見出し画像

試験直前にやっておいた方がいいこと|社会人の資格勉強

今回のテーマは、社会人の資格勉強に必要なことの一つ、試験当日や直前にフォーカスを当ててみようと思います。先日ある資格試験を受験した際、学生時代の頃とは違う悩みにぶつかりました。

それは、体力が足りないと感じた瞬間があったということ。せっかくその日まで勉強を頑張ってきたのに、試験当日に実力を発揮できなかったら辛いです。社会人は特に時間をやりくりしてチャレンジしているからこそ、試験当日を悔いなくやりきりたい。だからこそ自分の経験を踏まえて、今後の資格試験に活かすためには、どうしたらいいと思ったのかを書いていこうと思います。

こんな人におすすめの内容
・久しぶりに資格試験にチャレンジする人
・資格勉強を始める前の情報収集をしている人
・勉強は好きだけど試験に苦手意識がある人


学生以来久しぶりの試験

私の経験談からお話しすると、久しぶりの試験でした。学生の頃からいうと、かなり時間が空いてからの試験経験です。試験会場に行き、試験を受ける。あの独特の緊張感や妙な静けさを感じたのも、久しぶりの感覚でした。

結果的に合格することができましたが、試験終了後を振り返ると”ぐったり”という言葉がぴったりというほど、体力が無かったです。試験が終わった後はスッキリというより、若干のめまいと立ち眩みを起こして、近くの休憩できるところで個1時間動けなかった。学生の頃と社会人では、試験への体力の感覚が全く違ったのに正直驚きがありました

学生の頃と比べて試験慣れができていない

社会人の資格試験で思ったのは、教室でずっと座って勉強していたあの頃とは全然違うという感覚を持っておいた方がいいということ。今思うと、学生時代は定期テストや模試などもしていたので、試験慣れをしていたんだろうと思います。資格試験は大体1時間以上なケースがほとんどです。試験で一体何が体力を削るのか、私なりに考察してみました。

➀試験会場での緊張感に惑わされる

試験会場では、当たり前ですが一人で受験するのではなく、複数人で受験をするケースがほとんどです。(受験する資格にもよりますが)周りの方も試験を受ける前の最終チェックをしています。この会場での緊張感に飲まれてしまうと、一気に体力が奪われます。肩に力が入ってしまう感じです。

②時間を意識して解く作業が思ったより大変

スケジュール管理も常日頃からしているから、時間を意識して試験に臨むなんて当たり前にできるだろうと思っていました。ところが、実際試験が始まると、何だかフリーズするんです。どうしてそんなことが起こるのか。私の場合は、過去問でも見たことのないような問題が出たり、覚えているはずなのになんでか思い出せなかったりという、試験中のイレギュラーな事態に心を持って行かれているから。ふと時間を確認して(アッやばい・・・このままじゃ時間足りないかも)となると、もう焦って焦ってぐちゃぐちゃになってしまいます。

③最初に集中力を全力出しすぎて息切れ

これはもう、老いなのか(笑)社会人だからこそなのか、学生の頃には味わったことない感覚でした。文字を読むスピードが問題を解くごとに遅くなる。1問解いたら、少し息抜きをしないと次に進めないんです。頭がぼーっとしていて、動いてないなと感じる。でも、気持ちは急がなきゃと思っているから、余計に疲れていく感じです。

試験当日に実力を発揮するための対策は大切

私の試験経験から言えることは、”社会人の資格勉強は試験当日に実力を発揮するための対策”も大切だということ。そうは言っても、結局は生まれつきの度胸があるかないかとか。そもそも緊張しやすい体質なら、どうしようもなくない?と思う方もいるかもしれません。実際、私もそう思っていたから、当日の対策なんてものを考えていなかったです。しかし、対策が全くないかと言われると、そうでも無いかなと感じるのです。

私自身、小さいころから緊張しいで正直テストが嫌いでした。おなかも壊しやすいし、手汗もすごいし、緊張マックスになると前日は熱が出るという・・・試験に対して典型的な気弱な人間です。

ここで私が考える対策は、性格をどうこうするというよりは、できる準備をしてみようという感じです。

対策1|試験当日をシミレーションしてみる

具体的に何をするのか
・初見過去問を実際の時間で受けてみる
・当日の試験会場を下見しておく
・外部実施の模擬試験を受験してみる

初見過去問を実際の時間で受けてみる

例えば、初見の過去問を実際の時間で受けてみる。これは、学生の頃にもした人も多いのではないでしょうか。ポイントは、実際の受験する時間帯で過去問をやってみるということ。社会人の資格勉強は、日常のスケジュールの合間にすることがほとんどではないでしょうか。スケジュールの中では、帰宅後の夜に勉強をする人や逆に早起きして早朝にする人もいると思います。

試験当日までに、休みなどを駆使して実際の試験時間で過去問を解いてみるのがポイントです。私は、昼前の受験と午後の受験のダブル受験をしたのですが、ご飯を食べる食べないでも体のコンディションが変わります。普段、スキマ時間にできる分の勉強を積み重ねていたからこその、その瞬間の時間と体調との組み合わせが、試験に少なからず影響がでるという点を、もろに感じていました。自分の体調や頭がすっきりしている時間帯に、試験時間が被っていればベストですが、普段は勉強しないような時間に試験がある場合は、1回その時間で過去問を解いているといいかもと思います。

