、膨大な実験をしなければならなくなりました。もし彼ら宇宙飛行士が、疲れて勤務を正しく遂行できないと、命に問題に関わるからです。実験の結果、NASAは「疲労対策プログラム」を開発しました。莫大な予算規模で作成されたそのプログラムとは『昼寝』だったのです。
NASAの研究により、フライト中に計画的に設けられた40分の仮眠が、長期任務における宇宙飛行士たちの仕事ぶりと生理的覚醒を顕著に改善することが証明させたのです。まさに、昼寝が飛行士の活力をよみがえらせることがわかったということです。
睡眠不足の状態では、人間は不機嫌になりやすいのですが、90分の仮眠を取ると、その状態をリセットできることも証明されています。
夢や目標を追い求めることはすばらしいことです。
ですが、同じくらい休むことも必要ということなのです。
たまには「ほどほど」で休んでみるのも、いいかもしれませんね。
読んでいただきありがとうございます。
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