褒めること、褒められること

昨日仕事で憂鬱なプレゼンがあった。
私はあんまりプレゼンが得意ではない。
まず暗記が苦手なので、原稿を作ることができない。
あ、忘れちゃった、ってなりたくないので。

原稿丸暗記しないのはプレゼンの本来のあり方かもしれないけれど、1時間近いプレゼンとなると、えーっと、とか、あのー、とかをはさみがち(ほんとに良くない)

また、単純に人前は緊張をする。
今はオンラインのプレゼン等も増えているので、
多少のカンペの用意ができるのはありがたい。

そしてタイトルに戻るけれど、昨日、会社でプレゼンを褒めてもらえた。嬉しかった。

喋り方云々は不明だけれど、よく勉強したね、よかった、と社内の人に言ってもらえた。

社内の大先輩(しかもこれまで仕事で絡んだことがなく、発表トピックについても私より遥かに詳しいであろう)ふたりが同室にいる中、一番社歴の浅い私が、画面越しのお客様に一方的に1時間話し続ける(かつ内容が非常に複雑)というシチュエーション。

考えただけで鬱過ぎて、どう考えても本来準備万端にして臨むべき状況なのに、その準備にも気持ちが乗らないくらい、鬱だった。

終わってみて褒めてもらえた事が嬉しくて嬉しくて。どこまで本心か分からないけれど、それはどうでも良いくらい。

なんでかなと思って考えてみたけれど、まず鬱なプレゼンだったというのもありますし、加えて私の会社は9割5分くらい中途社員で、あまり褒め合う文化がなかったからです。

特に私の職種はお客様相手に話すときは、社内の方に聞かれる事はほぼ無いため、プレゼンのFBを実践の場でもらうことがなかったということもある。

そんなこともあり、プレゼンに限った話ではないのだが、正直自分が期待値に応えられているのか、また良いパフォーマンスができているのか、いないのか図ることができていなかった。

中途ばかりだと、そもそも年齢や経験業界にばらつきがあるし、同世代でも入社時期によって知識レベルも違う、指。標にすべき人を見つけるのが難しいということも重なって、自己評価もとても難しかった。
(特に私は少数派の異業種からの転職、かつ社内では若手、かつ社歴も浅い)

そういう意味では褒める、褒められるってとても大切なんだな、と改めて感じているところ。褒められた部分は自信がつくし、社歴バラバラ、年齢バラバラの環境の中で、ここは強みなのだと自覚ができるので。

前職は仕事は今の数倍プレッシャーがあってハードだったけれど、どんな些細なことも褒めるという文化があった。それは体育会系な会社だったこともあり、盛り上げるためのネタ要素もあったし、ほんとにすごく褒められることをしてたかというと、また別の問題なのだけれども、やはり褒められることでモチベーションは上がった。

新卒入社がその会社だったから、褒められた部分への自己肯定感を持つことができたし、私はその会社の中で自分の強みを認識することができた。その強みの中にも前職の中だから活きることと、どこの会社でも活きることがあったので、後者を強みとして転職活動をすることができたと思っている。

しばらく新卒の子のメンターを任されていたけれど、もっと褒めてあげれば良かったな…という一抹の後悔。

褒める文化、自分の周りからじわじわ広げわていきたいですね。

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余談ですが、プレゼンの話に戻ると…
昔から人前で話す機会は少なくなかったものの、原稿を読むとか、そういう経験が多かっただけで、プレゼンはずっと苦手。それは記憶力に自信がないからで、特に高校大学の英語のプレゼンなんてひどいものだった。

端から暗記は諦めてる節もあり。

カンペ持てたとしても、その場で目で追うような余裕もなく。

ある程度骨子が決まった上で、アドリブで話す(ただし短いものや少人数向けに限る)ことや、面接的な対話ベースなものはとっても得意なのだけれど……。多少拙くても筋の通った想いが伝わるところが評価されてるんですよね、まだ20代なので。
(きっと30代はこれでは転職できないと思うので、今から訓練したいとは思っている)


それが理由かは分からないけれど、就活に強いと言えるような大学卒ではないものの、新卒時の就活でも、転職活動でも、序盤の個人面接で落ちたことはほぼ無い。

ちなみに、新卒の就活は、一次面接がグループ面接だとだいたい落ちた。理由は、やってきたことが複雑で大人には理解されにくいのに、それを短い時間で伝えきる方法を心得てなかったからだと思っている。

部活生とかアルバイト一本とか、分かりやすく実績出してる人のほうが大人には刺さるの分かってたけど、そういうわかりやすいエピソードがなかったので、落ちたらそれまで、ほんとにマッチングだなと、割と割り切っていた。懐かしいな。

今はコロナの影響もあり、オンライン面接や動画提出での自己PRが進んでいると聞いている。
私は動画提出の就活なんて受かる自信がまるでないので、そんなにIT駆使した就活でなくてよかった、という安心感がものすごいです…この4.5年で色々変わったね…

一方、知り合いの地方学生たちは今のほうが地理的なディスアドバンテージが無くてやりやすいと言っていて、本来はそうあるべきだよな、とも思っている次第です。首都圏組としては恩恵を受けてたけれど、地方就活でお金かけて東京出てきて、なれない路線で乗ったことのない密度の満員電車のって面接出掛けてってホントすごいよ、尊敬の念が改めて。

最後全然関係ない話ですが他愛のないつぶやきでした。

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