はねこみん@空想世界人
魔女をお題にした、空想物語をまとめた本棚です。
天使をお題にした、空想物語をまとめた本棚です。
執事をお題にした、空想物語をまとめた本棚です。
悪魔をお題にした、空想物語をまとめた本棚です。
メイドをお題にした、空想物語をまとめた本棚です。
【捨て子を見つけた私は持ち帰った】 「かわいそうに捨てられてるの、あなた」 私は捨て子を見つけ声をかけた。 「そうだけど、文句ある?」 捨て子は警戒心を剥き出しに声を出した。 「ま、いいわ。早く帰るわよ。 汚い格好されていたら神聖な森が枯れちゃうわ」 捨て子の下に魔法陣を展開させ、私の家に帰った。 「な!?何をする!俺は、何もできないぞ…」 大声を出したと思ったら、次の言葉はぶつぶつと呟いていた。 「ふふふ、何言ってんの。今からやればいいじゃない」 私は
【外出前の準備が苦手なメアお嬢様】 「リティロ!リティロ!街へ行くわよ」 唐突にお嬢様に言われた。 「メアお嬢様、慌ててどうしたんです?」 私はお嬢様に落ち着くように促した。 「リティロ、どうしましょう。髪がまとまらないわ」 お嬢様は櫛やアクセサリーを持ち私のところへ来た。 「私がまとめますので、鏡の前に座ってください」 私はお嬢様の持っていた物を預かった。 「リティロよろしく頼んだわよ」 お嬢様は座り鏡越しに目を合わせ頼まれた。 「かしこまりました。可愛
【天界から帰宅した最初のわがまま】 「お帰りなさい、オスカルス」 玄関で出迎えてくれた。 「リリン両手を出して」 僕はリリンを座らせながらお願いした。 「これで良いの?」 よくわからないまま、素直に両手を出してくれた。 「うん、痛かったら言ってね」 リリンの手首を、ぐるぐると優しく蝶々結びをした。 「急に縛ってどうしたの?痛くはないけど」 リリンはさらに?を増やしていた。 「内緒。今度は腕上げて」 僕はリリンが痛くないか表情を見ていた。 「これで良いの
【掃除途中の私の甘え】 「瑠璃、こっち向いて」 ご主人様のお部屋を掃除しながら呼びかける。 「何?お姉ちゃん」 手を止め私の方を向く。 「私のこと好き?」 私は首を傾けて聞いた。 「言うまでもないでしょ」 瑠璃は目を逸らして言った。 「たまには言ってほしいわ瑠璃に」 私は頬を膨らまして言った。 「お姉ちゃんはわがままね」 瑠璃が詰め寄って来た。 「別にわがままでは無いわ」 顔を掃除用具の置いている方に向けた。 「仕方ない、お姉ちゃんこっち向いて」
【魔女息子の俺に同行したいと言ってきた変な奴】 「あんた一人か?」 路地裏に座り込んだ俺に話しかけてきた。 「そうだけど。誰お兄さん?」 俺は警戒心剥き出しに言った。 「実は俺も一人なんだ。仲間だな」 男は手を差し出してきた。 「馴れ馴れしいよ。俺は好きで一人になっているんだ」 俺は手を取らず冷たくあしらった。 「そうだ、名前を言ってなかったな。 俺はランファンだ覚えたか」 男は俺の隣に座った。 「俺はグニスだ」 つい会話の流れで言ってしまった。
【俺の人間にいたずらをしてみた結果】 「ネビス、こちらを向いて」 俺は片手でネビスの顔を向けた。 「何だいきなり」 驚いた表情をしていた。 「俺のお腹見ない?」 服の裾をチラッとめくり素肌を見せた。 「なっ!?ミジェ何をしているんだ」 ネビスは耳を赤くして視線を腹から逸らした。 「ネビス目を逸らさないで」 俺は両手でこちらを向かせた。 「変に誘惑をしやがって、ばか…」 照れながら文句をぶつぶつ言っていた。 「ねぇ、ネビス耳貸して」 俺は優しく言った。
【私の想像していた結果と違うご主人様】 「アルクス様ー。私のこと好きですかー?」 私はご主人様に聞いてみた。 「テシーのこと好きだが、どうした突然に?」 ご主人様は首をかしげていた。 「やりたいゲームがありまして聞きました!」 私は上機嫌に言った。 「なんか、嫌な予感しかしないのだけど…」 ご主人様はぶつぶつ呟いていた。 「アルクス様、愛してるゲームって知ってますか?」 ゲームしたくてワクワクと胸を膨らませながら言った。 「何だそれは?知らないな」 ご主
【俺は仕立てた燕尾服を着て雪を惚れさせる】 「零は今日もまた執事ごっこですか?」 雪はやれやれと言った感じに聞いてきた。 「違うよ、これはお試しの燕尾服だ」 俺は腰に手を当てて言った。 「なぜ威張る必要があるんだ?」 雪はよくわからないと言った感じだった。 「こ、これは…なんとなくだ」 俺は恥ずかしくなった。 「今更、何恥ずかしがってんの?」 ふふふと悪そうな顔をしていた。 「今日は燕尾服を仕立ててもらっていた」 俺は燕尾服の入っていた袋と箱などをかき集
