見出し画像

地域の食文化をいかに残していくか



食堂を始めたことが全てのきっかけ

約3年ほど前、
ご縁があり、古民家で食堂を開くことに。
そこは設計事務所が運営するレンタルスペース。
(ennoieミドリバシ)

https://www.instagram.com/p/CVAXqZHlNvb/?igsh=dmhheTNydW1qenJn

 地域に賑わいをつくるために、
人が集まるしかけ(=食堂)を
一緒につくりませんか?とお誘い頂く。

私も設計事務所のメンバーの一員となり、
地域の方にとっての
「居場所」「縁をはぐくむ場所」づくり
がスタート。


まちの老舗屋さんとの交流


地域に根ざした、ご近所さんから愛される
応援してもらえる場所になればいいなと

食材はご近所のお店から仕入れよう!

そう決めて
まち探索がスタート

地道にまちをぐるぐる歩いて、
「お!」と思ったお店に突撃!

商品を買い、お話を伺い
私の想い、
今後形にしたいミドリバシのビジョンも
同時にお伝えし交渉


知らないだけで
地域の食文化を支える老舗屋さんが
たくさんあること  
美味しい食材
唯一無二のものがまちにあること 
魅力ある人がたくさんいること 


こんな素敵な場所や食を
もっとたくさんの方に伝えて行きたい!

献立表に書いてお店の紹介をしたり

ご飯を食べに来てくださった方に
お店の魅力をお伝えしたり…
インスタで発信したり…


そうしているうち…

食堂の常連さんが
「〇〇のお店行ってみました!!」

逆に、お店の店主さんが
ミドリバシに足を運んで下さったり
ミドリバシのことをお客さんに広めて下さったり


双方向のつながりができたこと
食堂の在り方として
当初目指していたものが形になり
本当に嬉しかった


老舗屋さんが抱えている現状


いろんなお店の店主さんとお話する中で
簡単に解決できない問題を知る


跡継ぎがいない
儲けもあまりない中、継がせられない
機械が壊れたらおしまい
(新調するにも、莫大なコストがかかる)

「この代限りでおしまい」

行く先々で皆さんそうおっしゃっている


お客さんからしたら
「何とか残して欲しい」

でも、維持し残していく側は
とてつもない苦労や悩みを抱えていらっしゃる


事実、食堂でお世話になってきた老舗屋さんが
ここ数年で何件か閉店となっている


私にできることを


せっかく続いてきた伝統も
なくなってしまったら
二度と同じものは作れなくなる


おばあちゃんが亡くなった時
私が伝えて行かない限り
おばあちゃんから学んだ知識も料理も
この世から消えてしまう…

それと同じような危機感を覚えた


私にできることは何だろう…
本当に微力だけど…

今できることは、
たくさんの人に魅力を伝えていくこと


まち歩きツアー


食堂は閉めることになり
伝えていく手段をなくしてしまった


ならば、まち歩きツアーを企画しよう!

まちを歩きながら老舗屋さんを巡る

「こんな素敵なお店知らなかったです」
「普段歩かないから分からなかった」

岐阜県は車移動が当たり前
ショッピングモールやスーパーで
買い物する方がほとんど


でもまちを歩くと
その土地にしかない、その土地ならではの
魅力が分かる


本当に地道だけれど
この活動がいつか何かに繋がって

残すべき、地元の食文化が
後世に継がれていく

そう信じて。



ちなみに


Beauty Japanの1stのお弁当セッション

大垣の老舗屋さんの食材を
ふんだんに使って作りました

・ハンバーグ
(安田屋さんのお豆腐、丸山商店さんのお味噌)
・お麩
(麩屋惣さん。最近お嫁さんが後を継がれて、常連だった私に「ぜひ味見して感想を聞かせて欲しい」と分けて下さったもの)
・お醤油、ポン酢
(木戸屋醸造さん)


2ndセッションでも
ファイナリストの皆さんに食べていただいたのも
大垣の老舗のお麩屋さんの生麩


いいなと思ったら応援しよう!