プライマル。
初めて記事を書く。なかなかの緊張感。
形を大事にするタイプなので、1回目は慎重に、上手に、面白く...などと言い訳して、いつまで経っても書けなかった。
でも今日こそは。もう9月の1日になったんだから。ちょうど数字を気にする自分には1というのは好都合ではないか。
そう思い、さてどんな記事を書けばいいのか悩んでいたが、やはり形から入る人間。自己紹介をしたい、ということで自己紹介をさせていただく。
THE YELLOW MONKEY
好きなことは沢山あるが、切っても切り離せないのは音楽になるだろう。
幼少期から親が聴く音楽に影響を受けていた。特に、THE YELLOW MONKEYを語らずして私の音楽史は始まらない。
いつの日からか、車の中で流れていた彼らのCD(正確にはMD)を自分から選んで聴いていた。最近になって調べたところ、小学低学年の頃のようだ。『GOLDEN YEARS Singles 1996-2001』というベストアルバムばかり聴いていたから、発売年をもとに計算した。
このバンドを小学2年生がなぜ好んで聴いていたのか、明確な答えがないが、確かに私は聞いていた。一番好きな曲は『BRILLIANT WORLD』である。これは今でも一番好きである。
サビの「最高な世界へ」 今こそ皆で歌いたいが、この神曲についてはまたいつか語りたい。
その次の曲、このアルバムのトリを飾る『プライマル。』こそ今日語りたい楽曲である。
プライマル。
プライマル(primal)とは、最初の・原始のという意味である。
しかし、THE YELLOW MONKEYというバンドは、この曲を最後に活動休止→解散した。
また、歌詞も「さようなら」や「卒業」といった言葉が並ぶ。
さて、ここでは歌詞の一つ一つを解釈しないが、つまるところ
”終わり=始まり”を表した曲といえるだろう。
題名も、"読点。"をいれている、オツすぎる。いや時代は令和、エモすぎる。
メロディーに関しても盛り上がることはできるが、どこか哀愁がある、何とも絶妙な曲となっている。
伝説のバンド、復活
時は過ぎ2016年、私は大学生となっていた。
この申年の1月8日、ご存知の通りTHE YELLOW MONKEYが再結成した。
私の感覚としては、もはや架空の存在に近かったバンドが復活した。
人生で一番心が動いた瞬間だった。いろんな感情が沸き上がった。
正直言って、イエモンばかり聴いていた訳ではない。
熱心なファンからしたら、知識はひよっこだ。
その分、復活後は知識や彼らの音楽をひたすら身体中に詰め込んだ。
再出発を告げる1曲目
5月11日復活後最初のライブまでの間、この界隈は大盛り上がりだった。公式サイトでは1曲目予想が繰り広げられ、私も参加した。
そういうのは大好きである。
沢山の有名人も予想していて『SPARK』や『バラ色の日々』といった面々が並ぶ中、私は『プライマル。』だと予想した。
(プライマル。予想は異端であった。)
1曲目のみ配信するという形で、リアルタイムで全国の人が結果を知れると発表された。
さてライブ当日、熱狂の渦に包まれた代々木体育館で披露された復活後1曲目は、なんと『プライマル。』だった。
私は家族と配信サイトにて見届けた。
私が1曲目予想した最大の理由は、唯一ライブで演奏されたことのない曲であったからだ。
他にも多くの選抜理由が考えられるが、メンバーと考えが一致していたことはこの上なく嬉しい。
そして、『プライマル。』という曲のもつ凄さを再認識した。以降、ファンとバンドにとって、名実ともに特別な曲になった。
私自身にとっては、生きていく上でのモットーに近いような、そんな大切な曲として存在し続けてくれる。
終わり=始まり
最後に、世界は未曾有の事態に陥っている。日本においては、激動の時代へ突入している。長年、国のトップだった安倍総理が辞任することとなった。
コロナによって終わることもある。安倍総理の時代も終わる。
それは始まりなのでもある。何かが始まるのである。
私自身も変化を恐れず始めていく。コロナを機に、変わったことはいくつかあるが、中途半端な気がする。まだまだ変われる。
「振り切ったら飛べそうじゃん」