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【活動記録】 今年の振り返り、来年のこと

 こんにちは、ななゆきです。
 一年が終わります。
 ということは、今年もやってきます。創作TALKの季節が。

 というわけで、毎度こちらの企画に乗っからせていただき、今年の振り返りと来年の抱負をお話していきたいと思います。


今年はどんな年にしたかった?

 去年書いた記事はこちらです。

 もともとは二次創作を中心に、お絵描きをしたり文章を書いたりしていたところを、オリジナル小説に100%集中しよう、と決意したのが去年の総括でした。

 今年の目標に掲げていたのは次の3つ。

①長編小説を書く
②文章を書くことを習慣にする
③自分が好きな小説や文章を見つける

 どれも、それなりには達成したのではないかな?と感じています。


今年はどんな年になった?

 ここからは、四半期ごとに今年の活動を振り返っていきます。
 

1月~3月 文学フリマ初出店

 なんといっても1月14日。文学フリマに初出店しました。

 二次創作ではさんざん同人活動をしていましたが、オリジナルで同人誌を作り、それを引っ提げてイベントに参加するのは今回が初めて。

「誰か私の本を手に取ってくれるのだろうか……」

という初々しい(?)緊張を持っていたものの、幸い、こんな無名な作家の本でも手に取ってくださる方が多く、大変救われた気持ちになりました。

 一方で、私のブースの前を通り過ぎる人たちを見て、もっと興味を引いて、いろんな人に見てもらいたいな、と思ったのも事実です。
 そのためには、どうやって作品作りをしていけばいいか?
 と考え始めた、今年の活動の大きなスタート地点になったイベントだったな、と今では思います。
 

4月~6月 長編連載

 この時期は、目標にしていた長編小説を書いていました。

 長編を書きたいと思った明確な理由はとくになかったのですが、強いて言えば「こんなに長い小説でも私は書けるんだ!」という自信を得たかった、という動機があります。

 詳しくは別の記事で振り返っていますが、やはり少しずつでもコンスタントに書き続けることが一番大切だとしみじみ感じました。

 そして、この長編を本にして文学フリマ福岡、大阪と参加させていただきました。どのイベントでも、手に取ってくださる方がいらっしゃり、大変ありがたかったです。

 

7月~9月 文学賞

 この時期にあった大きなイベントは、あたらよ文学賞への応募です。

 もともと、公募に作品を応募してみたいという気持ちはありました。
 より客観的に、厳しい目で私の作品を見た時に、そこに何か光るものはあるのか知りたかったのが理由です。

 残念ながら一次選考落ちだったものの、通過作品と遜色のない「惜しかった作品」48作品のひとつに選んでいただきました。

四つめの大水槽 / 七雪凛音
迷宮に迷い込んだかのように、永遠に出られない水族館に囚われている主人公。そんなとき、妹の名前と同じ少女に出会って……記憶の迷宮の中で扉を探す物語。オーソドックスだが、登場人物らの心情描写や台詞回しもよく、最後まで丁寧に描かれていた。

「ほとんど人がいなくて、出口も見つからない水族館」という舞台設定が独創的で、書き出しからとてもわくわくした。「なぜ、ここに迷い込んでしまったのか」という疑問を掘り下げていく過程も丁寧で、境遇を同じくする年上の仲間・夏海のキャラクターも良かった。

講評より抜粋

 応募して思ったことはふたつ。

 ひとつめは、こうして講評をもらえると、自分で気付けない文章の強みと弱点、特徴を知ることができる。
 とくに、私は異世界の話を書くときに「まあこれくらい誰でも思いつくやろ……」と思いながら書いていたので、舞台設定が独創的という評価をいただけたのは意外な点でした。
 頭の中で生まれた世界を、あまり謙遜しすぎずに自信を持って書いてもいいのかな、と思えました。

 ふたつめは、書くことに真剣になれる。
 WEB投稿や同人誌作成は、良くも悪くも自己満足の世界なので、多かれ少なかれ「自分が楽しければOKだよね~」という甘えが出ます(もちろんそれは悪いことでは全くありませんし、むしろそうあるべきです)。
 一方で、公募はそうはいかず「本当にこれでいいのか?」と常に自問し続けなければなりません。誤字脱字や文法など最低限のチェックはもちろん、読みやすさや表現も丁寧に見直していく必要があります。自分の作品と真剣に向き合わないといけないのです。

 私のスタンスとして、書きたいように書きながらも、誰かに読んでもらえるように工夫する、この二つの両立を目指しています。
 とくに、誰かに読んでもらうためには、相応の知識やトレーニングが必要で、公募のような、ある程度の厳しさがある世界にチャレンジすることも、そのひとつの手段になりえそうだと思いました。
 

10月~12月 掌編を書いてみたり

 ここまで、長編や公募作品を書いてきた反動か、休息のように短い文章を書くようになりました。

 折本イベント向けの短文であったり、300字小説であったり。

 この期間は個人的にやりたいことを詰め込みすぎて、お話自体の出来がおざなりになってしまったかもしれない、と反省しています……。

 とくに、短い文章を洗練させるところには、まだまだ苦手意識を感じています。

 書きたいように書けばいい、といえばそれまでなのですが、より自分が表現したい文章に近づけるように練習していきたいと思います。


来年はどんな年にしたい?

 以上をふまえて、来年の目標です。

① 公募にチャレンジする

 これは今年から継続です。前述した通り「自分なりに真剣に作品に向き合う」機会のひとつとするためです。

 どの公募に出すかはタイミングにもよりますが、「挑戦してみよう」と思ったものには挑戦し、その時はしっかりと集中して作品を作りあげる、そのための努力を怠らないようにしたいと思います。
 

② 「作品を読んでもらう」ための勉強をする

 前述した「書きたいように書きながらも、誰かに読んでもらえるように工夫する」の「誰かに読んでもらえるような工夫」のための勉強と訓練です。
 完成した作品の推敲とか、本を作ったりするとき、もっと自分の作品の魅力を引き出すための客観的な視点を身につけたいのです。
 コメントサブスクなどのサービスを利用して感想をもらうほか、デザインや編集の知識も勉強したいな、と考えています。
 

③ 細く長く活動を続ける

 結局、これに尽きます。

 二次創作の期間を含めると、かれこれ八年くらい執筆をしていて、本も十何冊は作ってきました。

 仕事や家庭環境の変化で活動を続けるのが難しいこともありましたが、そのたびに環境をうまく工夫しながら、創作を止めないようにしてきました。

 創作も、同人活動も、なんでも、最初からすべてうまくこなすことなんてできません。トライアンドエラーを繰り返して、試行錯誤しながら、自分のやりたいことを見つけて実現していくことになります。

 それは結局、長く、休みながらも止まらずに、続けて活動していくからこそ実現できるものだと思います。

 少なくとも、創作活動はやめない。
 お話を書き続ける。
 この気持ちを大切にしたいと思っています。


 創作から少し外れますが、相変わらずアイマスも追いかけています。
 いま熱いのはヴイアラです。愛夏ちゃんかわいい。
 創作活動だけでなく、好きなことも好きなように追いかけられる一年にしたいですね。

可愛すぎて久しぶりにお絵描きしてしまうレベル

 書き出してみたら、とても長くなってしまいました。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。


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