私たちには音楽が必要だと確信した日 〜Together Again!〜
一昨日の日曜日、名古屋で開催された東京スカパラダイスオーケストラのライブに行ってきた。
本来は2月に行われる予定だったものだが、例の宣言で延期になっていたものだ。
そして現在も愛知県は再度の宣言下ということもあり、今回私は誰にも声を掛けず一人で参戦した。
実を言うとライブにソロ参戦したのは今回が初めて。でもきっといい思い出になるだろうと思った。
スカパラのライブは数年前に一度だけ行ったことがある。チケットが手に入ると聞き、どんなライブをするのかとお試し感覚で参加した。そんなお気楽気分で参加した私の予想を遥かに上回り、その時のライブはとても楽しかった。観客みんなが一緒に歌い踊り、会場全体がうねりをあげ、その熱量と一体感がただ凄かった。
そして今回のライブで、私は完全に虜になった。
マスクをしながら声を出さず、拍手のみの応援だったにも関わらず、演奏が始まった途端自然と涙が溢れ出し、一曲目が終わるまで止まらなかった。
力強い演奏を全身に浴びながら、みんなこれを待っていたんだと思った。周りを見渡すと、みんな夢中になってステージに手を振っている。
音楽が全身に染み渡る。
フツフツと力が漲ってきて、しばらく忘れていた感覚が蘇る。
いい時も悪い時も、世の中には音楽が必要だと思った。
ステージではホーン隊の4人が次々とパフォーマンスを繰り出し、私たちを視覚でも楽しませようと全力で動いている。50代とは思えないそのパワーとエネルギーが凄まじかった。そして大人の色気も随所に漂っていて、お揃いのスーツ姿がこの日もとてもよく似合っていた。
曲の合間のトークタイムでは、メンバーから観客への感謝のメッセージに再び目頭が熱くなり、その想いが胸にジンと響いた。ツアータイトル「Together Again!」に込められた意味にも改めてグッときた。
今回この状況の中、ライブに行けて本当に本当によかった。開催に踏み切ってくれたことに、心から感謝したい。
音楽に没頭できた幸せな時間でした。
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