ひとり旅日記:3度目のインドは知人に再会と世界遺産めぐり①
2018年7/18-7/19ムンバイ
とりあえず1万5千円両替して、プリペイドタクシーカウンターへ。1300ルピーって高くね?中心部までどんだけ遠いんだか。担当ドライバーは場所がわからないらしく、プリペイドタクシーカウンターの他の業務してるおっさんに確認したり、自分に「GPSは?」と要求してくるし。ってか、地図機能はあるけど、wifi繋がってないからGPS機能しねーし。この要求無視。ってか、オマエで調べろよ。地図でどこ走ってるのかを確認。目印の鉄道駅があった。じゃ、この道走ってんのか。ってことは、空港からそんなに遠くなくね?このドライバーがまだGPSと言ってくるから、「とりあえずムンバイセントラル駅目指して」と伝えた。空港に着いた時は雨降ってなかったのに、もう少しで着くか?ってとこで雨降り出した。やっぱ雨季だね。
駅が右手に見えた。そこを少し過ぎたら、宿の写真と同じ景色。「次で左!」このドライバーが停車したのは、名前が似てる別の宿だったって、気付かず。荷物運んでくれたボーイに「隣っぽい」と実際に泊まる所まで運んでもらってしまった。こりゃチップもんだわ。チェックイン時に、宿の都合でクレジットカードが使えないと言われた。何?この時期使えないって言う理由。雨季だから?どーゆーこと?「クレジットカードで支払えると思ったから現金そんなに両替してないんだけど?そっちの都合でしょ?支払えるない。ってか、アウランガーバードに行くのが7/20だから3泊を2泊にしてくれんなら、現金でなんとか支払えるから」と、とりあえず1000ルピーのデポジット支払い。荷物を部屋まで運んでくれたボーイにチップを渡し、部屋へ。ってか、シャワーねーし(苦笑)。タオル、トイレットペーパーなし。これで何がデラックスルームだよ?エクスペディア。詐欺だわ。
少しゆっくりして出かける事に。早速ムンバイセントラル駅へ。インフォメーションっぽい簡易机にいたお兄さんに「チャーチゲート行きの切符はどこで買えますか?」と聞くと、2階との事。チケット窓口でチャーチゲートまでの往復を買おうとすると、「一等?二等?」と聞かれたらから、一等にしてみた。100ルピー。実際乗ってみてわかったが、一等も二等も変わらなかった。ってことは、次回は二等だな。二等だと往復10ルピー。1/10の値段。10倍支払って大差ないって、どう言う…。
ホームにチャーチゲートと書いた電車が入ってきた。乗って発車するも、扉開きっぱ!一等車だからと言って、冷房が入ってる訳ではなく、扇風機と窓口からの風。シートは今まで乗ったことないタイプ。同じ車両で一等と二等を区切る金網の仕切り。以上。特に一等に乗る意味なく。強いて言えば、10倍の値段の分、空いてるかも。余裕で座れた。
4駅でチャーチゲート駅着。目指すは世界遺産旧ヴィクトリア駅。オフラインマップをアップデートしたから、GPS機能OK。屋台街や公園を抜けた通りの建物は欧風。印っぽくない!英国統治下の名残り。写真撮ろうとしたら雨が降ってきたから、地下街へ。賑わってたけど、蒸し暑さハンパない。雰囲気が楽しいだけで、特に欲しいものはなく。先に駅構内を見学。と、急に明るくなった。停電してたんだ。切符売り場の天井は教会みたいだった。雨も止んだみたいだから、外観を見るのに外に出た。
この駅、奥行きあるんだね…。道を渡って、少し離れて見てみる。駅周辺の建物も欧風(英国風と言うけど、英にこんなデカイ建物たくさんあったっけ?ビッグベンくらいじゃん?)。駅がデカ過ぎて、写真に収まりきらない。彫刻のモチーフにクジャクがあったのには、さすが印。と思った。世界遺産のプレートももちろんあった。彫刻や駅の存在が素晴らしくて、こりゃ東京駅なんて屁ぢゃん?と思った。アントワープの駅も立派だったな…。印1日目はこんなもんか。スーパーで、食料とトイレットペーパーを買った。近くに大き目のクレジットカード使えるスーパーあって助かった。
ゆっくりでごめんなさい。ってか、今日天気良いっぽい。iPad充電できてないじゃん︎?とりあえずreception で借りて、30%まで充電させてもらった。昨日差し込んだ時パチッてなったからそのせいか?ってことは、充電器本体壊れてんの?reception に教えてもらった充電器屋に行ってみた。自分の充電器をここのコンセントに差し込んで確認してもらったら、ちゃんと充電できた。壊れてなくて良かった。余計な出費になるかと思った。アブね。心配事もクリアしたから、世界遺産エレファンタ島の石窟寺院群へ。今日もまたチャーチゲート駅へ。
