飛田ゼミを大調査!【第1弾:飛田ゼミってどんなゼミ?】(2024年度)
はじめに
こんにちは!飛田ゼミ12期の申航成(シン)です!現3年生のゼミ長をしています。
2年生の皆さん,もうすぐゼミ面談期間が始まりますね。福岡大学商学部では専門ゼミナールが非常に活発で、大学での学びの中心になるものです。17日(水)には説明会,その後も学科ごと,ゼミごとに説明会が行われます。学ぶことを通じてたくさんの経験を積むこともできますし,普通に過ごしてはなかなか会えない友人や経営者にも会うことができます。
そんな専門ゼミナールの中でも、飛田ゼミナールにはどんな人がいるのか。それを皆さんに知って頂きたくて2年ぶりに「飛田ゼミなんでも取材班」が復活しました👏👏👏
記念すべき復活第1回は飛田先生にインタビューをしました。先生から見た飛田ゼミ(私たちも周りの学生も「とびゼミ」と呼んでいます)はどんな様子なのでしょうか。また,どんなことを考えて学生と接しているのでしょうか。
是非ゼミ選びの参考にしてみてください!
インタビュー
シン 先生がどんな人なのかがわからない人もいるのでそこから聞いてもいいですか?
先生 国籍は日本で50歳で、神奈川県出身の7歳の娘を溺愛している父親です(笑)
シン 大分硬い表現ですね笑 先生ってどんな人なんですか?
先生 性格って難しいね。もう50歳のおじさんだから,今さら性格ってあんまり考えないかも。でも,基本的には寂しがり屋。ずっと昔から思ってるのは、「無関心が一番悲しくて辛い」ということ。誰かに構って欲しいし,僕たちが取り組んでいることに興味を持ってもらえると嬉しい。たとえ好きでも嫌いでも反応があるっていうことは、視野には入ってるわけであって、気にはなるってこと。だから本当はポジティブな関わり方ができるのが理想的なんだけど、でもなんかいろんな人がいろんな風に気にしてくれるっていうのは、逆に何かそれだけのことをやってるっていうことなのかなって思う。
シン 関心を向けられないっていうのは嫌われるよりも全然辛いですよね。その人の中に自分はいないような気がして。先生がいろんな風に捉えられるようなことをしていく中で、心掛けていることとかありますか?
先生 僕自身が学生に言ってるように、何歳になってもずっとチャレンジをしたり、トライアンドエラーを繰り返したり、失敗しても次にちゃんと頑張ろうと思えるように心掛けてる。だから僕自身がアントレプレナーシップが大事だって言っている以上は、そういう一歩踏み出す勇気を持って、いろんな人の力を借りながらチャレンジするっていうことをやり続けていきたい。
「幸になるも不幸になるもやっぱり自分がアクションを起こすことで、状況は変えられる」ってことを学生にわかってほしいし、もっと楽にチャレンジして、学ぶっていうことを、楽しく考えられるようにできたらいいと思う。「自分で納得して、得た結論に対して自分がこうしたからこうなったんだな」っていう風に腑に落として、それがポジティブでもネガティブでも、前に進める人に学生が育つといいなと思ってます。
シン 何歳になってもチャレンジし続けられるように自分もなりたいです!実際にチャレンジを続けていく中で難しいなと思ったとこはありますか?
先生 ゼミ生が創業体験プログラムをやると「コミュニケーション」を問題にするけど,実際に誰と何をやるのかってのはすごい難しい。ゼミだったら他にも企業さんとのコラボレーションとか、海外で何かプログラムに参加したりするとき、それぞれの文化が違うからそれぞれの考え方も違う。そこで相手が違うってことを理解しながら、お互い感情的に処理するのではなく、「どう相手とコミュニケーションを取ってそれをどこまで折り合えるか」っていうことはすごい大事だろうね。
シン 違いを理解して互いにコミュニケーションをとることって難しいですもんね。実際12期でもそこがとてもネックでした。
先生 もうちょっと話をすると、僕の専門の会計は別に数字を計算することだけじゃなくて、計算したデータがあることによって、色々なコミュニケーションが起こる。それをいろんな理解をする人が居ていいのが世の中の良いところ。そこでもう○×つけるのはしょうがない部分があるけど、そこを感情的に処理するのではなくて、話をしたりだとか一緒に時間を過ごさないとお互いのことってわからないことたくさんあると思う。そういうことをお互いにわかり合える関係性みたいなものが、ゼミやプロジェクトやいろんなところで構築できたらいいなとは思ってます。
シン お互いに尊重し分かり合える関係を作る時こうした方がいいとかってありますか?
