【社会人の勉強法】独学者向け自分に合う参考書の見つけ方
本日のテーマは、社会人の資格勉強についてです。中でも、独学者向けの自分に合う参考書の見つけ方について、私の方法をご紹介しようと思います。
こんな人におすすめの内容
・参考書の選び方に興味がある人
・今使っている参考書が合わないかもと悩んでいる人
・独学で資格勉強をしようとしている人
はじめに|独学のスタートは参考書選びが大事
資格勉強を独学でする時には、参考書を購入して勉強することが多いと思います。書店には、資格の対策になる参考書や問題集が、かなりの数出版されています。メジャーな資格になると、参考書だけでも選ぶのが一苦労ということもあります。
自分に合う参考書を見つけることを意識する
私も独学で勉強をするようになってから、結局どの参考書を買えばいいのだろうと悩むことがありました。何度か参考書を買ってから気づいたのですが、独学者にとって大事なのは”自分に合う参考書”を見つけることだなということです。私の経験で言うと、独学で使う参考書との相性が悪いと勉強が億劫になることが多かったです。そして、相性の悪い参考書を買っている時は、表紙をチラッと見て中身をパラパラとめくり、直感(ほぼパケ買いに近い感じ)で買っていました。
今は、参考書を買う前に入念な参考書選びをするようになり、結果的に自分に合っているなと感じる参考書を手にいれることで、独学でも継続して勉強をすることができているなと感じています。
ここからは、私が実際にしている自分に合う参考書の見つけ方について具体的に書いていこうと思います。
自分に合う参考書選びの流れ
私がおすすめする、自分に合う参考書の選び方は大きく2つです。2つとありますが一番大事なのは、その1なのでそんなに複雑ではないので安心してください。
参考書の選び方
その1|分野別の問題集を選ぶ
その2|問題集と対になっている参考書(テキスト)を選ぶ
えっ?参考書の選び方と言いながら、まずは問題集を選ぶの?と思った方もいるかもしれません。実はそうなんです。参考書の選び方を色々と試してみて、一番しっくりきたのがまず問題集を選ぶことでした。独学をするときに、重要なのはどれだけ問題集を解くかだと思ったからです。問題集を解く時間を多くとって、予想問題や過去問にチャレンジしていくのが、独学では効率がいいなと思ったのがきっかけです。
書店で販売されている問題集は大体、教科書の役割をしている参考書と対になっていることがほとんどです。問題集が決まれば、その対になっている参考書を買うようにするのがいいかなと思います。問題集は一問一答や過去問集などもありますが、はじめは分野別になっている問題集の中から選ぶようにします。
問題集の選ぶ時のチェックポイント
では、問題集を選ぶ時のチェックポイントを説明しようと思います。ここで意識して欲しいのは、周りがどうかではなく、自分が見てあるいは実際に手に取ってしっくりくる問題集を探すことです。
ポイント
・一番人気あるいは高評価の多いものから順に探す
・解答が分かりやすいと感じるか
・ページの区切りや使われている色
・行間、文字間、フォント種、文字の大きさ
・持ち運びしやすいかどうか
ポイント1|一番人気あるいは高評価の多いものから順に探す
ポイントの一つ目は、問題集を探していく時は一番人気なもの、あるいは高評価の多いものから順に探すようにしていきます。独学で資格勉強をしている場合、色んな問題集が出版されています。すべての問題集を片っ端から見て探すとなると、時間も労力もすごくかかってしまいます。
そこで、一番人気(売上No1)あるいは口コミなどで高評価が多いものから順に、自分に合う問題集を探していくようにします。書店に行って調べる場合は、平積みされている問題集やポップがついている、他のとは別にディスプレイされて目立っているものを頼りに探すと探しやすいです。今すぐ書店に行くのが難しい人は、Amazonなどのオンラインの口コミで高評価(ベストセラーなどもOK)を受けているものやランキング形式に表示すると分かりやすいかなと思います。
ポイント2|解答が分かりやすいと感じるか
次に、解答部分を読んでみて分かりやすい、読みやすいと思うかを見ていきます。解答が専門用語ばかりで分かりづらい、言い回しに癖を感じる(話口調のような砕けた表現が多い・会話のような表現)場合もあります。問題集を解いていく中で、人によってはストレスの原因になってしまうかもしれません、そういった部分を考えた上で自分にとって解答部分が分かりやすいものを選ぶといいかなと感じます。
薄くて持ち運びが便利という問題集の中には、解答が簡略化されすぎている場合もあります(問題文に対して解答が「その通りです」のような表現)。問題を解いて、解答を読んでも分からなかった・・・は勉強する上ではストレスになることもあるので、できるだけ選んだ問題集や解答を読んで、完結するものが個人的にはいいかなと思います。
ポイント3|ページの区切りや使われている色
