文庫だったら、愛蔵版⁉~書店万引き防止策~
「書店の万引き」
ひと頃、話題となっていた。
「中学生が」「高校生が」マンガを盗む。文庫をやる。
読みたい訳ではない。古本書店に持参して、現金売買。
「小遣い稼ぎ」が、目的だ。
「だったら学参」「辞書にしなさい!」
姥心から時折、思ってしまうけど、昭和30年代前後。
未だ未だ貸本稼業が盛んであった時代にも、被害にあった店がある。
「パンツ重いよ」
母親の友達(女の子)は、何とおパンツ。パンツの中に参考書だか、辞書だかをお入れになってバレたのだ。
「成績が良かった」その子を母親が降り返る。
当時、小遣いをちゃんちゃん貰える子供は余りなく、よって走った行動なんではなかろうかとも言っていた。
「何とかって辞書を欲しがっていた」だからを思えば繋がって来る。
んが、何もおパンツの中に入れることもないわいな。
と余談は置いといて。
「愛蔵版」めちゃくちゃ太く、一寸持てない奴。漫画に多くあるけれど、ああいう形態。
「自信あります、瞬時の行動」
なーんて胸を張っては、いけないことを繰り返す馬鹿なヤングも一寸と思うはずである。「漫画文庫」や、単なる(?)文庫も、一考だ。確かに便利であるけれど、同時に盗難対象だ。
少々ばかりサイズを大きくし、防御しようではあるまいか。
「豆本」
掌にすっぽり入る版。その昔にあった本もまた、同じ道を辿っていたやも知れぬ。
「コストも掛かるし、(書店の)場所も取る」
只ですら紙の本は需要が少なくなっているのにとの見解もあろうが、「店内殆ど愛蔵版!」
「愛蔵版書店」
なーんてのもまた一興。
偉大なビジネスなのである。