若年アルツハイマーを限りなくたのしんでで生きる夫の日10月6日
昨日のタンポポハウスの帰りにお菓子をたくさん買ってきた。5時50分の特急に乗るために5時20分に家を出る。お出かけの準備はばっちり。家を出たときは暗かったが電車に乗るころは薄明るく、乗っているとだんだん空が白くなり朝になる。
夫はとてもとてもごきげん、電車に乗るとすぐにパンを食べ薬を飲んだ。お菓子をたべたりお茶をのんだり「遠足みたいだなー」と楽しそう。
岡山駅から新幹線に乗る。「新幹線は快適だ」と何度も言ってうれしそう。新山口から新下関につき、山陰本線みすず号で仙崎に。途中海を見ながら北上して日本海に。金子みすず記念館でゆっくりと見学。夫「ここ来たことある。前の店のおじいさんにも前に会った」と何度も言う。そうかなあ?そんなわけないと思う。
夜はホテルでゆっくりしようと、下関駅近くの大丸でお寿司などを買って部屋で食べる。お部屋は8階。温泉は10階。温泉で男湯・女湯に分かれるのが心配そう。「出たらここで待っていて」と言うと「ここな、ここな」何度の繰り返し確認して入る。私ガ出るとちゃんとそこで待っていた。
部屋を出ようといろんなところをカチャカチャさせて、やっと出たが、オートロックなので入れない。ノックするとかするかと思ったら静かになったので大丈夫かなと心配していた。戻ってきてドアをガチャガチャ・・・ドアを開けると「びっくりしたーもお入れんかと思った」と目を丸く見開いて話す。
また出ていこうとしているなーと思いながら、他のことをしていると、ドアストッパーを使ってドアを全開にして出ていた。「ドアを開けたままにして誰かはいってきたらどうするの」と言うと、「そうか・・」「なんで外に行くの?タバコ?」と聞くと「そう・・」「ここ喫煙ルームだからお部屋で吸って大丈夫」「なんだ、そうだったんかー」「ちゃんと灰皿が置いてあるでしょ」「うん」
翌日、リュックが重いと言うので見てみたら、灰皿。ホテルのバスタオル・タオル・ひげそり・飾ってあった造花が入っていた。
それにしても本当に楽しそう。