ドラマ『トップ・オブ・ザ・レイク チャイナ・ガール(字幕版)』
以前に書いた記事・ドラマ『トップ・オブ・ザ・レイク 消えた少女』の続編のドラマ。
今回の舞台はシドニー。性産業に従事するアジア女性が妊娠した状態で発見された事件を捜査する女性刑事ロビン。事件を捜査する中で、ロビンの養子に出した娘との再会、同僚との関わり合い、同居する弟との関係など、個人的な問題を描写している。
事件解決もドラマの見どころだが、女性の生き方やそれぞれの人生に向き合っている姿の描写がとても共感できて、自身が違う人生の一片を経験したように心に浸み込んできてとても面白かった。
みんなそれぞれ問題を抱えて乗り越えて生きている。そして、人と人の間にある愛や、自身の中にある愛の存在が人生に大きく影響を与える。
オーストラリア的な粗野な描写も多く、とても人間臭いドラマだ。都会にはない狭い環境だからこそ見える人間ドラマもとても興味深い。イギリス制作だが東欧のドラマに人物(特に男性)が多いが、演出の仕方はアメリカのように分かりやすく洗練もされている。
このレビューでは具体的な内容は割愛しているので、興味を持った方は是非、このドラマを見て欲しい。特に女性にお勧め。