毒兵器使いウラカタという概念
これがあまりに好きだったので、もしソシャゲとかに実装されたときに好感度ごとに軽いセリフを話してくれるとしたらどんなんだろうなというただのワルカタ二次創作です
毒兵器使いウラカタ
組織の中で唯一の毒兵器を扱うスペシャリスト。敵味方問わず毒殺すると噂になっており、近寄りがたい雰囲気の人物。
常にマスクをつけており、ほとんど喋ることはないが、たまに喋ると口が悪い。仲が良い人とはよく話すらしいが、その姿を見ることは殆どない。
好感度0
「……」
「…………」
「……邪魔だ、失せロ」
好感度1
「…………」
「お前とお友達になッたつもりはねェ」
「任務外で用もねェのに話しかけんナ」
「……チッ」
好感度2
「……んだヨ」
「少しは考えて行動しロ。俺の邪魔をするナ」
「……俺の毒霧は見えるように作られてるのは分かるナ?その霧を避けるために片側に寄ッた敵を狩るだけでいイ。追い込み漁をイメージしロ」
「何度も言ッてるが、俺の毒霧に入るなヨ。死ぬゾ」
好感度3
「自分の仕事に集中しろ、取り返しつかねェミスすんゾ」
「ミスをして痛ェ目見んのは自分自信だからナ」
「心配?ハッ、やッぱ頭ン中お花畑だなお前」
「腕の一本でも失ッてみロ。それか目ン玉見えなくしてやろうカ?その瞬間からお前は用無しダ」
「分かッたら次のターゲットの下調べでもしとケ」
好感度4
「大分慣れて来たみてェだナ。だが慢心すんじゃねえぞ、まだまだお前はヒヨッコなんだからナ」
「分かッたらいつもどおり次のターゲットの下調べでもしとケ」
「俺にうつつ抜かしてる暇なんてねーゾ」
「大体なァ、この前の任務のとき一人でなんでもやろうとしすぎダ」
「もう少し俺を上手く使エ。信頼しろとは言わねェが、俺たちは二人でやッてんダ」
「お前がもう少し動けるようになれば、俺ももッと様々な毒が使えるからナ」
「俺に気ィ使わせんなよ、頼むゼ」
好感度5
「何で口だけのマスクつけてるかッテ?……まァ、話すには長すぎるナ」
「普段何食ッてるカ?んなもんテキトーだヨ。……あー、まァカレーライスは好きかもナ。甘すぎず辛すぎず……だナ」
「趣味ィ?さッきからンなもん聞いて何になんだヨ……」
「……分かッた、分かッたからそんな目で俺を見つめんナ!」
「絵だヨ。先に言ッとくが、絶対に見せねェゾ」
「……見せねェつッてんだロ!失せロ!」
好感度6
「お前の趣味は何なんだヨ。俺のだけ聞いておいて自分は教えませんッてカ?」
「……へェ。面白ェ趣味してんじゃねえカ」
「ア?……ンだよそんなビビり散らかしたアホ面しやがッて。変な事言ッたか俺?」
「知らねェ赤の他人ならまだしも、付き合い長い仕事仲間の趣味をこき下ろすほど終わッてはねえよ俺ハ」
「……何だよニヤニヤしやがッて、気持ち悪い野郎だナ!」
「絶対ェお前に絵は見せてやらねエ」
「あーもう、わめくナ!!!ガキかお前ハ!!!」
好感度7
「ッたく、無茶しやがッて……俺の毒霧の中に突ッ込んでくとかバカじゃねェのカ?」
「確かに奇襲にはなッたが、いつか死ぬゾ。今回はたまたま俺が解毒剤持ち合わせてたガ……」
「俺は毎回毒の比率を変えたり、持ッていく毒を変えてんダ。何かの手違いで敵に分析されて利用されたり解毒剤作られても困るからナ」
「だから俺が毎回解毒剤を都合よく持ッてるなんて限らねエ。マジで今回きりにしてくれヨ」
「他人を信用するのは良いが、簡単に信頼するなヨ。頼ッてるヤツが裏切ッたら自分まで痛い目を見ちまうんダ。分かッたナ?」
「……お前に死なれたら大損害なんダ。ここまで動けるヤツを一から育てんのは大変だからナ」
「嬉しそうにニヤついてんじゃねえゾ。……ほら、もう何ともなさそうだから飯でも食ッてこイ。じゃあナ」
「……本気で……心配してんだからナ」
好感度8
「正直、もう俺は一人で仕事するのが一番楽だと思ッてタ」
「俺が仲間も殺す野郎だッて話、聞いたことぐらいあるよナ?それは間違ッちゃいねェ。俺は昔、一番付き合いの長い仕事仲間を俺の毒で殺してるのサ」
「あー、突然何だッて顔してんナ。このマスクの話さ、聞きたがッてたロ?」
「そいつを殺しちまッたとき、俺は自分の毒を制御し切れてなかッた事に気づいてなかッたんダ。戦闘が終わッて、アイツがぶッ倒れて初めて気づいタ」
