ダウィンのダイブリゾート
ドマゲッティから南にあるダウィンの町へは一直線の道だ
距離にして15km程
海辺のリゾートでありボートで沖合のアポ島に行く人も多い
ちょうど昼時だったので食堂に入り昼食を取った
道路から海岸への脇道は何本もあり少し迷ったが早い時間に到着してしまった
ビーチバンガロータイプのところはチェックイン時間はアバウトなので着いた時がチェックインだ
案内されて中に入るとベッドと蚊帳だけの簡素な作りだ
荷物を下ろしてさっそく楽しみにしていたシュノーケリングに出る
目の前が浜だ
係留してあるボートの右側からエントリーする
私はとても痩せていて皮下脂肪がなく普通の人よりも長くは泳げない
しかし冷たくは感じない
手足をゆったりと伸ばす
この瞬間がたまらない
目の前にいきなり沢山の珊瑚が現れた
カラフルだ
形もさまざま
小さな魚達も多い
珊瑚礁で泳ぐのは随分久しぶりだった
岸からすぐに珊瑚礁が見られるのは珍しい
私はフィンを使わずにビーチサンダルでお手軽に泳ぐタイプなのでこんなに近くで見られるのはありがたい
怖がりなのでリーフまであまり距離があると帰って来られる自信がないのだ
20分ほど楽しんでから岸に上がった
陸側の海なので透明度は落ちるが充分楽しむことができた
わざわざ自転車にマスクとラッシュガードを積んでここまで旅してきたのだ
これで今回のもう一つの目的が叶った
海から上がってフロントで部屋の鍵を受け取った時
『どうぞそこでコーヒー入れて飲んでね』
『ポットにお湯があるから』
『キッチンも自由に使ってね』
と声を掛けられた
普段コーヒーは飲まない私だが海から上がった後の熱いコーヒーは美味しく感じた
この宿はレストラン併設ではないのでお腹が空いてきたら坂道を15分程テクテクと歩いて
町の食堂か途中のレストランで食べる
何日も滞在してダイビングのライセンスを取得したりゆっくり過ごす人達も多い
年齢層もさまざまで落ち着いた雰囲気がある
そして気軽に外に食べに行けるのは便利だ
洗濯を済ませて早めに夕食に出かけた
昼と同じ店だ
今度は間違いなく肉を食べた(アドボ?)
野菜メニューはやはりゴーヤしかなかった
私は毎日のようにゴーヤを食べている
帰ってみると浜は夕暮れの光に包まれていた
この時間がとても大切に感じる
仕事を終えたダイブインストラクター達がミーティングを開いていた
その後ナイトダイブの練習にそれぞれが再び海に入っていった
こうやって一日が終わり
明日はまた新しい客を迎える
敷地に散った落ち葉を丁寧に掃き集め
客の去ったバンガローの掃除をする
昨日と同じことがきょうも繰り返される
それが平穏な暮らしっていうものなのだろうか
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