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独学でJW-CADソフトがどこまで使えるようになるのか検証してみた

JW-CADの基本操作をスキマ時間に身に着けたい

今回のテーマは、”JW-CADの参考書を使ってどこまで独学でできるのかやってみた”です。JW-CADは、パソコンスクールや職業訓練学校でも、学ぶことができます。できるだけ費用を抑えて、どれくらい勉強できるかどうかを検証してみようと思います。
特に、建築CADに興味のある人の参考になれば幸いです。

こんな人におすすめの内容
・独学でJW-CADを勉強してみようと思っている人
・建築CADに興味がある人
・スクールに通わずJW-CADの操作を勉強してみたいなと思っている人


JW-CADとは?

JW-CADは簡単に説明すると、建築用の図面制作や機械系の図面作成などに使われるCADソフトの一つです。CADソフトの中でも、JW-CADは無料でインストールできるので、専門の仕事をしていなくてもパソコンさえあれば実際に触れることが可能なソフトです。

今回使ったテキストをご紹介

まず、今回独学で使用したテキストをご紹介しようと思います。今回は書店で購入したテキストで操作の勉強をしました。

『今すぐ使える 簡単 Jw_cad』[改定2版] 著:アヴニール CADシステムズ 代表 日野眞澄

ポイント|YouTubeで無料講義付きのテキスト

この、テキストを選んだポイントはYouTubeでの操作解説動画がついているからです。JW-CADのインストールから操作方法や図面制作など、書籍に書いてある内容を全てYouTubeで無料解説しています。

YouTubeの動画は、講義形式で初心者にも分かりやすいです。また、テキストを使って解説しているので、これまでに全くCADソフトを使ったことがない人でも勉強しやすいと感じました。

初心者が躓きやすい部分に関して、細かく丁寧に解説してくれています。動画を見ながらテキストで確認して、手を動かして練習をするだけで、勉強できました。章ごとに動画が区切られているので、勉強のメリハリもつけやすかったです。

JW-CADの操作は、同じ図形を書く時でもいくつかの方法があります。テキストと動画では初心者が分かりやすい、一番簡単な方法を解説してくれているのもポイントかなと思いました。

もし、テキスト買うの迷っている方はYouTubeを先見てみるのもおすすめかなと思います。私自身まずYouTubeを見てから、分かりやすさに感動してテキスト購入しました。

検証結果|一通りの基本操作を身に着けることができます

検証結果を発表します。先ほど紹介したテキストを使って勉強することで、JW-CADの基本操作を身に着けることができると感じました。具体的な例を挙げると、コマンドを使って線を引いたり、図形を書いたりすることができるといったイメージです。削除や移動、複製などの操作もできるようになります。

全くの初見の時は、メニューやステータスバーなどの表示がさっぱり分からなくて、マウスの操作も訳が分からないという状態でした。テキストに添って勉強すると、「どこに何があって、この操作をするにはこれを使う」という内容が分かるようになります。

ソフトを使って図面を書くことができるのかどうかについて

図面に関しては、操作の手順を理解することができるようになると思います。手順とあえて書いたのは、図面は数をこなして、色んなパターンを応用として書くことができると尚いいかもと思ったからです。

テキストで例として習う図面だけだと、JW-CADを使って図面を引けますと言い切るのは難しいなと感じました。ただ、図面を作るときの縮尺設定、レイヤーの使い方や表示、壁厚などの作図方法、文字入力、最後の印刷方法などができるようになると考えると、手順を理解していると言えるかなと思います。

建築図面の初心者が読みやすい書籍を別記事で紹介しているので、興味のある人はぜひ読んでみて下さい。独学で間取りを勉強する時に、読んだ書籍も紹介しています。

テキストを使ったJW-CAD操作の勉強法についてご紹介

ここからはテキストを使った、JW-CAD操作の勉強法を自己流ですがご紹介しようと思います。

JW-CADをインストール、CD-ROMの内容をダウンロードして準備をしていく

PCにJW-CADのソフトをインストールしていきましょう。テキスト第1章でインストール方法の解説もついているので参考にして、インストールします。
テキストの付属でついているCD-ROMもダウンロードして、分かりやすい場所(デスクトップ)に保存しておきます。

