#27 病院では教えてくれない、がん治療後、弱った身体の回復の重要性。
前回の記事と重複する部分が多いかも知れませんが、今回もがん治療後のお話です。お付き合いいただけると嬉しいです。
と、言うのも、がんの知識として
治療後のこと
これも非常に大事なことだなと感じているからです。
抗がん剤や放射線などに向き合った結果、治療後は無事に生きていればそれで良いということではなく、やはり心身共に自分が満足できるところまで行って、初めて「寛解」なのではないかと思うからです。
治療が終わった後、疲れやすかったり、咳が出ることが多くなったり、肥満気味になったり(逆に痩せたままだったり)、息切れがしたり、肌荒れがひどくなったりなど、がんに比べれば小さいことだけれども、ベストと言えない症状に悩ませられる方は少なくないと思います。
それもそのはず。
入院や手術、抗がん剤は体力を奪います。
加えてストレスもかかります。
そのことで、心肺機能や筋力が低下することは必至ですし、腸内環境も変化すると思います。
すると、頭を使って考える力も低下ぎみになると思うし、
体力が続かないことで新たなストレスが生まれることもあると思います。
私の場合は、脳の機能が著しく低下しました。(そう感じる)
経理や段取り、プロモーションなど、精度が求められる業務がとても億劫になりました。
億劫なので後回しにしてしまいますが、ミスや失敗があってはいけないので、以前よりとても時間をかけて後回しにした業務に向き合っています。
これ、時間も奪われるし神経も使うし、ものすごくストレスです。
体力・筋力・心肺機能が、この鍵を握っているのではいかと思います。
◆回復は自助努力しかないという事実!再発に向けた必須項目!
がん治療後の問題については、病院から事前情報として与えられるものではありません。自分で気が付いて初めて「何となくうまくいかない」ことに向き合うことになります。
体力回復=運動と食事
頭で分かっていても、どう実行することが正解なのかを理解して取り組める方は少ないと思いますし、高齢の方の場合、なかなか有意義な情報を得ることも難しいのではないかと思います。
人それぞれの解があることを前提に、
治療後のステップについても、病院や専門機関から助言や情報共有があれば嬉しいなと思います。
なぜなら、体力や筋力や心肺機能が回復しなければ、前述した脳の機能低下や生活パフォーマンス低下で、がんでは無いところに苦悩が生じる他、
再発の恐れがつきまとう進行性のがんの場合、もしもの備えは機能回復に他ならないからです。
弱った身体のまま再発すれば、治療へのチャレンジの幅も限定される可能性があるでしょう。出来るだけ多くの選択肢があるほうが有利ですよね。
とは言え、無理な運動や食事療法はケガの元。
自分が心地よいと感じ、リフレッシュもできそうなものを見つけることが一番かと思います。
私の場合、山や樹木が好きなことから、低山を登ったりトレッキングをすることが楽しみになっています。
言葉ではうまく表現できませんが、植生豊富な森林からは、間違いなく身体が良くなる方向に導く何かがあるように感じます。
悪いものを吸い取ってくれるような、水を入れ替えてくれるような、
目を休めてもらえるような、(宗教っぽい ww)
今の私には、軽い登坂で筋力強化できる山めぐりが心にも体にも合っています。下山後は、心なしか頭もスッキリ!(笑)