厚味(あつみ)が増す読書
読書は、厚味(あつみ)が増す作業である。
縦書き文化。
日本古来の表記。縦書きと共に、ひらがな、カタカナ、漢字その他を視界に取り込むと同時に、頭から入る。チャンと脳みそが理解出来る。
漫画から辞書、純文学からエッセイ、新聞。論文に至るまで、「電子」。「持ち運ぶ手間がない」「手軽」と若い人を中心に「本」より「電子」を選ぶ層も多い。
現に紙より電子版書籍の方が売り上げを伸ばしているし、「紙」又は「電子版」。購入する際に、通販サイトは選ばせる。
けど「平面」。
余りに「ぴょん吉」。ど根性ガエル、平面ガエル過ぎやしないだろうか?
シャツの中から必死にもがき,ぴょん吉だって良く出ようとした。時には立体ガエル化し(?)、ぴょんぴょん跳ね廻っていたりした。
それそら「否定」。「邪魔だ」「世の中の流行りではない」
ぺなぺなガエル。薄っぺカエルと、ぴょん吉様をしているのだ。「タブレット」である。
それなりにわたしも所有。
本棚に沢山の本を持っているけれど、「ドッグイヤー」。アチラでいう跡だらけ。栞を使えばいいのだろうが、面倒臭い。
読む頻度が多い本ほど、傾向にある。そういう風に、どうしてもなってしまうのだ。
電子版では、全くできまい。
何と言うか、余りにガラス。薄ガラス。
わたしもだから分かるけど、そのわたしが驚くぐらい。びっくりするぐらいに最近の若者は、時としてナイーブ過ぎる。
「厚さ」を否定する世の中に生れ、育っているからだろうか?
「中身のある日常」「もう少し、ナイーブさを脱したい」
世代を問わず思う人は、まず「読書」。
「脱・電子版」をお奨めする。
<了>