ひとり旅日記北欧周辺へ56日目:日帰り世界遺産はしご→リスボン町歩き。
2017年2/23バターリャとアルコバサ。
ここの宿、自分ひとりが朝早く出かけるのに、8amの朝食の時間を自分の為に6amにしてくれてるとか、本当に有難い。昨日思ったけど、パンがおいしい。朝食食べ終えて6:15にメトロの階段降りようとしたら柵が。エレベーターで駅構内に行ったけど、誰もいない。防犯カメラのモニターがホームを映し出してるのを見ても誰も映ってない…。もしかして!エレベーターで地上に上がってメトロの階段見たら、始発6:30am。遅ッッッ!乗換え等の時間含めたらバスターミナルまで30分はかかるだろうから、間に合わなくね?走って宿に戻って(メトロ駅から徒歩でも10秒)、朝食用意してくれたお兄さんにタクシー呼んでもらった。タクシーでバスターミナルまで5.75ユーロ。メトロなら1.45ユーロ…。予定外の出費…。西で同じ時間帯に宿を出ても、メトロちゃんと動いてたけど…。こんなに公共交通機関の始発が遅い国はマジ初めて。ってか、むしろアリエナイ。ってことは、リスボン在住通勤者達は朝そこまで早く家を出なくても出社に差し支えないってことなのか?ナゾ…。
7時発のバスに間に合い、自分はバターリャで降りるが、途中で停まったバスターミナルで自分以外全員降りてしまった。この旅何回目のバス貸切?予定到着時間8:30amをとうに過ぎ、そろそろ9時になろうとしてる。かなりの不安感。運ちゃんに、「このバス、バターリャに行きますよね?」と尋ねたら、「次だ」とのこと。いくら世界遺産の修道院しかないとは言え、次のアルコバサに移動のバスの時間もあるからさ…。と、9:15着。渋滞してたワケでもないのに45分の遅れって…。標識もバターリャって出て来なくなったから焦ったし。
インフォメーションはガイドブック情報の9時オープンから10時になってた。先に修道院見ようっと。修道院、ホントゴージャス。6ユーロの入場料+パンフ1ユーロ支払った。中で特に感動したのはなかったが、最後の未完の教会にはヤられた。未完成のものに何か儚さを感じるからなのかよく分からないけど、とっても惹かれた。屋根が付くことのなかった八角形の所、空が八角形に見えた。屋根がないのに棺が安置されてた。吹き荒れる天気でも、棺は木製ではないから腐ることもなくそこにあり続けられるんだろうね…。この空間を独り占め。貸切有難い。静かに心ゆくままにじっくり見学した。
インフォメーションがオープンしたから、まずはアルコバサ行きのバスの時刻を教えてもらった。到着時にメモったのと同じだった。ほ。他の見所も教えてもらった。あまりないけど、せっかくだから橋を見に行くことにした。途中、サボテンが生えてる民家があって、葡にサボテンか~と立ち止まったら、ねこさんがいた。ねこさんの写真を撮ってから橋へ。橋はただ可愛らしいだけで、他に特別な何かがあるワケでもないから、また中心部に戻った。
インフォメーションの隣の土産物屋で、甘いワインの試飲をさせてもらった。美味しかったから、帰りの荷物を考慮して小さいボトルにした。予定外の荷物。バターリャ産のワインと言ってたから、ま、いっか。
アルコバサ行きのバスに乗る為に、ゆっくりバス停に戻った。バス停の隣にスーパーがあったから、チョコバーを一つ買ってバスを待った。11:32am前に来たバスはアルコバサには行かないとのこと。ってか、この運ちゃん、さっき自分貸切だった時と同じおじさんじゃん?あれから2.5時間経ったけど、リスボンに戻るのかな…。バス停にやって来たおばさん2人に「アルコバサ行きはここで待ってて大丈夫ですか?」と尋ねたら、「そうよ!」とのことで待ち続けることにした。
またバスが来た。これか?と思いきや、「違うわよ」とおばさん。3度目の正直で11:45amに来たのがアルコバサ行き3.25ユーロ。おばさん達に手を振って乗車。アルコバサへは30分で到着。バスターミナル出て、どっちが世界遺産アルコバサの修道院?と、出入口にたまってた若者に聞いてみた。「あっち」と指差す方向にはガイドブックに載ってる建物は見えず。少し歩いて、立ち話してた男性に聞いたら、別方向だった!バターリャの修道院はバスターミナルから建物見えてたからそれを目指して歩けたけど、こっちのはそうは行かなかった。男性に教えてもらった通りに行くとあった。バターリャより賑わってる。
インフォメーションで情報収集しなきゃ。と思いきや、今度はインフォメーションが見つからない。向こうから歩いて来たおじさんに話しかけたら、連れてってくれると。おじさんは来た道戻ってしまうのに。優しい。オブリガード!かなり目立たないインフォメーションだった。普通観光名所の目の前とかが多いのに、道一本入った所とは。
