オーストラリアのサッカー事情について。
オーストラリアでプレーをして1シーズンが経った。
そこでSNSを通して、オーストラリアでプレーしたいという人から連絡を頂いているのでこのノートで、
・オーストラリアのリーグ構成について。
・契約条項、契約の流れ。
・シーズンの流れ。
についてまとめていこうと思います。
①オーストラリアのリーグ構成について。
オーストラリアはアジアの屈指のレベルであるにもかかわらず、プロリーグ(本田圭佑選手が所属するメルボルンヴィクトリーなどが参入しているA、リーグ)は1つしかなく、その下のカテゴリーからは州でリーグが構成され、契約形態はセミプロ契約になります。
州リーグのトップリーグは、NPL(ナショナル・プレミアリーグ)と州で共通の呼び名が共通されており、州2部はSTATE1、州3部はSTATE2(州に名称が異なります。)というリーグ構成になっています。
なお、NPLで優勝すれば各州のチャンピオンと戦う全国大会に出場でき、シーズン中には、FFAカップ(日本でいう天皇杯)というカップ戦があり、この大会はAリーグも参入しているので、州で優勝すればAリーグチームと対戦することができます。
昇格ついてはSTATEリーグで優勝すれば自動的にプレミアリーグに昇格でき、以下6位のチームで昇格プレーオフトーナメントが開催され、もう1つの昇格権を争います。
降格はどのリーグも下位2チームが自動降格になります。
これが大まかなオーストラリアリーグの構成です。
②契約条項、契約の流れ。
契約は上記で述べたように州リーグはセミプロ契約なので、基本的に試合給しかもらえません。
試合に出ないと給料はもらえないという仕組みがどのチームの基本になっています。
そのなかでも、試合に出てチームが勝った場合、引き分けた場合、負けた場合と細かく給料が異なります。
僕の場合ですと、
・先発出場でチームが勝利→200ドル
・引き分け→150ドル
・負け→100ドル
・途中出場の場合は上記よりハーフプライス
選手によってもちろん契約条件は異なりますが、だいたい一年目はこのぐらいが平均だそうです。
活躍次第で倍の契約になることもあるので、結果を出せばより良い契約条件を提示されます。
また、オーストラリア州リーグは基本的に移籍期間が設けられていないため、シーズン中でも練習参加でき、契約を取ることは可能です。
が、外国人枠(1チームにつき2人まで登録可能)があるためシーズン開幕まの12月から2月の間にトライアルに参加するのがオススメです。
僕の場合は1月から練習参加して2月に契約をいただきました。
なので、早めに練習参加する方がベターです。
あと、オーストラリアの州リーグで練習参加を申し込むにあたって代理人や代理業者を通さなくても、個人でチームのfacebookにメッセージを送れば、練習参加の許可を得られるチームは多くあるので、代理人の仲介料という余分な経費を抑えることもできます。
実際、僕はそれで手段で連絡を取って練習参加して契約を取ったので、かなり安いコストで済ませることができました。
③シーズンの流れ。
シーズン開幕はだいたい毎年3月に始まり、9月上旬に終わり、チームが昇格プレーオフに進めば、9月末あたりまでシーズンは続きます。
だいたい半年で全ての試合が終わる流れになっています。
上記で述べたようにシーズン中にはリーグ戦のほか、カップ戦も組まれています。
なお、シーズンが終われば一度チームは解散し、どこのチームも12月あたりからチームが再始動し、次のシーズンに向けて動き出します。
これがオーストラリアのサッカー事情です。
また、オーストラリアでプレーを考えている人がいれば相談に乗りますので、SNSでメッセージください。
twitter→https://twitter.com/tetsuya1580
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