マスクの民(たみ)(?)

4月23日、日曜日。
天気は忘れてしまったけども、丁度、今から一週間前の選挙の日。
市長&市議会議員。大切な要員を輩出する為の選挙投票が、わたしの住む所でも行われた。埼玉県北本市である。
行うに当たり、立会人が必要との事。
「やってよ」前・町内会長さんからのご指名があり、「じゃっ、やります」
午後1時半から、午後8時迄。投票時間ジャスト迄だ。

自宅を出たのが、午後の1時ちょい過ぎか。
「コレコレで」市の担当者に言う。と、直ぐに同じ用件で、問い合わせている2人がいた。共にやる人々だ。
(へぇ~っ)
今日お初。全く知らない同志なのに、ジャスト・タイミング。偶然とはいえ同じ時間に良く集まったもんだと感心をする。
「じゃっ、そろそろ交代時間ですので」
係りの人に案内をされ、着席。認証を首にぶら下げ、ざっと説明を受ける。

(えっ?)
終了し、帰宅後、何となく場面、場面を振り買って気がつく。驚いた。
わたし以外は、皆、マスク。市の職員さんも、立会人の皆さんも。
投票に来る老若男女、幼児にはたまた小学生、中学生かと思しき年齢層に至るまで。
わたし以外は、みぃ~んなマ・ス・ク。マスク着用なのだ。
(何で?)
個人の判断、政府がお布令をだしたはずである。
(だったら)
着用しておくか。(感染すると怖いし、子供もいるし)となるのだろうか?
一応、わたしもマスクを持参は持参したけども、遂に着用しなかった。
蒸れる、
自分の鼻息と、マスク内部の生地から自然発生する蒸れが混ざって、臭くなる。それだけの理由であるけど、信念を貫き通した(?)わたしは偉い。偉大である。
いつまでマスクを着用する気でいるんだろう?業界が喜ぶだけだ。
既にウハウハんんだから、ろろそろ普通程度にしてもいい。

その内、日本人=マスク。国内外で描かれる日本人は、全てマスク。口元が描かれなくなるだろう。

 〇またの名を 「マスクの民(たみ)」とも 口元を
      マスクの似顔絵 そのイメージに

           <短歌 なかむら>
                          <了>




#創作大賞2023

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