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三度目の正直で迎える修士2年の冬休み
大学生になってから"今日から冬休み"という明確なラインが無くなった。「あ、先週のゼミが最後だったか」とぬるっと始まった冬休みに、既に両足がどっぷり浸かっていた。修士2年の本当に人生最後の冬休み。"最後の"と聞くと有意義に過ごさねばと思うが、一大イベントの1人スノボをクリスマスイブに済ませてしまったので、例年通り初日の出を見てから新春お笑い番組に浸るお正月になりそうだ。
といっても今年は2年ぶりに父方のおばあちゃんに会いに行くことになった。コロナが流行ってからは父だけ帰省していたが、2年も経つと、みかんやら餅やら大量に持って帰らせてくれるおばあちゃんにもさすがに会いたくなるもんだなと思った。おばあちゃんは孫が小さい時に好きだった物を一生好きだと思っている。
2019年の年越しを初めて家族ではなく友達と過ごしてみたが、疲れた。家族旅行に行かずに1人で残る友達の家に集まり、テレビを見ながら酒を飲む。楽しかったが、実際カウントダウンの後は二日酔いまでの一途を辿るだけ。私は毎年初日の出を見ていたが、皆はそうではないようで、その代わり地元の小さな神社で初めて初詣に行って焚火を囲み甘酒を飲んだ。いつの間にか抜け駆けしたカップルは今年は一緒に年を越せないらしい。元旦から重い頭を抱えて帰るのが分かっているのに、翌2020年もその子の家に集って、疲れた。散々楽しんで顔を赤らめた友達を、今年こそはと江ノ島で初日の出を見させたが、案の定めちゃめちゃ混んでいたし、車で気持ち悪そうにしていた。やっぱり父が運転する車で行く三浦海岸がベストだ。
その友達は今年、年越しキャンプに行くらしい。2回体験して思ったが、年の初めに会うのは家族でちょうどいい。2年前は学部の卒業というタイミングもあって「今年で学生最後なんだから」という言葉に釣られた。1回参加してしまったもんだから、仲良くしていた一個下の卒業にも釣られた。三度目の正直で迎える修士2年。年越しキャンプに遠慮の旨を伝えて、腰まで浸かった学生最後の冬休みをぬくぬく楽しむことにしよう。