最近の“分かり合え” ~柿ピー~
「柿の種」というお菓子をご存知だろうか。
その名の通り『柿の種』を模したらしい独特な形状をしている煎餅のことだ。
そんで、よくピーナツと組み合わされて『柿ピー』なんて愛称で親しまれている国民的菓子。
毎日食べたら飽きるだろうけど、美味しいよね!(※これは大体の食べ物が当てはまる切なさ)
さて、
国民投票、結果は「7:3」 亀田製菓、柿の種の比率: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52988280V01C19A2L21000/
こちらの記事を読むに、柿の種とピーナツの黄金比は『7:3』だと民意は言ってるらしい。
これを調査するにあたり、応募で寄せられた票の総数はなんと25万5903票!
今や そんくらーい柿の種とピーナツは黄金コンビであると周知されているということ…
しかし、
昔から自分は柿の種に混ざるピーナツが苦手だった。
「え、普通に邪魔じゃん。柿の種だけでいいじゃん。なにこのピーナツ。うわ。残しといてナッツ大好きな弟にあーげよ!」
っていう感じの童であり、ピーナツは有無を言わず残していく人生であった。
これは普段から一品食いのクセが酷かったので
柿の種をポリポリ味わって満喫している最中に急にしゃしゃり出て、
なんとなく味覚を邪魔してくるピーナツが許せなかったからと考えられる。
ピーナツに悪気は無い。決して無い。
むしろ理解できない自分はマイノリティかも知れない。
国民(約25万5903人以上)はコイツを柿の種の良きパートナーとして見なしているくらいマッチしてる筈なんだ。これは民意だ。
決して、みんな良いと思ってることを自分も良いと思わなきゃいけない訳じゃない。
だが、ここまでピーナツを邪魔者に思えて残してしまう己を最近疑ってみた。
そうだ、
今まで食べたこと無い食べ方しよう!
ずっと考えが偏っていた。
柿の種→ピーナツ→柿の種→ピーナツ…みたいな順番に食べようとすることばかり考えていた。
柿の種とピーナツを同時に食べよう!
↑三幸製菓様の「三幸の柿の種 梅ざらめ」138円(税抜)で個包装×6個入り。お買い得?だ。
個人的にザラメが付いた煎餅がちょー好きなのでチョイスしてしまった。
という割に甘じょっぱいというジャンルは得意じゃない。昔に流行った塩バニラとか苦手だった…
話が脱線しそうだった、今は柿ピーに向き合おう。
では…、いただきます。
…
あ〜〜〜〜〜…!!!!!!!
コレは有り!!!!!!!!!!!!!!!
民意だわコレは民意!!民意の味!!!!
多分みんなコレのこと言ってんだわ…
柿の種とピーナツの味、めちゃくちゃマッチしてて感動してしまった。
柿の種は基本的に煎餅という香ばしいさ・しょっぱみと少しの辛さを揃えたもので、味の主張は若干強め。
それに対し、ピーナツはまろやか〜でクリーミィな味わいであり、柿の種の主張をピーナツのなめらかさが包んで見事にマッチしている。
知らなかった……
こんな素敵なマリアージュがこの小さな袋の中に詰まっていたことに、生まれて23年くらい気が付かなかった……
本当、情けねぇ………
ピーナツに対して見て見ぬふりを重ねてきた自分の態度に後悔が溢れた——
ごめん、ごめんよ。
……という感じに反省しました。
しょーもねぇ食わず嫌い、なるべくやめよう!
一品食いのクセは未だに治りませんが、
柿の種とコンビを組むピーナツとようやく向き合うことが出来て、分かり合えたのは収穫だった。
気付かないって本当に勿体なかったなぁ。
これからも自分の中の偏った認識を柔らかくし、勝手に分かり合う機会を増やして行きたい。
ありがとうございました🏖
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