「ああ、ずッと後悔してル。解毒剤の準備とか、武器の扱いとか、もしリスク管理をちゃんとしていたらッてナ……」
「だから、実はこのマスクはガスを遮断するためのモノじゃあなイ。毒が俺の想定と違う範囲に出力されてるときイチ早く気づくために、より敏感に、より立体的に毒素を感じ取れるマスクなのサ」
「本当は解毒剤だッて一滴たりとも持たねえ方がいいんダ。もし俺の毒兵器が敵に奪われても、俺の毒の解析は一筋縄ではいかねェ自信があル。だがもし解毒剤が敵に渡ッたら、それこそ簡単に毒の対策をされちまうかもしれねェだロ?」
「そう頭では分かッてんのに、あの日からどうしても解毒剤を持ッてきちまう癖がついてなァ……」
「面白くねェ話だロ?まあ色々端折ッてるのもあるけどナ……」
「そんな顔すんなヨ。もう昔の話だし、他人に話せるくらいには俺の中で消化できてるッてことダ」
「お前はいつもみたいに、バカみてえにニコニコしてる方が似合うゼ」
好感度9
「……なァ、話があるんダ」
「あんまり認めたくはねェが、お前はもう俺より強ェし、貴重な存在ダ。実力も判断力もあッて、ここぞというときの勘や嗅覚みたいなモンも半端じゃねェ」
「俺みてェな味方殺しちまう地雷なんかと組むより、もッとお前の能力を活かせるヤツと組んだ方がいイ」
「だから俺とお前のタッグは今日で解散ダ。明日上のヤツに報告してくル」
「俺は一人でも大丈夫ダ。お前より弱ェかもしれねェが、経験だけはあるんダ。だから俺のことは心配するナ」
「……そんな悲しそうな顔すんなヨ。寂しくなッちまうじゃねえカ」
「お前はどこのチームでもやッていけル。この俺が言うんだから間違いねェ。なんならその辺の幹部クラスもお前とは戦いたくねェだろうナ」
「だから……死ぬんじゃねェゾ。別に、生きていればいつでも会えんダ」
「ほら、コレやるヨ」
「前に俺の絵見たがッてたロ?だからお前を描いてやッたんだ、案外悪くねェだロ?」
「そういえば、初めて顔合わせた頃は大分冷たく当たッてたよナ。……その……悪かッたヨ」
「次のチームでも頑張れヨ。お前ならできるサ」
入手:ウラカタの描いた絵
好感度10
「お前、俺とタッグでやりたいッて直談判しに行ッたらしいナ!?この間の俺の話聞いてなかッたのかヨ!」
「……なァ、なんで俺とやりたイ?お前の考えてることを俺に聞かせてくレ」
「そもそも、俺のチームに俺とお前の二人しかいねェのには理由があル。まァわかッてるとは思うが、単純に誰もやりたがらねェんダ」
「俺はこの組織でも唯一の毒兵器使いダ。俺にしかできねェ作戦だッてあル。毒殺はどんな殺し方より惨いかもしれねェし、何かの間違いで自分が地獄みてェに苦しんで死ぬかもしれねェ。それでも俺は嫌々やッてんじゃなく、責任を持ッて作戦に臨んでル」
「だが他の奴らはそうじゃねェ。昔俺が仲間を殺したッて話も噂になッてて、誰も俺と一緒にやりたがらねェ。基本俺のところに回されんのは、どこかで問題を起こして飛ばされたヤツだッたり、通常のチームでは使えねェ捨て駒みてェなヤツだッたりダ」
「だから正直、お前が俺に懐いてんのは……悪い気分じゃねェが、意味がわからねェんダ」
「お前が希望して俺のチームに入ッたのは最初から知ッてル。その理由を聞かせてくれねェカ?」
「……あァ?ンな冗談言ッても笑えねェゾ……」
「……………………」
「本気かよ……ッたく、マジで笑えねえナ」
「……不思議な奴だなホント。こんな誰がいつ死ぬか分からねえ世界で、他人にそこまで感情を持ッてたら普通は壊れちまうもんダ」
「……分かッたよ、ちょッとそこで待ッてろ、すぐ戻ル」
「ホラ。コレやるヨ。最近俺がよく使ッてる毒の解毒剤ダ」
「別に戦闘中に使えッてワケじゃねェ。もしお前がやられてこの解毒剤を敵に渡したら大変なことになるだロ?」
「だからこれは手綱ッつーか、なんつーか……お前が簡単にはやられないッて信頼してるッてことダ」
「どんだけニヤついてんだ、ガキかお前ハ」
「昔俺が簡単に他人を信頼するなッて言ッてた?まァそれは今でもそう思ッてル。だから……そういうことだヨ」
「あークソ!!今日はもう寝ル!あァ!?ついてくんナ!!」
入手:解毒剤