メンバー同士、もう少し交流というか「あ、どーも」があっていいのかなと。記事を書いたら(よければ)放り込んでください。ぜひ、あなたも読んでください。基本はその日の記事を、あと「これ読んで!」って過去記事も数本なら。みんなでいいマガジンにしましょ~🙌
かまたゆう@家族と生活のエッセイ
日々の生活を飲み干すための肴たち。 じんわりきたり、しっくりきたり、笑い上戸になってしまったり、眠くなってしまったりする。
酸い、酸い、甘いくらいの新婚生活エッセイ。
最近、平日の晩御飯は夫にお願いしている。 料理担当は基本的には私であるが、仕事の最繁忙期であることと彼の仕事が落ち着いていることを加味して、彼が代打を申し出てくれたのだ。 その気持ちはすごくありがたい反面、彼はほとんど料理をしないので心配なところもあった。鶏肉の中が生になってないかなとか、漆器の汁椀をチンしないかなとか。実際に、そばで見ていると手際が悪くて手を出したくなってしまうこともあるし、ほとんど肉ではないかという回鍋肉が出てきた時に、最後に少し野菜を足したこともある。
私は『遠慮の塊』を前に何もできない。 遠慮の塊とは、料理の最後の一つ、もしくは一口が残っている状態のことである。調べると、どうやら関西由来らしい。 「遠慮の塊〜〜〜!」 とみんなで指差すと、最後の一つを誰か食べるように促し、皿を空にすることができるのだ。 小さい頃から姉と数々の「半分こ」をして来たからか、私は大皿料理の取り分けが平等であるかに厳しかった。 だから2個ずつ食べられるはずの唐揚げが何故か一つしか食べられなかったり、ピザを切った時に明らかに大きさが違っていた
この頃ミスドを見つけると、いつも信号機の向こう側にある。 一昨日行ったブックオフの近くでも対岸に、家の近くでも対岸に、一人で行った鹿児島でも対岸にあった。 自分の生活圏の一歩外れにあるだけで、こんなに行きにくい。国境の川を越えるが如く、道路の向こう岸は遠く、ショーケースを覗くことにそれなりの理由が必要になってしまう。 実家の最寄りには、昔ミスドがあった。母に連れられていた頃は、近くにあったマクドナルドに吸い寄せられていたのでそこまで記憶にないのだが、高校生になってコーヒーを
こんにちは。 12月1日の文学フリマ東京39に出店します。 【M-63】『800字の生活』におります。 会場も大きいので、是非迷わぬよう… (昔は800字くらいのボリュームで書いていたので名残でこのブース名ですが、800字以上のものもあります) 販売作品一覧(WEBカタログ) 基本的には既刊の発売となりますが、 最近書いたものを集めて簡易的に販売しようと思っています。 以前買っていただいた方もぜひお立ち寄りください。 《文学フリマ東京39》詳細============
夫が今話題のポケカアプリをはじめた。 昔ポケモンカードを集めたことはあるが、集める専門だったので、実際のカードゲームのルールはよく知らない私である。 夫はポケモン愛はまあ並か、若干平均より高いくらいの熱量なのだが、収集癖と好きなものに対して見せる爆発的な『自己研鑽』に不安になる。 『鬼滅の刃』にハマった時は、品薄だったそれを本屋を何軒もはしごしてコンプリートしたり、大学時代も野球ゲームアプリをやり込みすぎて無課金で課金アカウントさながらに育成し、最後はアカウントを高額で売
最近結婚式を挙げたのだが、夫は元々は乗り気ではなかった。 結婚式に乗り気ではなかったというより、結婚自体に懐疑的であったので、自動で「結婚式」についても眉を寄せなければ整合性がとれなかったのだと思う。 夫は「結婚という形をとらなくても、なんの縛りもなく一緒にいられる夫婦の方が素敵じゃないか」といった。私からすれば、そんなのは何かあった時の責任放棄であるが、感情的に怒ることはできても、結婚の明確なメリットを提示することはできなかった。今時事実婚の夫婦もたくさんいるだろ
最近小説をよく読んでいる。 昔から本が好きか嫌いかでいえば好きだが、 それは二者択一の時だけで、《好きでも嫌いでもない》が正しい。 今は、実用書も小説も何となく自分の世界を広げる感じが癖になって、読んでいる。 話題作や有名タイトルを読んでみて、自分が好きな本と面白いけどそんなに刺さらない本があるのだとわかるようになってきた。 大して本を読まなかった時は、読むか読まないかだけであったので、読んだら面白いし読まなかったら他の面白いことを探すまでだった。 けれども本と一口でいっ
