明日を恐れたあの日のわたしへ

音楽を聴くのが好きだった。
あの夏の日までは。
音楽を聴くのが嫌いになった。
SixTONESに出会うまでは。

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去年の夏、10年以上推してた推しと離れ、足元が危うい中生きていた。
そんな中出会ったのがSixTONES。
あの夏の日にSixTONESの楽曲に救われた。
SixTONESに出会ってからそろそろ一年が経つ。
去年の夏からでは想像できないくらい毎日が光っていて楽しい。
このnoteで何回この文章を書いたことか。
何回この文章を書いても嘘にならないくらい本当に毎日が楽しい。
この一年で今まで自分には関係ない景色だと思ってた景色をたくさん見た。
ミュージカルやコンサート、パネル展、聖地巡礼。
全部が全部楽しかった。
SixTONESを好きになってからSixTONESをはじめ、スト担さん、そのほかにもあたたかくて優しい人達にも出会えた。
まるで今までの冷たくて悲しい人生を見た神様が「散々辛い思いをしたきたからもうこれからは楽しい人生を歩みなさい」と言っているかのように錯覚するほどだった。
SixTONESに出会ってから「SixTONESに出会わなければよかった」なんて思ったことは一度もない。
逆に「SixTONESに出会わなかったらどんな人生を歩んでいたんだろう」と怖くなることはあった。
おそらくSixTONESに出会わなければ離れてしまった元推しに行き場のない執着を今でもしていたのかもしれない。
そして弟と最期に会話することも叶わなかったのかもしれない。
そんなことを考えると怖くなってしまった。
本当にSixTONESに出会えてよかった。
一年前のわたしに今のわたしの話をしたらどれだけ信じるのだろうか。
全く信じないと思う。
一年前のわたしは髙地優吾の存在すら知らなかったのだから。
人は一年で大きく変わるものだな、たった一瞬の偶然で全てが変わるものだと自分の人生を振り返ると思う。
元推した離れ、元推しがいない明日を恐れ毎晩泣きながら眠っていたわたし。
いまでも明日が怖いと思う日がある。
でもSixTONESがいれば宝石のように輝く未来をわたしは信じられる。
この一年、本当に楽しかった。
音楽を聴くことが、笑うことが、人を好きになるということが、人と話すということが、もう一度楽しい、幸せだと思えた。
この気持ちが本当にあたたかくて大好きだ。
安息の地で夢を見ているような感覚だ。
本当にありがとう、SixTONES。
こっからも変わらずSixTONESを推していこうと思う。


ここから先は余談である。

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キッチンの締め作業中、ホールの締め作業をしていたスタッフに呼ばれた。
何かと思いホールに出ると店内にSixTONESの曲が流れていた。
どうやらSixTONESの曲が流れたのでわたしを呼んだようだった。
わたしにはSixTONESの音楽があるからもう大丈夫。
その思いは気づいたら確信へと変わっていた。