ノートにまとめる勉強法はなぜ非効率なのか
今回のテーマは、社会人の勉強法です。色んな資格を勉強して、勉強方法について調べることも多くなってきました。勉強を調べていると、ノートにまとめる勉強は、度々”非効率””おすすめしない”というワードを見ることが多かったです。
私自身、勉強をはじめたばっかりの頃はノートに要点をまとめたり、テキストや問題集をコピーしてノートに貼ったり、復習ノートを作ったりする勉強をしていました。個人の感想にはなりますが、ノートにまとめる勉強は、確かに非効率だなと感じることが多かったです。
そこで、ノートにまとめる勉強が非効率だと言われるワケを、実際の経験を踏まえて考えてみようと思います。
こんな人におすすめの内容
・資格合格のための勉強法を調べている人
・独学をしていて勉強法を探している人
注意事項!
※あくまで個人の経験をもとに感じた事や考えたことをまとめています。他の勉強法を否定するものではありません。こんな意見や感想もあるかもねという感じで、温かい目で見て頂ければと思います。
ノートにまとめる勉強が非効率だと言われる3つの理由
ノートにまとめる勉強が非効率だと言われる理由を3つ挙げてみました。
理由➀|テキストはすでに要点がまとめられている
理由②|ノートを作ることが目的になってしまう
理由③|ノート作りに多くの時間がかかる
ここからは、一つ一つの理由を深堀りしていこうと思います。
理由➀|テキストはすでに要点がまとめられている
社会人の勉強として多いのは、資格取得を目的とした勉強ではないかなと思います。書店で販売されている資格対策の本を読んでみると、すでにノートにまとめられているように分かりやすくなっています。頻出する問題や暗記しておく単語なども、まとめてくれているのがほとんどです。初心者が引っかかりやすい箇所など、丁寧に書いてくれているものもあります。
学生時代の教科書とは違って、より効率的に勉強できるように工夫されて作られているのが、ほとんどと思うとノートに書きだしたり、まとめることはいらないという考えもあるかもしれません。
理由②|ノートを作ることが目的になってしまう
私の経験談から言うと、ノート作りをしていると、いつの間にかきれいなノート作りに没頭してしまいます。言い換えると、映えるノートを作ることに集中してしまいます。ノート作りをインターネットやSNSで検索し始めたら、危険信号かもしれません。SNSにはキラキラノート作りの事例が、数多くあります。それらを見て真似しようと、蛍光ペンや付箋を揃えたり、マスキングテープを使うと当たり前ですが、本来の勉強をする目的からはかなり脱線してしまいます。
私自身、ノートを作ることがゴールになっているので、それだけで満足してしまうということもありました。勉強がそもそも苦手という部分もあるからかもしれませんが、ノート作りは勉強の目的を見失いやすくなってしまうのかもしれません
理由③|ノート作りに多くの時間がかかる
そもそも、ノートをまとめる作業は時間がかかります。テキストを読み込んで、重要な部分を抜き出して、分かりやすい言葉でまとめる。ノートを作るだけで、多くの思考錯誤が必要です。結果的に、時間もとられて集中力も落ちてきてしまいます。
私の場合は、オリジナルのノートを作っているつもりが、最終的にはテキストの量産になっていました。ノート作りばっかりしていると、問題集を解く時間が、そもそも取れなくなります。ノート作りで、すでに疲れも出てくると、問題を解くことを後回しにしてしまうということもありました。結果的に、勉強しているのに定着にはつながっていないという感じになっている印象です。
ノートにまとめる勉強をしてしまう心理とは?
そもそも、ノートにまとめる勉強をしてしまう心理がどこかしらにあるから、ノートにまとめてしまうと思います。ノートにまとめること=勉強しているという考えはどこから出てきているのか‥‥ふと考えると、私の中で思い浮かぶのは”学校での勉強”かなと思います。
学校での勉強はノートに書いていくことが中心だった
まとめノートを作ってしまう気持ちって、私の中では学生時代の勉強法が印象に残っているからかなと思います。授業を聞いてノートにまとめて、宿題で問題集を解いて、復習ノートを作って…という学生時代の勉強法を勉強だと思っているから、とりあえずまとめノートを作ろうとなってしまう。
学生時代の勉強を振り返ると、ノートに板書したりまとめたり、宿題用のノートを作ることを当たり前にしていたと思います。各科目用のノートを用意して、提出用のノートを作って、模試の復習用のノートを作るというように、これまでたくさんのノートを使って勉強してきたと思います。学校や先生によっては、教科書に直接書き込んだり、ルーズリーフなど紙ペラののものよりも、ノートを推奨されていた印象もあります。
知らず知らずのうちに、ノートにまとめることが勉強という風に思い込んでいたのかなと感じます。
学生時代の勉強と社会人の勉強には違いがある
学生時代は、勉強に多くの時間を割くことができます。勉強することが仕事と言っても過言ではないでしょう。しかし、社会人はそうはいきません。仕事もしないといけないし、他にもやりたいことややらないといけないことが多くあると思います。要するに、勉強に使える時間がとても限られているということです。時間に対する大きな違いがあるからこそ、学生時代と同じ勉強法では太刀打ちできないということかなと思いました。
ノートにまとめることが全てダメではないかも?
ノートをまとめる上で、デメリットや非効率だと言われる理由を書いてきましたが、人によってはノートにまとめることが全てダメではないかもしれません。
例えば、どうしても覚えられない部分を書き留めて、持ち運びしたいなど理由がある場合もあると思います。また、自分の頭の中だけでは整理できないことを書き出したい時もあったりします。
ノートを活用することを意識してみる
ノートにまとめることを非効率にしないためには、活用することを意識するといいのかなと思います。ある程度の時間を区切った上で、ノートに書く作業をするなど工夫するといいかもしれません。
おわりに
私の場合は、ノートにまとめる勉強は時間が奪われてしまって、非効率になってしまっていると感じたので、ノートを使わない勉強にしていきました。
書く作業をする時には、ノートではなくメモ用紙や裏紙を使うようにしました。計算用紙やこの単語覚えれてないという時には、メモに書きまくります。要らなくなったら破棄していくようにして、活用しています。また、テキストを電子書籍で購入すると、持ち運びもしやすくなります。スマホでいつでも見ることができるのと、覚えにく部分や読み返したい部分はスクショをしてフォルダに分けるなど工夫しています。
色んな勉強法があると思うのでぜひ、参考になれば嬉しいです。
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。
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