その少年とは関わりのない人生だと思っていた。

名前も知らないその写真の少年は、あまりにも美しく思わず数分間見惚れてしまった。
美しいと思ったと同時に自分の人生で関わることがない子なんだろうと思っていた。





スト担になって今日で一年が経った。
あっという間の一年だった。
一年の出来事なのにまるで長い年月を感じされるようなたくさんの出来事が起きた一年だった。
すごく輝かしくて楽しいそんな毎日だった。
SixTONESに出会わなければよかったなんて1日たりとも思ったことはない。
本当に出会えてよかった毎日思う。
最近、SixTONESに出会う少し前のことを思い出した。
この一年を振り返ろうとも思ったが今日はその時の出来事を書こうと思う。



以前の職場に就いた頃、休憩中に暇だったので外出して近場を探索した。
とある中古ショップを見つけた。
この時はレトロゲームが好きだったので「面白そうなゲームがあったらラッキー🎶」という軽い気持ちで入店した。
お店の一角にあるジャニーズコーナーが目に入った。


当時ジャニーズはメジャーなグループしか知らなかったがグッズを見るのは好きだった。
ジャニーズに限らずアイドルのグッズを見るのが好きで、タイムラインでグッズ一覧が流れてくるとそれをよく見て、全く関係ないのにいいデザインのグッズを見つけると胸が躍った。


ショーケースの中には、たくさんのグッズが並んでいた。
アクリルスタンド、ペンライト、マフラータオル、写真。
その写真は、飾られていた写真の中でも一際目立っていた。
とある少年がパフォーマンスをしている写真だった。
少女のような美しい顔立ち、しかし少年のようなあどけなさもあった。
その美しさに思わず立ち止まり、その写真に見惚れてしまった。
その少年はかなり若く、おそらくジャニーズJr.と呼ばれるものなのかと思った。
ふと値段を見ると一万円を超えていた。
写真に一万円以上の値段がつくとは…と驚いたが、美しい少年の顔立ちを見るとその値段でも頷ける。
(こんな世界もあるのか…。こんなにも美しい少年がこの世に実在するんだな。恐らく関わることはないだろうけど。)と思いその場をあとにした。


数ヶ月後、いろいろ起こりものの見事にSixTONESにハマった。
SixTONESにハマった経緯などは別の記事で書いたので割愛する。

レトロゲームを目当てに通っていた中古ショップの目的は気づくとSixTONESのグッズが目当てになっていた。
仕事がうまくいかない日の休憩中、中古ショップに行き、SixTONESのグッズやオフショットを眺め、欲しかったら買う。
そうやって自分を癒していた。

その日もSixTONESのグッズを目当てに中古ショップへ足を運んだ。
ふとショーケースの中で高値で売られていた美しい少年の写真のことを思い出した。
SixTONESにハマって歴は浅いもののジャニーズに関しての知識は昔よりついていたので、あの美しい少年の正体が分かるかもしれないと思った。
(もしかしたらもう売られてしまってショーケースの中にないかもしれない。しかし美しい少年の正体を知りたい。)と言う思いを胸に、ショーケースへ向かった。
あった。
その美しい少年の写真はショーケースの中でまだ高値で売られていた。
改めて少年の顔を見る。
どこかで見たことあるような気がすると思いは、少年の名前を見た瞬間、確信へと変わった。
美しい少年の名前は「京本大我」。
はじめて見た日、関わることがないだろうと思っていたのだが、その写真をもう一度見た日、まさかその少年が所属するグループにハマっているのは。
人生まさかの連続だなと思わず笑みが溢れた。


SixTONESにハマる前、タイムラインで刑事7人の田中樹を見かけ「好きな見た目だなぁ」と思ったり、中古ショップで見かけた美しいと思った少年が京本大我だったり、知らないうちに巡り合うものなのだと思った。

最初に書いたがこの一年本当に楽しかった。
SixTONESそして髙地優吾にたくさん救われた。
一生推すと誓った元推しから離れた時も弟が亡くなった時も救ってくれたのはSixTONESと髙地優吾だった。
消えてしまいたいと願う日々なんて数えきれない。
でもわたしが足元を気にしなくていいと思えるのは、SixTONESと髙地優吾の存在があるからだ。
スト担2年目はどんな日々が待っているのだろうか。
SixTONESを好きになってから、明日はどんな景色が見れるのだろうかと楽しみになる。
絶望した日々から救ってくれてありがとう、SixTONES。

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