地図をもらい、修道院の入口を教えてもらっていざ世界遺産アルコバサ修道院へ。へー。バターリャもアルコバサも日本人ツアー来る所なんだ…。中で入場券購入。係の女性が、もしトマールとかに行くならセットチケットがお得よ!と教えてくれたが、既にバターリャに行ってしまったと伝えたら、じゃあ買わない方が良いわ。と。んだよバターリャ💢教えろよ💢💢しかもここは1ユーロパンフ日本語あったし。後で見たらバターリャのも日本語で発行してるとあったし。ザケンナ💢バターリャ💢💢セットチケット3ヶ所世界遺産修道院巡り15ユーロ。こういう情報の差、観光地であったらマズくね?明日トマール行くけど、もしセットチケットだったら、15ユーロ+パンフ3ヶ所×1ユーロ=18ユーロ、バラだと3ヶ所×6ユーロ+パンフ3ヶ所×1ユーロ=21ユーロ。観光ヤル気あんの?仏はちゃんとローマ遺跡巡り教えてくれたけど?ホント世界的に存在感薄れた国だよね。観光で頑張らずにどこで頑張るんだ?頑張れよ、ポルトガル。
アルコバサの修道院の造りはシンプルで、内装も上品な感じだった。見所は台所の煙突。ものすごく大きくて、表面のタイルは真珠みたいな輝きだった。14時発リスボン行きのバスチケを予め取ってたが、ここも見所は修道院のみだから充分な時間だった。バスに乗る前にレストランでスープのみの食事。しょっぱかったし、熱過ぎた。昨日のエヴォラのバスターミナルの野菜ゴロゴロ系のスープはおいしかったな…。
バスに乗込み、リスボンへ。今日こそはアルファマ地区を制覇したい。昨日インフォメーションで教えてもらった通りに、左へ左へと進むと坂がどんどん急になっていった。展望できる要塞?があったが、眺めの為に8.5ユーロはパス。ってなことで、他の展望ポイントに行くことにした。が、しかし。途中でエネルギー切れ。ちょうど目に留まった3ユーロのピタサンド。軽食と思って注文して出てきたのが、やたらボリューミーなピタサンド。え?3ユーロでこの量はなくね?夜フードコートのフォーを食べるのは明日への持ち越しとなった。肉にかかってたヨーグルト風味のソースがヤケにおいしかった。この店の先に展望ポイントがあるとのことで坂を更に上った。展望ポイントからは遥か遠くに4/25橋が見えた。
また別の展望ポイントに行くのにトラムの線路に沿って歩いたら、あった!良かった。ここからだと海だと思ってたけど、実は川だった水風景がよく見えた。もうアルファマは満足したから坂を下った。
今日はケーブルカーも乗ってしまいたい。と、インフォメーションに乗り場を尋ねると、すぐ近くとのこと。往復3.7ユーロ支払い乗込んだ。ものすごく急な坂!と思ったけど、そういやダニーデンの坂の方が世界一急な坂だった。と思い直した。3分位で展望ポイント着。そこからのリスボンの夜景はさぞかし美しいだろう…。と思ったら大したことなく。サッサと下りケーブルカーに乗込んで1番前の席に座った。運転手さん、3分の距離の行き来の運転飽きませんか?自分はムリだな。この仕事。と思いながらトラムは下ってった。
口コミで評判のスーパーに行きたく、再度インフォメーションに聞きに行ったら道渡ってすぐ。とのこと。で、言われたとーりに道渡ったけど、ネット情報の写メった店は見当たらないんスけど。案内そんなにテキトーでインフォメーションの看板背負っちゃうワケ?インフォメーションの世界大会があったとしたら、葡は最下位に近い順位じゃね?あ、糞ニームも負けてないか。日本はトップ狙えそうだよね。必要以上の親身さで。
で、レストランの客引きのおじさんに写メ見せながらスーパーどこにあるか聞いたら、かなり離れた場所だったし。インフォメーションの兄ちゃんよりわかりやすく、親切に教えてくれたおじさんにオブリガード!
おじさんに教えてもらった場所が近づくと、そのスーパーの手前の広場でマーケットが開かれてた。冷やかし程度に見て、スーパーのに向かおうとしたら、昨日来月の仕入れになると言われたメーカーのパテが!お姉さんに、にんにくのはありますか?と聞いたら、今日は売切れだけど、明日はたくさん仕入れて持って来る予定とのこと。マジで?「じゃあ、4個取り置きお願いします」と伝えたらOK!だった。
口コミで評判のスーパーには、特に欲しいものはなかったから、さっさと出て、さっきの口約束だったから、メモ帳に自分の名前と、個数を5個に変更して明日取りに来られるであろう時間を書いてお姉さんに渡した。そしたらお姉さんが名刺をくれた。にんにくの鱈のパテはやはり人気らしい。自分、メッチャラッキー。こんなことあるんだね…。昨日諦めたものが明日手に入るなんて。本当に有難い偶然過ぎるできごと。
おやつだったはずのピタサンドで腹いっぱいだから、宿に戻ろう。戻る前におとといスーパーで作ったお土産リストのものを買うことにした。どうか全てうまく荷物に入りますように…。