当日の試験会場を下見しておく

社会人の資格受験の場合は、試験会場が自宅から行ける範囲がほとんどだと思います。(地方だと当日泊まりという場合はすみません・・・)試験会場が分かっている場合は、実際に自宅から試験会場まで行ってみるのも一つです。会場に向かう道のりを知っているだけでも、当日の不安が少し軽減されるなと感じたからです。私が受験した試験会場は、ビルの24階とかだったのですが、エレベーターが上の階に向かうのと、低層階に向かうのとで違っていてかなり焦りました。また、建物内に入れる場合は、トイレの場所を見ておくのもポイントです。当日混むことを考えたら、できれば2か所くらいは見つけておくといいかなと思います。

外部実施の模擬試験を受験してみる

今回、私が受験した資格は模擬試験というものはやっていない試験だったのでできませんでしたが、模擬試験など外部で実施しているような資格は、費用がかかりますが、受験したほうがいいかなと思いました。社会人は、時間が合わない場合もあるので難しいとは思いますが、できるだけ実際に近い状態で模擬体験をしておくと安心感が違うと思います。

対策2|持ち物や服装は前日に確認しておく

自分が試験会場に持って行きたいもの含めて確認する

社会人として当然かもしれませんが、当日の持ち物を確認をしておくことです。ポイントとしては、受験票の確認だけではなく、当日持って行く筆記用具や他にも必要なものがあれば全部を確認しておくということ。例えば、常備薬とかマスク、カイロ、ハンカチ、ティッシュ、耳栓なども含めて全部ということです。当日になって、慌てて準備するとそれだけで心が乱れるので、未然に防げるものは防いでいきましょう。ちなみに、会場によっては不正防止のために、事前の試験官へチェックをしてからでないと持ち込めないものもあるので、その部分も確認しておくのがおすすめです。

私の場合は、カイロとハンカチを持ち込むにあたって、他の人とは別のチェックを受けてくださいと言われて、会場に入るまでに時間少しかかったという点がありました。会場に入るまでに、時間がかかるとそれだけでも焦りに繋がるので、持ち物チェックは公式サイトや試験の案内などを見ながら念入りにしておくと安心です。

当日着る服装も確認しておく

学生の頃は、普段来ている制服で受験することがほとんどなので、服装に気を使うこともありませんでした。社会人の場合は、普段着や仕事の合間に受けるからスーツや仕事着という場合も、人によって様々だと思います。私が受験したのは夏場だったのですが、クーラーが効きすぎて寒かった。カーディガンを持ってくるべきだったと後悔しました。直でクーラーの風が当たる場所だったので、どうしようと思っていたのを記憶しています。基本的に試験を受ける時は、暑さや寒さに対応できる調節がしやすい服装を準備するのがおすすめです。

対策3|試験当日のスケジュールを決めておく

対策の3つ目は試験当日のスケジュールを決めておくということ。学生の頃だと当日の流れは学校から指定がある場合もあったと思います。社会人資格試験では、自分で当日のスケジュール管理も大切です。

具体的に何をするか
・何時に何をするか
・試験直前に復習しておきたいものを準備

何時に何をするか

試験当日は朝何時に起きて、何時の電車に乗って会場に行くのか。具体的な時間でスケジュールを組んでおきましょう。書き出しておくのもおすすめです。当日は会場入りは何時くらいにするのか、もし早めに会場付近に行くなら、どこで時間をつぶすのか。ありとあらゆる可能性を考えながら具体的な時間軸でスケジュールを立てておくのが安心に繋がると思います。私は、ちょっと早めについておこうかなという気持ちだけで、スケジュールを組んでしまい、当日試験15分前までは会場入りが出来ないと言われてしまい、どこで待ったらいいか迷ってしまいました。結局、近くのベンチで1時間くらい時間をつぶすことになってしまうという事態にもなりました。学生の頃に受けた模試などは、早めについたら待合室のような場所があった記憶があって、そのノリで行ってしまいました。試験によっては、待合室などを設けていないところもあるので、要注意です。

試験直前に復習しておきたいものを準備

試験開始の直前まで、復習しておきたいものを事前に準備しておくのは、声を大にしてお伝えしたい点でもあります。私は試験勉強で使っていたテキストと過去問、一問一答など一式を持っていきましたが、実際机に広げる場面はなく(そんな場所もない状況)、ただただ大荷物になってしまったというのがあります。ノートやルーズリーフなどサッと出して確認できるように準備しておくべきだったなと後々思いました。

暗記ものや計算で使う公式、自分が間違えやすいものなどをまとめておくといいのかなと思います。最近では、試験直前に確認する用のテキストなども販売されている資格もあるので、準備する時間が無い人は、活用するのもおすすめです。過去問のテキストにも付属でついている場合もあるので、自分にとって必要なものを事前に準備しておきましょう。

おわりに|勉強してきた努力を最大限発揮するために

これらの対策をするだけでも、緊張感を多少は安心に変えることができるかなと思います。経験上、資格試験は試験当日も準備が大切ですと言えます。また、本当の意味での体力も必要だなと思いました。普段からウォーキングや筋トレなどをした、体力づくりも必要だなということです。勉強だけでは、長丁場の資格試験は乗り越えにくいと感じたのも大きかったです。集中力を持続させるには、普段の体力づくりも関係しているなと試験を受けながら思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集