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すべつな~小さな習慣「入浴」と薬草

カラスの行水派だった私ができるだけ風呂に浸かる習慣に変えようとしたのは、近年体が冷えている自覚があり、もっと体温を上げたいと思ったところからなのだが、積極的に「入浴」をはじめてから、その効果だろうかと感じることがある。
平熱が上がった自覚はないが、以前よりも格段に静脈認証が通りやすくなった。そんな気がする。



入浴習慣を思い立ったのと丁度同じくらいの頃。
押し入れの片付けをしていて、長年しまったままで忘れていた大きな瓶を発見。
その中身がこちら。

謎の琥珀色の液体。スギナの焼酎漬け、である。
10年とは言わないまでも、おそらく7~8年は経っているであろう代物。
作ったまでは良かったがどう使えば良いのかわからず、長い間しまったままにしていたものだ。

使い方がわからない。相当時間が経っている。押し入れのスペースをとる。
で。片付けの際に久々に発見して、もう処分してしまおうかなあと、正直思った。

が。風呂に入る時に再び思った。
古い液体でも風呂になら入れてもいいんじゃないか。風呂に入ってから処分するかどうか考えることにすればいいだろうと。

ちなみにスギナはこちら。

身近な薬草活用手帖」より

道端や庭などほったらかしにするとすぐに生えてくる草のひとつで、つくしの別形態。農家や雑草が生えてくるのを嫌う人にとっては中々枯らすことが出来ず天敵と言われる。そういう草だ。
しかし本を読むと「問荊」という生薬、つまり漢方に使われる薬草であり効能もかなりある。
作った当時の記憶はほぼ薄れて無いに等しいが、昔からヨモギ・スギナ・ドクダミなど生命力が強く雑草扱いされる草はすぐれた薬効を持っていると聞いた。
活用したいと思い草を摘んだまでは良かったが、何せマメではない自分には煎じると聞いただけで荷が重く、こまめに利用したりするなど土台無理な話だった。
そこでとりあえず、アルコール度数の高い酒に漬ければ保存がきくしエキスも抽出しやすいと聞いたのだろう。ズボラな私にとっての最適解である「漬けるだけ」を選択し現在に至った。


「スギナ風呂」

スギナの焼酎漬けをいつもの湯船に入れてみることにする。どのくらい入れれば良いかもわからず、何となく家にあったジャムの瓶で1センチ程投入。薬効が高い、難病に効果あり、肌・髪・骨にも良いなどと聞けば、浸かるだけではもったいないと洗顔や洗髪にもすべて浴槽の湯を使った。<つづく>




自分の生きてきた道は、すべて今の自分につながる道。
かつて「私」が選んできた物事で、今の「私」はつくられている。
だからきっと。そう。すべてはつながっている。


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