衝撃だったウィンナコーヒー~なかむ初めて物語~


凝った期間が長かった、飲み物。
四六時中、求めていた飲み物に、ウィンナコーヒーがある。
ブラックコーヒーの上に、こんもりとホイップクリームが乗ったアレね。
知った時には、驚きましたな。ホント、衝撃でございました。

中学1年。
家庭科の授業で、たまたま耳にした。先生が仰ったのかも知れない。
「ウィンナコーヒーが」何とかかんとか、後は覚えていない。
(ウインナコーヒー?ウインナって、あのウィンナーソーセージ?)
気になり仕方がない。

「ねぇねぇ」翌日、友達に聞いた。
「昨日、家庭科の時間に先生が言ってた<ウィンナコーヒー>。
あれって油で炒めたウィンナーが、コーヒーの上に乘ってるの?油っぽくない?」
(はぁっ?)
驚く友達の、表情がある。
「何本ぐらい、乗せるのかなぁ?長さとか大きさは、どうなのかしら?決まっているの?決まっているに決まってるよねぇ。それでなきゃあ、コーヒーカップから溢れ出ちゃうもの」
興奮してくる。鼻腔が拡がる。
段々、掠れたボイスが大きくなる。
(・・・・)
憐れみすらをも、表情に含んて友達は来た。
「飲んだ事、ある?どこで飲める?味は?やっぱり油っぽい?」
瞬間の間があり、
「ンな訳、ないじゃん!何言ってんの!」
怒涛の如くに一喝。
「いい?ウィンナコーヒーってのはねぇ、、、、」
滔々と説明を受けたのでありました。

知らないって、罪だわ。怖いわね。

あれから〇〇年。
家庭の味より、プロの味(?)。今や多くが、コンビニとか、ファミレスで求めるんでしょうね。
                             <了>

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