辛さより楽しさ?
2世代前のスマホに久々に電源を入れて、写真を眺めていた。
カメラロールには、とても良い笑顔の私が居た。
当時仕事がハードな上に地方転勤になり、近くに友人のひとりもいない土地に住んでいた。
でも仕事内容はとても楽しかった。数字と残業が辛かっただけで。
ただ、あまりにも地方でひとりぼっちな上に、激務が私には辛かった。そして転職をした。
(転職理由のマイナス面がこれだけど、同じくらいのプラス面もあった。ここでは割愛。)
今の職場は前職の半分くらいの残業時間だけど、収入は少し上がった(前の職場に勤め続けてたらもっともらえたかも?)
そして尊敬できるベテラン上司がいたり、働き方も相当自由でストレスが少ない。そして何より新しい領域に関われていることが楽しい。
けれど、カメラロールの自分の笑顔を見て、この職場では前職の100分の1くらいしか笑ってない、と思った。
前の会社はまず仕事内容が好きだったし(KPIは疑問だったけれど良い勉強だった)、社風として元気で明るく、若くて社交的な人が多くて、いわゆるコミュ力の塊みたいな人が沢山いたから、笑わせてもらっていたと思う。
今の会社はゴリゴリの営業さんみたいな人は多くないし、平均年齢が前職と比べると随分高い(ベンチャーなんですけどね。)
そして、いまの仕事が楽しいのは確か、でも前職のほうが好きで楽しんでいたのも確か。
そう思ったときに、辛くても楽しい仕事をしていた方が、幸せだったのではないかという気持ちになる。
実際は、毎週毎月のノルマに追われ、風引いて休むことのない健康な自分を恨んだこともあるくらい、割と追い詰められていたとも思う。
でも当時から仕事の内容自体は楽しくて、今でも戻りたいと思うくらい。
辛くなくて楽しいなんて、そんな甘い仕事は無いのは重々承知だけれど、楽しさが自分を笑顔にし、幸せにするのなら、感情の振れ幅が楽しさにも辛さにも振り切れずに平均に収まるより、マイナスに振れることがあっても、その分レバレッジを効かせて楽しさに振り切れる瞬間がある方が幸せなのかしら、などと思ったり。
今の環境をもっと楽しむ努力をすることが先ず先決なのだろうけれど、果たして努力でどうにかなる問題なのだろうか。
転職して1年、まだ次は考えていないけれど(今の会社で何もやりきってないので)、前職の退職前日?に目標達成してお祭り騒ぎしてくれた本部の皆さんのチャットのスクショや、各飲み会の写真を見返して、今の職場で幸せなのだろうか、とちょっと涙が出そうになった。
本当に大変だったけど、かけがえのない、大切な、成長した日々だったな。
※ちなみに当時口を開けば普段言わないような愚痴を発していたようで友人からは心配されていたのでだいぶ美化されている可能性は否めませんが
前職の多くの方と疎遠になっているのが悲しい。特に先輩後輩。同期は未だに仲良いのですがね。
また会えたらいいな。これを読んでる方なんて居ないはずだけど。
さて寝よう、明日が終わればまたお休みだ。