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会計事務所グループを新卒社員が徹底取材!「社員インタビュー#12」

シリーズ最終回となる第12回目はDX支援部  金部長。
学生時代に得た税務の知識を活かし入社後は税務部に所属。現在はDX支援部で今後の会計事務所を見据えた業務を行い、自らに向いた部署だと語る金さんに、DXに関連する興味深い話などを伺いました。

今回お話を伺った方

金 唯一さん
セブンセンス株式会社 DX支援部部長

新人:入社したきっかけは何ですか?

(金さん)前職の人つてで入ったので、ラッキーで入社しました。

新人:金部長が所属されている部署の特徴を教えてください

(金さん)DX支援部は、BPO課とシステム課の2つの部署に分かれています。いずれの部署も税務や労務と言った部署と異なり、お客様と接して業務を行なう部署ではなく、また国家資格が必須で求められるといったことはないです。BPO課では、グループ内外から受託した給与計算や会計入力を行っています。システム課は、簡単にいうとインフラに近い存在で、みなさんが普段ログインしているサーバー環境やネットワーク環境を管理・整備・改善しています。

ーーー部署にはどんな社員の方がいますか?部署の雰囲気なども聞かせてください!

(金さん)他の部署と比べて変わった社員がたくさんいます(笑)。ただ、よくシステム系の人っていうと、人と接しないみたいな感じで見受けられることが多いですが、むしろ相手の言っていることをちゃんと理解しないとシステムに落とし込めないので、相手の考えを理解することがとても大切です。そういった方々がそろっていますし、求められています。また、税務や労務といったことを直接扱うわけではないですから、それらの考え方に捕らわれない考え方をしている人が多いのでしょうね。

ーーーこれまで行なってきた業務で好きなものはありましたか?

(金さん)もともと私は、学生時代に税務に関する勉強をして、就職して税務の業務を経験しましたが、私自身は自分自身が税務の業務に合っていないと感じました。理由は、税務では月次や決算など先月あるいは昨年に行なったことをまた当月、あるいは今年も同じことをやるというのが大切なことなのですが、私は同じことを繰り返して行うことが苦痛で、私には税務の仕事が向いていないと思いました。
一方、今のDX支援部の業務は大好きです。人が行っている作業をシステムの力を使ったりして、一部の業務を自動化してその業務の効率化を図ったり、それが上手くいっているかどうかのチェックをしたり…そういったことに私はやりがいに感じているので天職だと思っています。

ちなみに、DXって何の略だかわかりますか?

―――デジタルトランスフォーメーションですか?

(金さん)正解です!ちなみにどういう意味かわかりますか?

ーーーアナログであるものをデジタルに移行していくってことですか?

(金さん)それが誤解なんですね。DXは簡単に言うと、デジタルの取り組みを通じて文化を変える、ということです。例えば、パソコンでメモを取る人と紙でメモを取る人がいるとします。パソコンでメモを取ること自体がDXではありません。パソコンでメモを取ることによって、何かが変わるというところまで踏み込んだらDXと言えるのではないでしょうか?
例えば、今このインタビューでも3人の中にはペンでメモを取っている人もいますが、PCを使って3人同時に同じ領域に議事録を書いていくことで、その後の清書する行為や時間が省略できた結果、より付加価値業務に注力できるようになって浸透していけばDXが進んだと言えます。

*DXは(デジタル・トランスフォーメーション)の略。
進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念のことです。

新人:社員とのコミュニケーションを取る際、気をつけていることはありますか?

(金さん)セブンセンスは年齢層の幅が広いと思うので、いろいろな考え方をする人がいると思っています。赤坂オフィスには、人種・国籍などさまざまなバックグランドをお持ちの方々がいたりもします。なので、意見を否定しないように、ということを心がけています。
また、セブンセンスの会社の規模が大きくなってからは、いろいろなハラスメントの対策が取られてきており、注意しなければいけない点も増えてきたため、私は責任者の立場として気をつけるようにしています。また、人は少しずつ年を重ねていきますが、皆さんみたいな新卒の方に対して説教臭くならないように楽しくお話したいかな(笑)。

新人:最後に…AIに取って代わるかもしれない業界って言われがちな会計業界ですが、この先セブンセンス(会計事務所)を志望する就活生に対して知っておいてほしいことはありますか?

(金さん)会計業界はAIによって消える職業と言われていますが、具体的に何が消えるのかっていうと、たぶんみなさんが思ってることと違うと思います。
というのは、税理士や会計事務所業界の業務全てがAIに取って代わるということはあまり適切な言葉ではありません。そういったことは少なくとも、僕が生きている間には起きないんじゃないかなって思っています。
じゃあ、何が消えるのかっていうと、それは単純作業ですね。

ーーーといいますと・・・?

それこそ私が担当しているDX支援部のBPO課もそうですが、ひたすら人の手で紙の帳票をデジタル化する…例えばタクシーの領収書を見て「旅費交通費」みたいな仕訳するなどの業務は正解が決まっていて、それらはいかにOCRでちゃんと解析をして正確に取込みできるかということが大切で、人の手でやる必要はないのです。これらの単純業務はそう遠くない未来に、いずれ人の手で行なう必要がなくなると思います。
しかし、お客様である経営者に本当に求められている大切な役割は何かというと、集めたデータを分析して経営者にアドバイスをするっていうところなんですね。

ーーーなるほど…!

(金さん)経営者と言っても、特に中小企業の経営者は、その業界の商才に長けたスーパースターではありますが、経営がめちゃめちゃ上手いかっていったら、必ずしもそうではない場合もあります。
経営者は様々なアイディアやその人独自の理念を持っていますが、その考え通りに行って、必ず経営が上手くいくとは限りません。その経営手法の検証のために、そのやり方が正しいかどうかというエビデンスが求められます。そこで、私たちが会計データをもとに、本当にそのやり方があっているかを検証したり、より良い方法を提案したり一緒に考えたりします。こういった業務は、やっぱり人が介在しないとできない話なんです。

なので、なくなる業務と無くならない業務がありますので、明確に分けて考えておくことが大切かと思います。私たちの理念の中に、「経営者の最高の相談相手になる」という言葉があります。そうなれるように頑張りましょうね。

ーーー私たちも含め、今後セブンセンスを志望する皆さんにとって、重要な考え方ですね!ありがとうございました!


#インタビューを終えて

今までとは違った視点から会計事務所についてお話をいただきました。「DXが進むからこそ、お客様へよりよいサービスを提供できる」ということから、DXがいかに大切かを知ることが出来ました。私たち自身も付加価値のある仕事をしていけるように頑張ります!

全12回にわたり連載した新卒社員による社員インタビュー企画は、今回を持って最終回となりますが、引き続き様々な企画を準備中です!
続報をお楽しみに(^^♪


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