iPadの充電30%だから、google map使うのを控え、ガイドブックの拡大地図を頼りにエレファンタ島フェリー乗り場に向かおうとする。昨日の世界遺産とは逆ね。って、どっちの道?デッカイ道がたくさん過ぎる…。たまたま信号待ちしてたお兄さんに、「インド門はどっち方向ですか?」と聞いたら、「僕もそっち方向に行くから、一緒に行こう」と言ってくれた。マジっすか?狙って声かけたんじゃないんですけど。またまた映画の一幕みたいに、よくできたキャスティング。有難い。「日本人?」「どうしてわかるの?」「働いてるホテルのハウスキーピングのマネージャーで、そのホテルを日本人がよく利用するから、日本人見慣れてるんだ。16年働いてるから」「出身は?」「バラナシ」ムンバイからバラナシまで帰郷するのに鉄道だと3日かかるって。速度の問題?途中途中の有名な建物を教えてくれた。「この立派な時計台はムンバイ大学で、隣が理科大学」「レベル高いんでしょうね…」「そうだね」
地図の目印の映画館まで来た。彼が勤めてるホテルはインド門の手前との事で、握手をして別れた。インド門はもうすぐそこ。ここまで一緒に歩いてくれる人なんて、彼以外他にいないだろう。なんという偶然!
調べといた情報ではインド門の手前でフェリーチケットを買えるとの事だったが、どこだろう…。怪しげなおっさんが「今はモンスーンで波が高いから、フェリーは出てない」と言いながら、色々ツアーの話してきた。おっさんから少し離れて、再度写メったフェリー情報確認。うーん。インド門の前で間違ってないよな…。そしたらさっきのおっさんが本当のフェリー乗り場を教えてくれた。セキュリティチェック抜けた左側。と。早く言ってくれ!このやり取りの時点で11:50。
フェリーは往復200ルピー。次のフェリーは12時発。タイミング良かった。上のデッキに行くには更に10ルピーとの事だったが、そんなに日に当たりたくないし。真ん中の濡れなそうな席にした。自分の他の外国人は欧米系カップルのみ。隣にガイドと名乗るおっさんが座ってきたが、ハッキリ言ってウザイ。エーゴは上手だったけど。地元の家族連れも何組か乗ってきた。小さい女の子、地毛でこんなにまつ毛くるんっていいな…。もうひと組の家族はひとりっ子の男の子。賢そうで可愛かった。フェリー出航。ひとりっ子の坊やのお父さん、最初は坊やの相手してたのに、急にハンカチ取り出して静かになりだした。船酔いか?可哀想に。2人姉妹の家族は盛んに写真撮ってた。まつ毛くるんのお姉ちゃんが自分の隣だったから、どさくさに紛れて写真に映ってみた(笑)。
自分にとってフェリーの揺れも気温も心地よくてうつらうつらモード。エンジン止まって目が覚めた。1時間の乗船でエレファンタ島着。ガイドのおっさんがまたなんか言ってたから、ハッキリと「どの国の何を見ようが、ガイドは一切雇わない主義だから、あのカップルに声掛けてください」と断った。上陸してしばらく歩いた所で、入島税10ルピー支払い、ずんずん歩いてく。ブルーシートを日除けにしてる土産物通りはまるで海の中みたいな青の世界だった。
世界遺産エレファンタ島の石窟寺院群は外国人プライス500ルピー。宿も現金払いだから、やっぱ追加で両替しないとな。ヒンドゥー教の石窟寺院との事で、1番印象に残ったのは三面の石像。きっと、エローラやアジャンタはもっとすごいんだろうな。
ネットでチェックした通り、フェリーに乗ってる時間の方が、上陸時間よりも長いとあった通り、30分くらいで見終わってしまった。他の石窟に向かう途中、サルがベンチに置いてあった女の子のハンドバッグを盗むのを目撃。で、どうすんの?彼女がサルにエーゴで「スマホも入ってるから、お願いだから返して!」と懇願。彼氏?が木の上のサルに向かって何かを投げつけて、見事命中。木の上からハンドバッグが落ちて来て一件落着。彼氏?に向かって思わず”Good job!”と言ってしまった外野の自分。サル、怒りなのかなんなのか、呼吸荒かった。
