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インドネシアで100万円盗まれた話
インドネシア、バリで窃盗に会い、100万円を盗まれた経験があってこんな経験している人も少ないと思うので、折角なので記事にしてみた。
インドネシアバリ島へ1人旅
25歳の時にオーストラリアシドニーへ語学留学をしていた。留学費用として社会人になって貯めた150万円を持ってオーストラリアへ。語学留学は楽しくもまあシドニーライフを満喫していました。ただ、銀行口座を作ることをせず、現金で生活をしてました。
そして時間が数週間できたので、1人でインドネシアやブルネイなど東南アジアを回ることにしました。そして数週間家をあけることになったので、その100万円だけそのまま持って、旅行にでかけました。これがことの発端で、所謂頭の悪い行動をしたのです。
きちんと前掛けバッグの中の奥にお金の入った封筒を仕込ませていました。なんかドキドキしながら旅をしていましたが、今考えると何が楽しくてこんな現金を持ちながらバックパッカー的なことをしていたのか不思議ですし、今考えても何でかわかりません。
インドネシア人やその他海外の人たちとも一緒にお酒を飲んだりして、とても楽しい時間を過ごしていました。
海辺を散歩中...
そしてホテルは、そこら辺にある安いホテルです。そんなに汚くもなく高級でもなく、中級のホテルでした。バリは世界中からサーファーが集まる聖地となっていて、そしてこういった観光客目当てにモノを売る人たちでも溢れかえってます。観光客は欧米系の人たちが多かった印象です。1人でくるところじゃないなぁ...と思いつつ、1人でバッグを持って、海辺を散歩にでかけました。
やはり日本人とわかるやいなや、すぐにインドネシア人の物売りや若い青年たちに囲まれました。青年たちは、「Do you want ladies?」といっていわゆる女性のいる場所に行かないかと誘ってきます。
チラシを持っていました。目の前にチラシを突きつけられ
私は「いらない」「いらない」と何度も断っていましたが、しつこいです。3,4人に囲まれていました。
そして、やっといなくなったと思い、ほっとしていると、私の胸にかけてあったバッグのチャックがなんと開いてました。最初は何も気にしていなかったのですが、気づいたときにはそのお金の入った封筒が消えてました。
私の目の前に右手でチラシを見せ、その間に左手でバッグを開けられていたのです。
言葉に表せないほど発狂してしまいました。ホテルに戻っても冷静を保つ事ができず、正直死んでやろうとも思いました。誰にも連絡も取れずに、元彼女に連絡した覚えもあります。
一緒のホテルに泊まっていた欧米人の人達にこの事を話すと、同情してくれ色々相談にのってくれました。
頭が混乱しすぎて、インドネシアのお金で、何百万ルピアとなになるので、いくら盗まれたかちゃんと説明できていたか覚えてません。中でもドイツ人の女性とオーストラリア人のサーファーは次の日、ランチに誘ってくれ、色々励ましてくれました。
ほんと優しいです。泣けてきます。
そして、バリに10年くらい住んでるちょっとぶっ飛んだ日本人女性(当時40歳くらい?)とも知り合い、一緒にご飯を奢ってもらいました。
その女性はバリ人と結婚離婚して、土地を買わされて、逃げられた的な話をしていて、当時は信じてましたが、もしかしたら、励ますために私も似たような経験してるよ的な作り話だったのかもしれません。そしてよくわかりませんが、今は欧米人のサーファーとのワンナイトラブを楽しんでいるとも話をされましたw
むちゃくちゃミニスカだったのを覚えてますw
ただ、色々相談にのってくれ、25の僕にはめちゃくちゃ良い姉さんでした。
近くにいた英語が達者なインドネシアの女性にも一緒に警察に行ってもらいました。
インドネシア警察はお察しの通り、まあ動かないので、何もならなかったです。その女性との道中に、もし見つかったら何%かちょうだいと言われ、少し怖くなりました。どこまでも金だなぁと…
帰国
幸運にもパスポートと財布は盗まれていなかったので、クレカで航空券を予約して1番早い飛行機でシドニーへ戻りました。一刻も早くバリから出たかったです。
シドニーへ戻り、ルームメイトの韓国人の人にこの事を話すと、彼らも同情してくれ、
そのお金は、多分悪い事には使われてないよ
慈善事業に使われてる。絶対
と言われました。理解は出来なかったですが、そうなってる事を願います。
インドネシアで100万なんて日本円では1000万くらいの価値ですからね。
みなさんも、大金を持って旅行しないようにしましょうね、という話でした。
そんな事するわけないか…