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QOLを上げるのは作業用映画

 三ヶ日を終え、家では集中できないので学校に行く。寝正月を気にして久々に有楽町から歩いてみる。BGMはラランドの声溜めラジオ。Spotifyの最終履歴を探すとちょうど1年前の正月の回にあたり、2021年のサーヤさんに「あけましておめでとう」を言われた。初回から追いかけていた声溜めラジオだが、あと1年分でリアタイできるのが楽しみだ。

 卒業を控えているために、学部の4年生が模型作りに勤しむアトリエはかなりの出席率だった。対して、壁を挟んだM2部屋は誰も使っておらず、私はこの部屋を自室と錯覚するくらい広々と使えている。ゼミの時しか学校に来ない同期たちはきっとまだ正月気分なのだろう。ここで差をつけておこうと修士設計の敷地模型を作り始める。自分しかいないのをいいことに、ここ数ヶ月はモニターにNetflixを繋いで見たい映画やアニメを好きなだけ見ている。コロナで22:30撤収になる前は、大学で徹夜ができていたのが羨ましい。

 「愛がなんだ」と「勝手にふるえてろ」。今日はこれかな。見たことはあるが、オチを忘れた2本だった。「生きてるだけで、愛」を加えた3本が私の中でごっちゃになるので、改めて見ておこうと思った。結局BGMなので、内容のわかりやすい邦画作品が良い。恋愛映画の中でもちょっと拗らせちゃってるというか、主人公がまっすぐな性格ゆえに周りと距離ができて空回りしてしまう、純粋なラブコメとはいかないのがこの3本の好きなところだ。あと、濡れ場が少ないので、部屋の前を通る学生に変な目で見られなくて良い。同期の正月が明けるまでに、気になる映画は贅沢に見ておこうと思う。

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