フェリー乗り場に向かいつつ、腹減ったから屋台の焼きとうもろこしを買った20ルピー。そうだ。食べることもあるし、やっぱ追加で両替だな。14:30のフェリーの同じ席に座って、とうもろこしを食べる。ってか、歯を奥まで差し込まないとキレイに食べられない程に粒がデカかった。シンプルでおいしかった。焼きとうもろこし。腹に溜まった。行きよりも帰りの方がフェリーはどんぶらこ状態。自分は「イェ〜イ」とか言って楽しかったけど、行きにひとりっ子のお父さんが座ってた席に帰りは女の子乗ってて、海に向かって吐いてね…。しかも海側の人たち濡れてたし。逆の海側はもっと濡れるらしく空席になってたし。船着場のかなりの高さの所まで海水が押し寄せてた。ま、クロックスもどきだから濡れても良いんだが。
今日の天気は良すぎた。海はギラついてたし。インド人の友人から、モンスーンの時期にエレファンタ島は無謀だと言われてたけど、ラッキーな事に目的達成。世界遺産よりもフェリーが楽しかった(笑)。インド門と、ムンバイで有名なタージマハルホテルの写真を撮って、両替して宿に戻った。
急いでメールチェック。今年の5月に仕事で知り合ったMr.Petheが17時頃にアンデリーの駅に来られるか?って、今18時前。ヤバイ!reception に行って、彼のケータイに電話してもらった。「メールの確認が今になってしまって、申し訳ないです。これから向かうのではダメですか?」と聞いたら、OK。との事で、「じゃ、駅に着いたら、誰かに頼んでまた電話します!」と言ったら「そんな事できるのか?」と驚かれ、「インドの人は優しいし、いつも私を助けてくれるから大丈夫です!」と言ってる側で、reception のおっさんはなぜか嬉しそうだった。TELしてくれたお礼を伝え、支度して出掛けた。
はい。帰宅ラッシュ。二等女性専用車両にも関わらず、とてつもない激混み度。で、扉閉まらないじゃん?キケン度この上なし。どうやら快速に乗ったらしく、停まる駅停まる駅で次々乗ってくる。ヤバイ。荷物だけが中に持ってかれるー!乗換え駅なのか、少し人が降りて、ホ。床を見るとあー、誰かのアクセの破片が落ちてるじゃん。って、自分の時計見ると、飾りの輪っかないじゃん!ってことはソレ、自分のじゃん︎!マジウケるんっスけど。拾ってはめようにもうまくはまらない。隣で立ってたお姉さんに「ちゃんと手すりにつかまってなさい!」と注意されたし。飾りをカバンにしまって、手すりにつかまった。「アンデリーは次よ!」と教えてくれたおばさん、「ありがとうございます」「早く降りなさい」って、え?ムリ!ホームに人いるし、ってかまだ電車動いてますよね??
完全に停まってから降りるのでは遅すぎるって事を、この時初めて知った。降りてるのに乗ってくる女子達に押し返されて降りられない。日本語で「ムリー!助けてェェェ︎」と叫ぶ自分。ホームにいる女子達が自分を引っ張ってくれて無事にアンデリー駅に下車できた。ヨレヨレの自分に「大丈夫?」と声を掛けてくれた女子。ムンバイ女子は優しい。
Mr.Petheが指定した側の出口に出た。彼にTELしてくれる人を探さないと。出口近くにいたおっさんはエーゴ解さず。うーん。少し歩いて、今度は若めのお兄さんに声をかけてみた。「自分のケータイ使えなくて、でもこの番号の人とこの駅で待ち合わせなんですが、電話してもらえませんか?」快く引き受けてくれた。「この場所がよくわからないんですが…」「大丈夫。僕が伝えるから」Mr.Petheに掛けてくれて、「ナナエは駅に着いた」と伝えてもらった。Mr.Petheが駅に着いたらまた折り返してくれるとの事で、一度切電。電話がかかってくるまで、電話してくれたお兄さんに、「自分は日本人で、電車の相手は5月に日本に来た時に知り合って、自分のインドのビザが来れる前に会いに来たんです」と話したら、「僕は実は日立グループで働いてて、来年の2-5月の間で日本の日立の工事を見学する事になってるんだ」との事で、握手した。「日立は大きい会社ですよね〜。上司は日本人なんですか?」と聞いたらそうではないとの事。
お喋りしてたら、Mr.Petheから折り返しが来た。お兄さんがMr.Petheがいる所まで連れて行ってくれる事になった。この駅は人の行き来が多い。「アンデリー駅はまるで東京駅とか新宿駅みたい」と言うと。お兄さん笑ってた。階段の下にはMr.Petheと奥さんが!助けてくれたお兄さんと再度握手して、お礼をして彼らの元へ。
駅近のお家との事で、奥さんとお喋りしながら歩いた。バンコクのスカイウォークみたいのがあった。ゲートをくぐると。そこは一つのコミュニティという。お宅に向かう前にお菓子屋さんへ。彼らが日本に来た時に分けてくれたお菓子。インドスナックはどれもおいしかったけど、その中で自分が1番感動したのを覚えててくれて、それともう1種類買ってくれた。このコミュニティには14のマンション、ジム、公立の学校が備わってるという。一家のマンションへ。隣のマンションには弟さん一家が住んでるとの事。