先生 お互いを尊重し分かり合える関係をどうやって作るのかっていうのは、自分自身が誰かってことを知っておくことも大事だけど、それを軸に、他人はどう考えてるのかっていうことを受け入れてあげられるっていうところからがスタートかなって思っている。お互い腹を割って話せるような環境が作れたら良いなと思っているし、それが大人になるってことだと思う。それをこうやるための装置としてゼミではPBL(課題解決型学習;Project Based Learning)を中心にしている。創業体験プログラム(以下創P)だったりプロジェクトだったり、スプラウトだったり、要するにチームで何かをやるっていうことを人をとっかえひっかえでやっていくってのは実はそれが狙いだったりするんだよね。
シン 実際創Pをしていく中で自分達も互いに腹を割って話せるようになったし 、お互いのことを思いやれるようになったと思います。ゼミに入るにあたって持っていてほしい心構えとかありますか?
先生 人間ってのは、最初はできないけど、一個一個できるようにチャレンジしていく中で何かを獲得していくんだと思う。
例えば、うちの娘にしても、漢字の赤と青がごっちゃになってるけど、ドリルでチェックして「いや違うでしょ」って説明すると理解できるようになるわけよ。みんなも昔そうだったと思う。1+1=2って当たり前だろうみたいな 感じじゃなくて、みんなそこからスタートしてるわけだから、いつもそういう気持ちを持っていて欲しい。
あと何か会計だとか経営だとかそういう知識的な話は、一生懸命ゼミで学んでたら後からくっついてくるし、必要にならないと勉強しても意味わかんないんだよね。そういう意味では創Pやってるとか、スプラウトで授業しなきゃいけないっていうのは、必要になる知識や能力を身に付ける場面を社会人になってからではなくて学生のうちに早く持ってきてるだけ。多分多くの人にとって学校で習ってることは、社会人になってから役立つ可能性があると思う。それを早く身につけておくことで世の中の仕組みはどうなっているのかってこともわかるだろうから、ゼミはこういう形になっている。
シン 実際自分達も創Pとかをしていく中で必要な知識がたくさん身についたと思います。最後にゼミをこうしていきたいっていうのを教えてほしいです。
先生 いろんなことをやりながら、みんなにここで勉強するっていうことが面白いっていうふうに思ってもらえる場になればいいなと。それはすなわち、ゼミが少しでも楽しく、少しでも自分らしく、自分がこうありたいなって思う姿に近づいていくための、学びになる場なればいいなっていうことを考えています。プログラムを作っていくのは私だけど,それを通じて多くの学びを得て欲しいと思ってる。
たまたま教員と学生という立場に違いがあるけど,学問の前では教員も学生もない。そもそもゼミは学生のものだし,学生が主役だと思う。ただ,私は学生にとって意味のある学びの場を作ることが仕事だと思っているし,ここで学んだ学生が少しでも「学んで良かった」と思ってくれれば嬉しい。それは今すぐかもしれないし,社会人になって数年後かもしれない。実際ゼミOBOGに話を聞くと,数年後になって「あの話が今になってわかりました」とか聞いたりするしね(笑)
シン ありがとうございました。
おわりに
今回は飛田ゼミ12期(3年生)の申航成が飛田先生にインタビューを行いました。いかがでしたか?
このインタビューを通して、先生がどのような考えでゼミを運営されているのか、さまざまな考えや経験を通じて今のゼミの形ができたんだなって感じました。
これは先生から伺った話の一部に過ぎません。先生がどんなことを考えているのか,どんな人なのかを知りたい人はゼミ面談期間中に研究室(2号館7階2711)を訪ねてみてください。また,木曜日3限は経営分析論(231教室),金曜日3-4限は3-4年ゼミ(27B教室)を行っています。先生は誰が見に来ても良いと仰ってますし,実際に経営者やゼミOBOGの講演会など,たくさんの人がゼミに遊びに来られます。もちろん2年生もOKです。
このインタビューが2年生のゼミ選びの参考になると幸いです。
みなさん,ゼミ面談期間にお会いしましょう!
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