3つ目は、ページの区切りや使われている色味が、自分に合っているかどうかです。左ページに問題、右ページに解答のものや問題が書いてあって、ページをめくると解答になっているものなどがあると思います。問題を解きながら解答を手で押さえて隠さないといけないなどになると、使いづらいと感じることも多いので、区切りに注目してみてください。
個人的には左に問題、右に解答の問題集がお気に入りです。赤シートなどを使って隠すようにして、問題を解いてすぐに答えを見ることができるようにすると、スピード感を持って勉強ができていると感じるのが、合っていると思うからです。
ページの色味は、好みの部分になるかもしれません。例えばモノクロのものや2色のものなどがあります。ページの色味は好みの部分になる場合が多いので、あまり気にならない人はスルーでも大丈夫です。
ポイント4|行間・文字間・フォント種・文字の大きさ
4つ目は行間・文字間・フォント種・文字の大きさです。行間が詰まりすぎていないか、文字間が狭くないかは読みやすさに直結してきます。ページをめくって、うわっ文字だらけだ…と気持ちが落ち込むような感じよりは、ゆとりが合って読みやすいと感じるものがおすすめです。
フォント種や文字の大きさも同様に、読みやすさと直結します。イラスト調の文字が読みづらい人もいれば、明朝体のような文字だと入りにくい人もいるかもしれません。自分にとって、読みやすいなと感じるものを見つけましょう。解説を多く書いてある問題集の場合は、文字の大きさが小さくなっている場合もあります。この文字の小ささだと読まない(読みたくない)と思ってしまう場合もあるので、チェックしておくのがおすすめです。
ポイント5|持ち運びがしやすいかどうか
最後のポイントは、持ち運びに関してです。通勤時間や休日に外で勉強をしたい人は、持ち運びのしやすさも考えておくといいと思います。資格によっては、分野別で切り離すことのできるタイプの問題集もあります。基本的に自宅で勉強する場合は、机に広げるのに邪魔にならないサイズ感を選ぶのもいいかもしれません。
もし、荷物をできるだけ減らしたい場合は、電子書籍を買うという選択肢もありだと思います。実際私は問題集は電子書籍、参考書は紙というように使い分けている時もあります。Kindleを活用すれば、パソコンで問題を表示しながら、より理解を深めたい部分は紙の参考書を開いて、チェックするようにしています。また、Kindleはタブレットやスマホでも読むことができるので、通勤時間や外出している時の隙間時間を有効的に使って、問題を解くようにしています。
ここまで、5つポイントについて説明してきました。自分にとってのポイントの優先順位をつけて、人気な問題集から照らし合わせて選ぶことで、自分に合う問題集や参考書選びに繋がってくるかなと思います。
おわりに|自分に合う参考書を見つけることで何が変わるのか
自分に合う参考書(問題集)を見つけると言うことは、言い換えると参考書にこだわると言うことになると思います。参考書にこだわることで、一体何が変わるのか。私は勉強への関心や興味、モチベーションが一番変わるかなと思います。愛着のある文房具やノートを揃えると、これから勉強するのがワクワクする時の気持ちに近いです。この参考書を使って勉強するぞ!と、自分の中で選び抜いた参考書だからこその愛着にも似た感情が、勉強のさらなる後押しになってくれているのかなと思います。
今回は、独学者向けの自分に合う参考書の見つけ方について、私の方法をご紹介してみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
余談|参考書は1冊をとことん使い続けるべきかどうか
最後にちょっとした余談です。勉強法について調べていくと、参考書や問題集は1冊をとことん使うようにするという話を見ることがあります。もちろん、1冊をやり切るというのはすごく素晴らしいことであるという前提で、私の経験談を書かせてもらうと、合わないと思ったら違う参考書に乗り換えるのも一つだと思います。
あちこち、色んな問題集や参考書に手を出していこうという意味ではありません。独学をしていて、この参考書使いづらいなと感じながら、勉強のペースが落ちるようであれば、思い切って違う参考書に乗り換えてみるのもありかなということです。
実際、私は最初に買った参考書と問題集の量が多く難しく感じたので、内容が厳選されていて、分量が少ないものに乗り換えました。その1冊を最後まで解き切ったときに、達成感を感じることができ勉強が更に捗りました。その後、初めに購入した参考書に戻って、さらに深く勉強でき、過去問などでも多くの問題を解くことに繋がったということがあります。
こういう経験もあるので、1冊を使い続けることに固執するのではなく、あくまで合格へ向かっていく過程だと思って、参考書や問題集を活用するのも考え方の一つかなと、個人的には感じています。
余談まで読んでいただいた方、ありがとうございました!