オー♡たくましい〜
1050文字
月夜のアスファルトネズミ色に浮き上がる。
カラカラ北風に飛ばされて枯れ葉彷徨う。
木々の葉、梢に皆無、木々の根本に居を構えた。
頭上の生い茂る葉がなければ、歩む先銀色、月の銀色静寂の公園、木製ベンチ銀色に私に座れと誘っている。
ベンチよ、この寒さでは私のカワイイお尻のほっぺたが、冷たい寒いと叫んでも良いのか ?
凍ってなくなる事もないか・・少しお前を温めて挙げるよ、今のうちに感謝の言葉を聞きたいものだわ。
銀色にメタボな月よ、地上を照らして私が見えるか ? 小さ過ぎて見えないのかな(笑)
私はしっかり見えていて、心細めてうっとりハートマーク飛ばしているんですよ。
夜なので寝ました、朝の仕事があるから起きました。
ヒヨェー 電光掲示板のデジタル温度計が暗闇に赤く光り輝く、マ・マ・マイナス 👀👀 6度、-6℃ 思わず二度見してしまった。
雲が殆どない空の下は、夜明けが近づくにつれグングン冷え込んで行く、放射冷却現象を体感しているんだわ。
カラスが飛んでいる、丹頂鶴も飛んで来た、野鳥が飛び、トンビか鷹かは分からないけれども、ゆっくり旋回している。
向かって来る車は未だライトを付けて走り去って行く、今日も良いお天気、秋晴れ・・・来る日も来る日も雨続きの7月・8月、この秋晴れの半分でも良いから晴れてくれたならば、味も素っ気もない我が家の🍓苺を恨めしく食べなくても良かったものをと、秋晴れに恨み言がブクブク湧いて来る。
車を停め歩き出した私の瞳の片隅に、チラリと違和感、空中に違和感、何か小さな白い物が空中にある、帰りにじっくり見ましょう、見ました。
👀👀 花が咲いている、一センチ程の小さな花びら、チョンチョンして見た、硬い、凍ってパリパリ可愛らしい蕾は氷の粒を頭に乗せて、これまたカワ(・∀・)イイ!! 、キャッキャッとなり写メをした。
11月中旬にしては暖かいと言う事なのかしら ? 春と勘違いして咲いてしまったキンギンボクの花を初めて見た。
この様な可愛らしい花が咲くとは、思い返してみた、春のこの低木の花はビッシリと真っ白だった、そんなに珍しくもない、この花に心を飛ばす事をしなくても、至る所で次から次へと花が咲き出して、やれ、福寿草が、あら、ふきのとうが食べ頃だわ、タンポポの黄色い花に気持ちが持って行かれて、🍀クローバーの花が咲いたと心がざわついてしまって、キンギンボクの花等見つめてあげなかった。
嗚呼、凍ってしまっているキンギンボクの花カワ(・∀・)イイ!!
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