久しぶりに実家に帰った。 父は単身赴任、母も週に何度か働いていることもあり、実家に帰っても祖母しかいないこともある。だが、今日は彼のご両親が私の実家に来るとのことで、私の両親にも都合を合わせてもらっていた。 今日の議題は、ろくに相談もせずに結婚式を決めてしまった我々からの、双方の両親への説明の場であった。少し気まずく、叱られる前のような気持ちだったのに、祖母はいつものように私たちが曲がり角から現れるのを家の前で待ち構えていたし、ありがたいことにちらし寿司の準備までしていて
5月19日の文学フリマ東京38に出展します! 新刊も!出ます。 ■文学フリマ東京38 ・開催日:5/19(日)12:00-17:00 ・会場:東京流通センター 第1展示場・第2展示場 詳細はこちら 文学フリマ東京38 – 2024/5/19(日) | 文学フリマ (bunfree.net) ■かまたゆうのブース「800字の生活」S-28 WEBカタログはこちら ▽お品書き ・【新刊】『新生活』92ページ/1,000円 …同棲と結婚、転職。それらを中心に変わる『新生活』に
旅行先の鹿児島で、服を見たいと思っている、わたし。 その店は、東京にもある店なのに心惹かれる。 苦手な飛行機にまで乗ってやってきて、たどり着く先が全国展開している服屋というのは面白い。もし誰かと一緒に来ていたら、「いつでもいけるじゃん」とか、自分でも言ってしまいそうな選択で、意外であった。 先ほどトゥモローランドで見た鮮やかな水色のカーデガン。あれを着てみたいという欲望。 その横にあった男物のスタンドカラーのコートも彼に似合う気がしてくる。 * 服が好き、は自覚がなか
今日は夫が、高校時代の野球部で年初めの野球に出かけており、朝から1人だった。 正月も3日目だったので、昨日の続きでだらんとしていたのだが、生理前の胃袋が疼いて仕方がなく、なんだか落ち着かない。 正月は実家に帰ったり、彼の実家にも挨拶に行って連日ご馳走であった落差も相まって、お腹が加速度的に空いていくような気がする。 そんな状況で、YouTubeで生エビをそのまま食らい、殻と頭でスンドゥブを作る動画を見た瞬間に、考えられることはエビのみであった。 すでに頭の中ではエビが踊り狂
鹿児島に行きたかったのは、知覧に行ってみたかったから。 知覧の、特攻平和会館に。 小学生の頃に特攻の映像をテレビだったか映像の世紀だったかで見たのが始まりで高校生頃で知覧の平和会館の存在を知った。 それ以来、ずっと気になっていた場所だ。 戦争資料館には足を運んでいる方だと思うが、 歴女ってわけではないと思う。 私のとっての歴史は、「まあまあ好き」の域を出ない。 高校生で文理選択をするときに、 化学や物理よりは歴史の方が「まあまあ好き」なので文系を選んだくらいの話であるし、な
うどんたべてえ!という欲望にかられて、 帰路から少し離れたスーパーにネギを買いに。 どんなにめんどうでも、ネギが入っていないうどんは許せない。 駅近くの小型スーパーをのぞいてみたが、ネギがなく、少し離れたショッピングモールの一画にある野菜屋へ。八百屋というより、「野菜屋」ってかんじだ。 駅前の小型スーパーでは、ネギがないスーパーなんてありえる?ともやっとしたが、まあ夕方だったのできっと売れてしまったのだろう。ネギは冬に欠かせない食材だもんね。 野菜屋に、残り五本となった
旦那は、ハンバーグが好きだ。 今日の夕飯のリクエストを聞くと、7割くらいの確率で 「ハンバーグ」と言う気がする。 一方の私はというと、 ハンバーグはまあ普通くらいに好きで、 ハンバーグを作るのは嫌いである。 ・牛豚合いびき肉をこねこねするのは手が冷たい。 ・こね終わったあとに手が油まみれになって、洗っても洗っても取れないのが嫌。 ・分量通り作っているはずなのに、なぜか私のハンバーグはつなぎが緩くて原型をとどめない。 だから、7割くらいの確率でリクエストされたとて、 私が
もう買う気も買う気だったのに、打ち砕かれた。1cmの壁。 ドラム式洗濯機がでかいのも、うちの壁がギリギリなのも、 ぜーんぶ知ってたんだけど、なんだかんだ入るだろうな〜なんて能天気に構えていた。 処方箋は 「引っ越すか」 「ドラム式洗濯機が一回り小さくなるのを待つか」。 話を聞くところによると、ドラム式洗濯機は年々小型化してるらしい。 そんなのあんまりだよと思ったけれども、 搬入の下見に来た業者の人 「すんなり『ドラム置けます』って言える家の方が少ないのでね」 とガハハと
遅ればせながら、文学フリマ東京、ありがとうございました。 優しい言葉をかけていただいたり、同じ熱量を持つ方々と出展できて幸せでした! (ついでに売上部数も過去最高でした。ご購入いただいた方々ありがとうございました) 次回も出展予定です!新刊携えて出展する予定です〜