「永遠(えいえん)」は、ない

パソコンに冷蔵庫、レースのカーテン&障子に網戸。炬燵布団一式。
令和6(2024)年。
今年は、地獄の出費連鎖であった。

ボコスコに壊れる。動かなくなる。
「鳴かぬなら」三大武将が続けた有名な句があるけども、「骨身になる迄」
が、わたし作。
徹底的に使う。粉骨砕身、働いて貰う。一寸やそっとの弱音なんぞ、許さない。ギリギリもギリ。
「限界です。これ以上限界突破してみても、何の役にも立ちません」
訴求するまで放っておく。使って使って、使いまくる。
新商品がバンバン出ても、気に入り、適当に安くなっていなければ、ふふんのフン。おニューに。新しくなんぞしないのだ。
我ながら、ケチな一面である。

んが、既に限界突破も時間の問題。ヤバ過ぎてお話にならない。
(ふむ)
各々との、お付き合い時間&現状を思ってみる。
亡父遺品であるパソコン=10年近い。
最初の起動。スイッチを入れてから反応するまで15分も掛かる。
室内装飾品であるレースのカーテンに至っては、30年以上。
破れまくって、ボロボロだ。恥ずかしったらありゃしない。
冷蔵庫?どれぐらいかなぁ?常にモーター音が激しく鳴り、水が漏れる。
(遂に、ダメダメとなったか。)
炬燵布団一式を考えたのも、加齢と共に寒さに耐えられなくなったから。
5,6年前から、暖房器具を一切使わずにわたしはいた。
創意工夫でどうにかなっていたし、買い替えるとなるとお安くない。それなりに身体に脂肪もある。が、(耐えられない!暖房器具が欲しいよぉ~っ!炬燵布団一式をどうにかしよう、そうしよう)
心の叫びが、日々是脳に訴求して来た。

幸いにして、各々チラシやバーゲンセールで安く買えた。
狙っていた冷蔵庫は、去年出たのにしただけで、3万円安。
パソコンも、思ったよりは掛からずに、注文したレースのカーテンは1割引き期間中だった。
炬燵布団一式に、障子と網戸に関しては、少々足が出てしまったけど、いい買い物をしたように思う。

内緒話を致しますと、トイレに2階のベランダ、お風呂場に。
わたしのガラケー。簡単ケータイもそろそろ限界突破。時間の問題。

学びましたよ、わたくしは。地獄の出費連鎖の総まとめとして、一つの格言を思い出しましたね。
「形あるものは、いつか必ず壊れる」
永遠(えいえん)は、ない。
銀河鉄道999(スリーナイン)のテーマは<永遠の命>であったように思うけど、現実はあり得ない。
サザエさん一家や、ドラえもん。おじゃる丸に出てくる登場人物なら、永遠に年を取らないが、生身の人間。声優さんを初めとする関係者は年を取る。
「人生100年」
長寿だ、目出度いだのと別の意味で目出度さ満載であるが、せいぜい。
人間とてそれぐらいなのだ。
家財道具ひとつを見ても、以上が如く。
「形あるものは、いつか必ず壊れる」
永遠(えいえん)は、ない。

<了>
                                 












#今年学んだこと

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