【やっと見つけた水晶でメアを綺麗にしてあげる】 「やっと見つけたわよイルナ。綺麗な水晶ね」 メアはキラキラした水晶を見つけテンションが上がっていた。 「よかったねメア。澄んだ青色の丸い水晶、綺麗ね」 私は水に刺す光に水晶をかざした。 「はぁ〜美しいね。惚れてしまうよ」 メアは私の手を取り水晶に目を奪われる。 「メア水晶借りても良いかな?」 私は目の前に出して聞いた。 「何に使うの?イルナ。」 首を傾けて聞かれた。 「それは秘密、借りてからのお楽しみよ」
【掃除するのは私の役目ですよご主人様】 「アルクス様ー掃除しに来ましたよー」 私はバケツと雑巾、モップなどの掃除用品を持って部屋に入った。 「いつもありがとうテシー、助かるよ」 ご主人様は優しくお礼を言ってくれた。 「今日は本棚をやります!」 私はご主人様に宣言をした。 「わかった。しかしモップとか大きな掃除用具はいらなかったんじゃないか?」 ご主人様の顔は引きつっていた。 「いるのですよ。最後床を掃いて埃をまとめますので」 私はモップやほうきを持ちながら自
【堕天使となった僕は彼女の隣へ戻りたい】 「やっと見つけたわ、イベニクス」 堕ちた僕をモシェロは探していた。 「僕は堕落した。羽が漆黒に染まった堕天使になったんだ」 僕は悲しみをモシェロに言った。 「落ち込むことないじゃ無いの、天使は天使なのよ?」 モシェロはあっけらかんとしていた。 「そういう事じゃ無いんだモシェロ」 僕は俯きながら言った。 「どういうこと?」 頭に?を浮かべている感じに聞いてきた。 「天界に入れなくなるじゃないか。 もうモシェロと会
【寂しくなるとついやってしまう私の癖】 「ナユ様なんですか? 可愛いことして甘やかしてほしいんですか?」 私は寂しくなると、エスニルの燕尾服の裾をつまんでいる。 「べ、別になんでも無いわ。 たまたまつまんでしまっただけよ」 私はつまんでいた裾を離した。 「僕は今から街に出てきますね」 エスニルは私に一言言って街へ出る準備をしに部屋へ戻って行った。 「さて私も準備しましょうか」 チリンとベルを鳴らし使いを呼んだ。 私も街へ出る準備をして玄関へ向かった。
【好奇心に負けた俺は愛人のユクを縛った】 「ヴァントなぜ僕は柱に縛られているのかな?」 ユクは緊張して俺に話しかけた。 「安心しろ酷いことは何もしない」 俺はユクの背後に立って話す。 「そしたら後ろじゃなくて前に来て欲しいのだが」 縛られている紐が取れないか手首を捻っていた。 「良いな、ユクを後ろから見るのも。眼福だ」 背後から熱い視線を送りながら、背中にスーッと指を伝わせた。 「…っん、ダメだヴァント。やめて、くすぐったい」 ユクは抵抗する様にもじもじとし
【想う二人は旅へ向かう】 「エイン、私の時間は止まることを知らないのです」 リイネルは懐中時計を見て憂いていた。 「何を言っているの?」 なにをしているのだろうと聞いた。 「ただの独り言です」 リイネルは懐中時計を閉じた。 「リイネル、僕の時計はいつか止まってしまうよ?」 僕はリイネルに問いかけた。 「そうですね、私よりも短いですから」 僕のほうを見てリイネルは言った。 「そう、人間と天使の寿命は違うから。」 僕はリイネルに目を合わせた。 「エイン、悲
【首輪に翻弄されるヒリスは僕の愛する人】 「ヒリス、首輪付けさせてよ」 僕は肩ポンポンと叩きおねだりした。 「嫌だよ。ウルに従っているわけじゃないんだし」 ヒリスは書類整理しながら僕をあしらった。 「そっか、残念。せっかく色々持ってきたのに」 僕はテーブルの空いたところに首輪を並べた。 「持ってきすぎだ。一つに決めて持ってこい」 ヒリスは邪魔だと首輪を積み重ね端に追いやる。 「そしたら首輪をつけてくれるのか?」 僕はヒリスの前で首を傾けて聞いた。 「しょう
【俺の人間がキスを拒むんだが】 「こんにちは、ネビス」 俺はネビスに顔を近づけ、唇を狙う。 「こん…っ!?今はだめ」 ネビスは俺の口を手で塞ぎ顔を逸らした。 「なんで、手やるの?」 塞ぐネビスの手を舌で舐めつつ、聞いた。 「…っん。は、恥ずかしいじゃないか」 ネビスは吐息が漏れつつも、冷静な態度を保っていた。 「ネビス、耳赤くなってるよ?」 俺はネビスを見ながら塞ぐ手を外し、手を握った。 「な、何をしているんだ!ミジェ」 手をブンブンと振って握った手を解