YouTubeを見ながら即実践していく

YouTubeを見ながら、テキストで確認しながら手を動かして実践していきます。一通り見てからではなくYouTubeで見ながら、動かしながらしていくのがおすすめです。YouTubeは講義のように進むので、分かりにくい場所は一時停止したり、繰り返し見てセクションごとの操作ができるまで、操作を行っていくと覚えが早くなるかなと感じました。

テキストの進め方のイメージ

第1章から5章までは操作の一つ一つの解説、第6章からは本格的な図面制作になっています。第1章から5章まではスピード感を持って操作に慣れるようにして、図面制作に入る第6章からはじっくり進めるのがいいなと感じました。

操作の中でどうしても忘れてしまう…という苦手分野を見つけたら、付箋で印をつけたりメモなどを残しておきます。後から復習する時に苦手分野を中心に練習できるようにしておきます。

第6章からは第1章から第5章までの操作を組み合わせて、図面制作にチャレンジしていきます。ここでもYouTubeを見ながら、テキストで確認しながら手を動かしていきます。

テキストを見なくても操作できるまで繰り返し練習する

私の場合、最初はYouTubeとテキストに頼って練習をしました。その後慣れてきたら、YouTubeやテキストをチラ見程度にしながら、自力で作る練習を何回もしていった感じです。がっつりYouTubeを見ずに図面を作図していると案外、操作があやふやな部分が出てくるので、操作が自力でできるようになるまで繰り返しながら練習していました

応用編|平面図のトレースをやってみる

個人的に平面図のトレースレベルであれば、このテキストの応用編としてできると感じました。但し、注意する点もあります。今回JW-CADの操作は十分に勉強できますが、図面を読む部分に関しては多少勉強が必要だと思います。テキスト内では数値を予め設定してくれていますが、トレースする場合は、元の図面の数値を入力していく必要があるからです。

図面の知識とはどのレベルまでが必要なのか

ここで、図面の知識ってどのレベルが必要なのかと思う方もいると思います。私が感じた最低限これは知っておいた方がいいかもという図面の知識について項目を書き出してみます。

JW-CADの操作で知っておいた方がいい図面の知識

寸法感について

・グリットについてが分かる(910mmなど)
・1帖の寸法がどれくらいかすぐに計算できる(910mm×1820mm)
・一般的な部屋のサイズが分かる
例)4.5帖(2730mm×2730mm)6帖(2700mm×3640mm)などの帖の単位

JW-CADでは、手打ちで数値を入れていく過程があるので、この数値を一つ一つ考えてしまうと、手が止まってしまうと思います。例えば、1帖分の収納を設置する時に、パッと数値が頭に浮かぶレベルだと入力がスムーズだと思います。部屋の数や帖数で大体の数値が分かるくらい間取りの知識があるといいかなと思います。

ドアの種類とサイズ

・ドアの種類とサイズが分かる(折れ戸、引違い戸など)

間取りに使われるドアや窓の種類も知識として、知っておくのがおすすめです。折れ戸なのか引違い戸なのか、玄関扉と部屋の扉のサイズ感なども知らないと入力が正確にはできないので、知識として勉強しておくといいかなと感じます。

おわりに

スキマ時間を上手に活用して、JW-CADの操作を勉強してみようという内容でテキストを使った勉強法や実際に勉強して、どこまで習得できるかにチャレンジしました。

初心者向けのJW-CADのテキストを探している人には『今すぐ使える 簡単 Jw_cad』[改定2版]はおすすめのテキスト本だと思います。無料講義をYouTubeで見ることができるのが、本当にいいなと個人的に思っています。これから、JW-CADの勉強始めたいと思っている人やJW-CADのテキスト探している人の参考になったら嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございます。


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