亡母の見解

自動車の「煽り運転」絡み事件が増えている。

そー言えば、亡母。
群馬時代に、約1ケ月で運転免許を所得したのが、後々迄のご自慢だった亡き母は、運転時。相手の運転技術がヘタだったり、気に入らなかったりすると、全て「ババア」扱い。

「ババアの癖に!」
一喝するのが常であった。
全て「ババア」。誰でも「ババア」。20代のお嬢であろうが、「ババア」。
殿方の場合は、当然「ジジイ」であったけど、記憶の限り「ババア」の方が圧倒的多数。「ジジイ」は、余り聞かなかったように思う。
「ババアの癖に!」 「ババアの癖に!」
全ての年代を「ババア」と化してしまうのである。
その言い方たるや、毒蝮三太夫も驚くぐらいの勢いであった。
「お母さんだって、ババアじゃないの」
「あの人、どう見たってお母さんより10歳は若いよ」
やんわりわたしが提案すると、「ババアに年齢は関係ない」だの、「お母さんは、可愛いからいいの」だの。
全て意のまま。ご都合主義者となっていた。

わたしは免許を持たないので、良く分からないのであるけど、ハンドルを握るとああいう心境になるのだろうか?

何となくだが、思い出す。

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