見出し画像

ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ48日目:見応えたっぷりの地、世界遺産ヴェローナ

2018年2/18フィレンツェ→ヴェローナ

目覚まし時計鳴らず…。誤って止めたのかな?6:40am起床。日焼け止めだけ塗って、パッキングして7:10に朝食会場へ。いつも通りサラダ、米、目玉焼き、オレンジ&リンゴ、カプチーノとエスプレッソをダブルで、〆はオレンジジュース。厨房を覗き、朝食を毎日支度してくれる女性にサンキュースイーツとみそ汁を渡そうと声をかけた。「今日去ります。毎日朝食ありがとうございました。グラッチェ!」サラダの追加分を調理してた彼女は手を洗って、握手してくれた。旅の後半でやっとまともなバランス良い朝食を頂けた事は、感謝してもしきれない。ベネチアのカーニバルを一緒に楽しんだ彼女曰く「伊で朝からサラダはないよ〜」だったけど。

8時にチェックアウトして駅へ。8:21発の電車はなかなか発車しないし、車内の電気は点いたり消えたり…。一応コレ、特急ですよね?17分遅れで出発(多分新幹線の到着が遅れてたからっぽい)。通路挟んだ隣の席の男がウロついたり、こっちをチラチラ見てきたりとキモイしヤバイから、棚の上に乗せたバックパックを荷物置き場に移動させて、チャリンコチェーンで二重にくくりつけた。ホント、油断も隙もない。

ボローニャ到着。今日は乗り換えに走らなくても済む位置に停車。今日もなんか雨っぽい…。荷物持って移動の時はなるべく雨降らないで欲しいよね…。

着いたヴェローナ。小雨。傘の出番は必要なさそう。今日の宿は駅から少し遠いんだよね…。と思いきや、そこまで思ってたほど遠くなかった。インターホンを押す。しーん…。またか!タイミング良く親子3人組が来たから建物の中に入って。案内板通り進んで、今日からお世話になる宿のドア前まで来た。

呼鈴押すも応答なし。ヤバイ…。ここで待ちぼうけか?すると、中から掃除機をかけてる音がしだした。良かった!誰かいる︎ノックするも聴こえてないらしく、出てもらえない。ってか、ドア叩き過ぎて手が痛い(苦笑)。仕方ない。申し訳ないが、つま先で軽くドアを蹴る。そしてやっと出てくれた。ボンジョルノ!ハウスキーパーの女性だった。オーナーに電話してくれて、チェックインは14:30と約束した。荷物を置かせてもらい、町へ。しかし地図がない…。たぶんこっちの方だろうと進んだ先にホテルがあった。reception のお兄さんに「今ヴェローナに着いたばかりで…」と話し始めると、カウンターに地図が!「この地図頂けますか?」と聞くと、親切に今どの辺りにいるのかと町の見所を教えてくれて、この先ホテルを出てどう進むかを教えてくれた。グラッチェ!

進んで行くと、何かのイベント?と思うほど人がたくさんいた。小雨の中、マラソン大会?お疲れ様です。まずはインフォメーションへ。ヴェローナカードを買って今日周れる所を周って明日のAMに教会訪れたら1日浮く計算。その日をミラノからの日帰りにしてたマントヴァを、ヴェローナからの日帰りにした方が電車に乗ってる時間が短い事が判明。天気イマイチだが、予定外でヴェローナカードで世界遺産ヴェローナを観光しまくる事に決定。14:30のチェックインまで周れるだけ頑張ろう。

まずは近くのアレーナから。今日は小雨だけでなく、北風ピーピー。よくこんな日にマラソン大会やってるよな…。アレーナ。南仏の方が感動したのはどうしてだろう?もういい加減見慣れてしまったのか?でも、ここの座席の石材は色とりどりでキレイだった。

次、ロミジュリの家へ。すんげェ人だかり。例のベランダ。ひとりだよ…。自分の後ろに並んでた英語圏の女性2人組に写真をお願いした。ベランダから下界の者どもを眺める。みなさんロマンチックですね…。外に出ると、詳しくは知らないが何か良いことがあるらい、ジュリエット銅像の右胸触りたい人たちのすんごい待ち人数。愛の落書きの数々に、恋愛成就のお願い事書いた手紙…。みなさん、良いですね…。そういう想いを寄せる人がいて(苦笑)。

はい。次。ランベルティの塔。雨だけど開いてた。ラクなエレベーターは追加料金発生するから、階段368段上りきった。高い所行くと更に寒かったね…。でも町を見渡せて良かった。

そろそろ宿に戻らないと。って、この時点で既に約束の時間。ヤバイ。汗だくになって戻った。20分遅刻。オーナーに電話したんだけど、繋がらなかったと言われ、「スミマセン…。国際電話機能ないんで、日本に置いてきました…」鍵をもらって、支払って、少し談笑。彼もまた日本に行きたい人だった。でも都会っぽい所は好きでないとの事で、草津温泉押しといた。富士山も良いけど、実際登れるのはひと月くらいだし。東京郊外なら自然溢れてるよ。川越とか長野の良さも伝えれば良かったな…。

トイレを済ませて、世界遺産ヴェローナ観光第2部へ。ジュリエットの墓とされてる所へ。博物館も併設との事で、ローマ帝国時代っぽい壁画があったけど、実際は1500年代に描かれた作品だった。ローマ帝国時代の古さとか絵の感じを似せたのかな…。と思った。

なんとかあと2ヶ所、日が暮れるまでに周って終わらせたい!次はカステルヴェッキオへ。中世の城の中にある美術館。こういうゴッツイ建物があったり、ローマ時代のアレーナが残ってたり、ロミジュリの舞台だったりでヴェローナは面白い町。美術館はほぼ宗教画だった。

最後のヴェローナ観光はローマ古代劇場。カステルヴェッキオからここまで川沿いに歩いた。雨はもう止んでた。川沿いを歩いてるとなんとなくアビニョンを思い出したり。ローマ古代劇場は、日が暮れる前に写真撮れるだけ撮っておこう。としっつこく写真撮りまくった。古代劇場の上に教会と修道院がくっついてて、可愛い場所だった。エレベーターで上に行けると言われたが、じっくり歩いて上った。川の向こう側の教会の塔の後ろが真っ赤だった。火事?と思ったほど。でも夕焼けだった。やっと入場。ローマ遺跡から発掘したものの展示。ひとつ、すごい良い表情の彫刻があった。阿部サダヲ的な表情(笑)。

すっかり夜。昼間あんなに人がいたのに、もう人通りも少ない。少しでも明るい道を選んで歩くと、音楽が聴こえてきた。音のする方に行くと、広場でライブしてた。周辺では屋台も出てた。昼食抜きで観光してたから、既に空腹の限界。屋台で生サラミサンドを買った。あぁ!ウマイ。スーパーに寄って宿に戻ろうとしたが、20時閉店。あぁ…。この空腹をどう満たせば…。

レストランは席料とサービス料取ると言ってたし。宿へ戻る道を歩きながらふと見ると、日本食レストラン。持ち帰りできるとの事でメニュー見たら、うな丼に釘付けになってしまった。喉が怪しいから、栄養取らないと!決まり。

宿に戻って、みそ汁とうな丼。うなぎ…。おいしかった。久々に満たされたね…。中国系の和食レストランだったから、うなぎは中国産なのかな?でも、伊の魚市場でうなぎ売ってたの見たよな…。ま、どっちでも良いか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?