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#2 私の乳がんの状態について

秋田県大館市でコニュニティFMの運営をしている、みそソムリエakikoです。
本業(味噌を伝える事業)の傍ら、地域の情報発信・防災拠点となるラジオ局で番組制作と運営を担当しています。

乳がんを生き、ここから私自身をどう活かしていくか。
自分自身の記録として綴っております。
よろしければお付き合いくださいませ。


癌のステージについて

ステージと言われる、癌のレベルをよく耳にしますが、
先日、右胸の全摘手術を終えて、その全貌が明らかになりました。

結論から申しますと、
私は「ステージ3」の「C」というところに位置する症状となります。

正直、あまり悠長なことを言っていられるポジションではないということになりますが、医学と薬剤は年々進化しているので、癌治療も数年前とは随分違うのだということを、多くのお医者様や看護師の方、薬剤師の方からお聞きしております。

私は右胸に3cmを超える癌がありました。手術前にすでにリンパ節への転移が、4つほど見つかっていました。

ですが、手術中に見つかったリンパ節の転移は、結果的に21個。
胸筋の中にあるリンパ節にも転移が見つかったので、筋肉を切って神経を傷つけない部分の全てを、主治医が全力で切除してくださいました。

このように、体を開けてみて発見されたリンパ節転移の癌を切除したため、2時間ちょっとを予定していた手術は、結果的に4時間超えだったそうです。
(術後の外来では、筋肉を切ったことによる痛さについて、通常の乳がん手術の10倍と言われました。どうりで痛いはずだ・・・。術後2週間ちょっとの今日、まだバンザイの体勢が痛すぎてできません💦)


手術を終え、自身の乳がんの全貌が明らかになった今、
改めてこれからのことに、しっかり計画と夢を描いていきます。


ホルモンレセプター 陽性
HER2(ハーツー) 陰性
Ki-67 10%

「ルミナールAタイプ」の乳がん

※乳がんには、症状や進行度によっていくつかのタイプに分けられます。(サブタイプ)
どのタイプの乳がんかによって、治療方法が変わるようです。


乳がんのタイプ


乳がんと告知されて慌ててネット検索すると様々な治療法や症状の症例が出てきてしまいます。
まずは自分のサブタイプをしっかり把握することが大切だと思います。


私の場合、上記の表でサブタイプをみると「ルミナルA」に属するのですが、乳がんの進行が「ステージ3c」と言うかなり進んだところになるため、ホルモン療法に加え、化学療法(抗がん剤治療、放射線治療)も加えることになりました。


新たな時代の始まり

NHKのホームページにこのような記事があります。

現在日本人は、「生涯のうちに2人に1人が何らかのがんにかかる可能性がある」と言われており、すべての人にとって身近な病気です。禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって「なりにくくする(予防する)」ことはできますが、それらを心がけていても完全にがんに「ならないようにする」ことはできません。

~中略~

がんと診断された後、「どう自分らしく生きるか」に目を向ける新たな時代が始まっています。

NHKホームページ

2人に1人・・・。
言葉や耳では分かっていても、本当の意味での分かったには当事者にならないと「分からない」ものです。

癌に限らず、「どう自分らしく生きるか」。
ここに重点を置ける時代になっていることは、私にとっては治療に臨みやすく、また社会的に生きやすい時代の始まりだなと感じています。


次回は、癌と分かった時の率直な気持ちについて書いていきたいと思います。


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