エレベーターで11階に降りる。お初でお目にかかる大学生の息子さんは背が高くてハンサムだった。娘さんとも再会!兄妹似てないんだな…。2人ともご両親にも似てない…。毎晩散歩を欠かさないというおじいさんとおばあさんもちょうど帰ってきた!キャー!再会できたぁ!おじいさんとおばあさんに会ったら、泣きそうだった。いつも穏やかなお二人だったな。癒しの声で歌ってくれた女の子も、自分の仕事手伝ってくれた女の子も来てくれた。2ヶ月ぶりでも再会できるって、嬉しいもんだね。おじいさんが、自分が最後にみんなに一羽ずつプレゼントした折り鶴を持ってきた。鶴とも再会(笑)。ここから折り紙教室が始まった。今回折り紙持ってくれば良かったな。失敗した。
歌が上手な子はすぐに鶴を折りあげた。娘さんが伝統的な踊りを披露した時のカレンダーの写真を見せてもらった。そして彼女は最近ギターを独学で始めたとの事で弾き語りしてくれた。彼女は自己主張が激しくない、控え目な女の子で、好感度高い。お兄さんは伝統楽器を弾いてくれた。チャイとお菓子をご馳走してもらって、自分の為にweekday なのにわざわざ集まってくれたみなさんからのプレゼント。ムンバイから少し離れた所に住んでる、日本語少し話せるご夫婦と画面越しに会話したり。小さい男の子、メガネかけてた。
Mr.Petheの弟さんが帰宅したとの事で、隣のマンションに移動。インドのお宅はごちゃごちゃ物がなくて、スッキリしててキレイ。娘さん達の伝統舞踊のDVDを見せてもらった。3人の女の子達、美しいし踊り上手だった。11歳の女の子の算数の宿題を見せてもらった。って、何?この長い式…。どうやんの?カッコの上の横線何っスか?彼女のお姉ちゃんが解き方教えてくれた。あぁ。インドが数学レベル高いって、やっぱ本当だ。0の発見もこの地だったもんね…。
「宿の連絡先は?もう遅いから泊まっていきなさい」「メガネ持ってきてなくて…。」と伝えると、Mr.Petheの弟さんの奥さんがコンタクト保存液とケースを貸してくれた。Mr.Petheのマンションに戻り、息子さんの部屋にベッドが2台あるとの事で、息子さんが奥さんの部屋で、奥さんは息子さんの部屋で自分と休む事になった。
朝、奥さんとおばあさんが作った朝食を頂き、駅まで送ってもらった。昨日往復で電車のチケット買ったが、Mr.Petheが帰りのチケット買ってくれた。またの再会を約束し、感謝して握手して別れた。
宿のチェックアウト時間を延長してもらい、お湯をもらって身体をサッパリさせた。ムンバイの見所はほとんど見てしまったから、どうしよう。1日時間潰せそうなショッピングモールがあったから、駅から少し歩くとみたいだけど、夜行バスの時間までけっこうあるから、いっか。
ショッピングモールは入り口にセキュリティチェックがあるからか、物乞いや貧しい人は全くおらず。安心して過ごせる所だけど、特に欲しいものはなく…。ここで良かったのは昼食くらいかな…。揚げサツマイモにエビココナッツ風味。印に来て、やっとまともなもの食べたかも。いい加減モール内をブラつくのも飽きて、座って人間watching 。このモールに来る印のみなさん、豊かそう。女性はサリー率低かった。もういい加減いいか…。薄暗くなった頃にモールを出た。駅までの道は帰宅ラッシュの渋滞。交通ルールなんてないんだろ?と思う。くらいにグチャグチャ。車の脇にバイク。歩行者はどこ歩けば…。ゴッチャ混ぜ渋滞をなんとか切り抜けて駅到着。3つ目の駅で降りて、スーパーでヒマラヤコスメを買いまくった。リップクリームないってのがね…。次のアウランガーバードより、ムンバイの方が大きい都市だろうから、こっちで買っとかないと。洗顔フォーム、美白クリーム、アイクリーム。安いよな…。
買ったものをパッキングして、バスターミナルへ。寝台タイプじゃなくてがっかり。普通のシートだった。荷物をくくりつけさせてらって、席についた。クラクション大国印。夜行バスは寝られたモンじゃなかった。寝台車予約し忘れた自分を悔いたね…。そして揺れる揺れる。道がデコボコだからさ…。
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